生命保険を見直して、保険料を節約。生命保険の種類、選び方、比較の際のチェックポイントとは?

生命保険の選び方、見直し

節約生活のススメ

第13回 生命保険の節約

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保険は「住宅の次に高い買い物」と言われます。月々1.5~2万円の生命保険を、20代から70代までの約50年間払い続けた場合、支払う保険料の総額は、じつに900万~1,200万円にものぼります。
しかし、それだけの大きな買い物にも関わらず、「保障内容が重複している」「過度の特約が付いている」といった保険のかけ方の間違いから、余分な保険料を払っているケースが少なくありません。

月々の保険料は、家計にとっては意外に大きな負担となるもの。保険会社に勧められるまま、保障の内容をよく確認せずに契約したという方は、生命保険を上手に見直すことで、思いがけない節約効果をあげられるかもしれませんよ。

生命保険への新規加入を検討している方はもちろん、現在契約をしている方も、この機会に生命保険の知識を深めて、自分に合った生命保険を見つけてみましょう。

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生命保険とは

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そもそも、なぜ「生命保険」は必要なのでしょう。

それは、病気やケガ、災害時や死亡時など、万一の場合に自分や家族が困ることがないよう、おもに経済面での備えをしておくためです。死亡時の遺族への保険金だけでなく、病気やケガに対する医療資金や老後の生活保障など、幅広く私たちを守ってくれます。

生命保険は、必ずしも加入を義務付けられたものではありませんが、扶養家族(配偶者や子供)など、守るべき家族がいる場合は、加入を検討することをおすすめします。

生命保険の種類

生命保険は、保障の内容ごとに、「死亡保障」「医療保障」「貯蓄型」の3つのタイプに分けられます。

  • 死亡保障:被保険者が死亡した場合の遺族への保障を充実させたタイプ
  • 医療保障:被保険者が交通事故や病気などで手術・入院・通院をした場合の治療費を保障するタイプ
  • 貯蓄型:被保険者が満期時に存命であれば、未使用保険料の全額あるいは規定額が返還されるタイプ

まずは、目的に合わせて、大まかにどのタイプの保険に加入すべきかを決め、不足があれば「特約」で補うようにすると良いでしょう。

生命保険の種類と特徴

保障型
死亡保障
定期保険 一定の期間中に被保険者が死亡(または高度障害)の場合、死亡保険金が支払われる。生存時は掛け捨てとなるため、そのぶん保険料は割安で、保障内容は充実
終身保険 定められた保険期間はなく、被保険者の死亡保障が一生涯続く。解約しない限り、必ず保険金が支払われるため、定期保険より保険料は割高
養老保険 被保険者が保険期間内に死亡(または高度障害)の場合、死亡保険が支払われる。満期日に生存の場合は、死亡保険金と同額の満額保険金を支給。貯蓄性が高いぶん、定期・終身保険より保険料は割高。
医療保障
医療保障 病気や怪我による入院・通院・手術の際に、入院給付金等が支払われる。
傷害保険 不慮の事故などによる入院・通院・手術・後遺症の際、障害保険金・入院給付金等が支払われる。
ガン保険 ガンによる入院・通院・手術の際、治療費給付金や入院給付金が支払われる。
貯蓄型
個人年金保険 運用、年金、保障の機能がセットになったもの。老後の生活に備え、契約時に定めた年齢から毎年所定の年金が支払われる「定額個人年金保険」と、保険会社の運用実績によって年金額等が変動する「変額個人年金保険」がある。
こども保険 子供の教育資金を積み立てつつ、万一、親が死亡した場合の保障を兼ね備える。子供の入学時などには、「祝い金」や「満期保険金」も支払われる。

特約とは?

「特約」とは、生命保険のベースとなる「主契約」に追加して保障内容を充実させる、いわばオプションの契約です。死亡保障部分を厚くするものや、医療保障部分を厚くするもの、また、生活習慣病など特定の疾病への保障を厚くするものなどに分かれており、主契約よりもさらに多くのバリエーションがあります。
特約は、内容を吟味したうえで、主契約のみでは足りないと思われる保障部分に追加していくと良いでしょう。
尚、主契約に複数の特約を付けることは可能ですが、通常、特約のみを単独で契約することはできません。

どちらがお得?「掛け捨て型」と「貯蓄型」

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保障タイプの違いに加えて、生命保険には、支払いタイプ別に「掛け捨て型」と「貯蓄型」があります。

「掛け捨て型」は、文字通りの掛け捨てタイプで、保障期間中に保険料の支払いに該当するケースが起こらなければ、保険料は戻りません。しかし、そのぶん保険料が安く、少ない金額で大きな保障を受けることができます

「貯蓄型」は、満期時に満期保険金が支払われ、保険と貯蓄の2つの機能を果たしますが、保険料が「掛け捨て型」よりも高くなります。また、貯蓄型の多くは固定金利商品で、契約した時の金利が適用されますので、現在のように金利の低い時期の契約は不利になってしまいます。

「掛け捨て型」と「貯蓄型」、どちらを選べばよいかがよく話題になりますが、一般的には、「保険」と「貯蓄」は別ものと考え、生命保険は負担の軽い「掛け捨て型」を選ぶと良いと言われています。
しかし、両タイプともそれぞれにメリット・デメリットがありますので、ご自身の貯蓄や、他に加入している保険の状況なども含めて、目的に合った商品を選ぶと良いでしょう。

生命保険の加入・見直しのタイミング

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生命保険への加入・見直しを考える時は、まず、「誰のために」「いつまで」「どのていどの金額が必要か」ということをはっきりさせておくと、保険商品選びがスムーズになります。

  • 誰のために:保険金を受け取る相手(自分、配偶者、子供など)
  • いつまで:保障が必要な期間(10年間、子供が成人するまで、一生涯など)
  • どのくらい:保障の金額(通院・入院時の一日あたりの支給額、手術時の一時金、死亡時の支給額など)

そのうえで、「どの保障に重点を置くのか」を決めると良いでしょう。
重点を置く保障は、その時々のライフタイルによって変わってきます。たとえば、独身時代と結婚後、夫婦2人の場合と子供が生まれてからでは、必要な保障は違ってくるでしょう。それまで重視していなかった保障が、現在は必要になっている場合もあれば、契約した当初は必要だった保障が、時間の経過とともに不要になっている場合もあるかもしれません。

「就職」「結婚」「出産」など人生の転機を迎えた時は、それまで加入していた保険の内容もあわせて見直してみることをおすすめします。

生命保険を選ぶ時にはここをチェック!

資料を請求して内容の比較・検討をしよう

資料を請求して内容の比較・検討をしよう 画像

生命保険は、複数の保険会社を比較・検討して選ぶことが基本となります。また、大手生命保険会社の商品だけではなく、人件費を抑えることで圧倒的な低価格を実現しているネット生保の商品にも注目です。

2008年に免許を取得し、新しく営業を開始したライフネット生命と、アクサ生命とソフトバンクが運営するアクサダイレクト生命の商品は有力な選択肢の一つになるでしょう。

保険比較サイトを活用すれば、各保険会社の保険商品を簡単に比較することができ、さらには一括で資料請求も可能です。

パンフレットが到着したあとは、各保険商品の「保険料の総額」や「月々の保険料額」はいくらか、それに対して「どのくらいの期間」「どのくらいの保障額と保障内容」が受けられるか、などをしっかり比較しましょう。

保険市場:日本最大級の保険比較サイト。参加保険会社30社・合計138商品の中から、生命保険や医療保険の資料を一括で請求できる。

生命保険 比較のポイント

保障の内容
  • 保険商品を「主契約」と「特約」に分ける
    資料についてくる「ご契約のしおり」などを参考に、各保険商品を「主契約」と「特約」に分けてみると、保障内容を比較しやすい
  • 保険金の支払額の確認
    自分の求める保障がもっとも手厚くなっているか
    ※「死亡保障」を重視したい場合は死亡時支払金、「医療保障」を重視したい場合は入院給付金や手術給付金など
  • 「事故」「疾病」「女性特有疾患」などの定義
    疾病・ケガなどの種類によって、保険金の額が違う(もしくは保険金が支払われない)場合があるため、各保険会社の「疾病」「事故」などの定義は忘れずに確認
保障期間
  • 「定期型」「終身型」「60歳まで」など
    「終身型」などは60歳以降の死亡保障額や医療保障額は下がる場合もあり/中途解約の可能性がある場合は、短期間の定期型や、解約時に割戻金のあるタイプが有利
  • 自動更新の有無を確認
    「定期型」は、満期時に自動更新され、保険料があがる場合もあり
保険料
  • 月々の支払額
    保険料が変化しないタイプか、更新されるタイプか/所得と比較して、家計を圧迫する可能性がないか
  • 総支払額を計算してみる
    「定期型」「終身型」ともに、保険会社に支払う保険料の総額は必ずチェックする
  • 支払期間
    「終身型」は、一生涯保障が続くが、保険料の支払いも死亡時まで発生する場合がある
    ※「終身型」のうち、60歳払済などを選ぶと老後の保険料支払いはなくなる

ファイナンシャルプランナーに相談してみよう

比較のために、複数の保険会社からパンフレットを取り寄せても、保険料の総支払額の計算などは面倒くさく感じるかもしれません。また、商品ごとに保障期間や保障内容が違うため、かえって混乱してしまう場合もあるでしょう。

そんなときには、資産運用・生活設計の専門家である「ファイナンシャルプランナー(FP)」に相談するのがお勧めです。日本ではなじみの薄いFPですが、保険先進国アメリカではごく一般的な存在で、多くの家庭に専属のFPがつき、家計に関するアドバイスを行なっています。

日本でも、FP普及を目的として、いくつかの企業が無料の保険見直しサービスを実施していますので、保険の検討に際して疑問や不安がある時は、気軽に問い合わせてみると良いでしょう。

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対象 生命保険
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まずは保険の知識を深めよう

まずは保険の知識を深めよう 画像

「生命保険」はあなたの人生、そして大切な家族を守ってくれるものです。
一度、生命保険のしくみを理解しておけば、あとはその時々のライフスタイルに合わせて内容を見直していくことで、無駄な保険料を払うことなく、自分に合った保険を選ぶことができるようになるでしょう。

これから新規加入を検討している方はもちろん、これまでなんとなく保険契約をしてい方も、まずは情報収集をして保険の知識を深め、自分にピッタリの生命保険を見つけましょう。

関連特集:保険見直し講座…「残された遺族に必要な資金はいくら?」「死亡時に支給される遺族年金とは?」 生命保険見直しの際に知っておきたいポイントを解説。

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