

すべてのビジネスパーソンに贈る転職勝ち組入門
第3回これで完璧!面接必勝対策
- 1. 転職勝ち組を目指す人の基礎知識
- 2. 勝ち組の履歴書・職務経歴書
- 3. これで完璧!面接必勝対策
- 4. いまどき女性の転職事情
1面接は事前準備が勝敗を分ける
転職は書類選考を通過して終わりではありません。次は最大の難関である面接が待っています。どんなに素晴らしい出来の履歴書や職務経歴書を作っても、企業はそれだけでその人を採用することはありません。企業が最も重視しているのは面接であり、そこでその人が活躍できる人材かどうかを見極め、採用するかどうかを決定しているのです。
面接の成否を分けるのはしっかりと事前準備をして面接にのぞめたかどうかです。基本的にチャンスは一度だけです。面接が終わった後で後悔しないよう万全の状態で臨みましょう。
2面接は面接の前からスタートしている!
転職の面接は「面接官から聞かれたことに対してこれまでの経験や実績を答えればいい」と思っている方も多いですが、それでは面接で十分な実力を出し切ることはできません。
転職面接を受けるのはあなただけではありません。たくさんの転職希望者の中でどう自分をアピールするか?面接こそ綿密な計画と準備が必要なのです。
転職希望者にとって面接官は初めて会う人ですが、面接官は事前に履歴書や職務経歴書をしっかりチェックしているので、あなたの第一印象は面接の前に既にある程度できあがっています。
つまり、面接では、履歴書や職務経歴書で書いた内容プラスαのあなたを見せて初めて、面接官に良い印象を与えることができるのです。
また面接では、身だしなみも重要な要素の一つです。面接官も同じ人間です。どんなに中身が素晴らしい人でも見た目がだらしなければ、なかなか良い印象を持ってくれません。特別な理由がない限り、清潔感のある服装とヘアスタイルで面接に望みましょう。
面接は実際に面接官と会う前から始まっているのです。そのことを忘れないようにしましょう。
3イメージトレーニングで終わらない! 模擬面接こそ面接対策のカギ
面接に対する回答を一通り準備できたら今度は実践です。面接というのは、例え面接のイメージトレーニングがしっかり出来ていたとしても、緊張してしまうものです。※人生を左右する場面にいるのですから緊張して当たり前です。
緊張を和らげるための方法は、イメージトレーニングではなく、実践トレーニングを繰り返す他ありません。プロスポーツ選手の格言に「練習でできないことが本番でできるはずがない」というものがありますが、これは面接にも当てはまります。模擬面接で上手く話せない人が、本番の面接で上手く話せるはずがないのです。準備ができたら周囲の人たちや利用している人材紹介会社のキャリアコンサルタントにお願いして、事前に模擬面接をしておきましょう。
特に人材紹介会社のキャリアコンサルタントは転職のプロであり、面接のアドバイスにも長けています。基本的に模擬面接等のサポートも無料で行ってもらえるので、上手く活用すると良いでしょう。
面接のブラッシュアップに役立つ人材紹介会社&転職サイト
人材派遣大手「パソナ」グループが運営する人材紹介サービス。派遣で培ったコネクションから正社員の求人情報をいち早くキャッチアップしている。キャリアコンサルタントの質にも定評があり、模擬面接等の面接対策を実施。また、パソナキャリア経由で応募した求人で面接で不合格になった場合は、その理由をフィードバックしてくれる。登録しておいて損はない人材紹介会社の一つ。
パソナキャリアへ行くリクルートエージェントに並ぶエージェントサービス大手の一角。転職サイトの機能と人材紹介会社としての機能をdodaというワンブランドで提供。転職支援を担当するキャリアアドバイザーは、全て女性。それぞれの業界に精通した専任のキャリアドバイザーが履歴書や職務経歴書の添削から、面接支援までしっかりサポートしてくれる。また求人企業の情報収集に特に力を入れており、独自情報が充実している点もdodaの大きな魅力。
doda(デューダ)へ行く業界最大手リクルートグループの人材紹介会社。転職支援サービスの一環として、「面接力向上セミナー(参加無料)」を実施している。企業研究と求める人物像の理解から、自己PRや志望動機を伝える為のノウハウまで学ぶことができる。応募に進む際は無料で模擬面接を受けることも可能。豊富な実績と経験を活かし、業界ごとに専門のキャリアアドバイザーが在籍しているため、きめ細かい面接対策を受けることができる。WEB上の専用ページからアドバイザーとの連絡を取ることができ、面接後のフォローも充実。
リクルートエージェントへ行く4面接必須質問 3か条
面接ではその人のコミュニケーション能力や知識、経験を知るために様々な角度から質問が行われます。その際、質問の中に必ず含まれる項目があります。
下記はその代表的な3項目です。少なくともこれらの質問に対しては万全の準備をして面接に望むようにしましょう。
質問項目:①自己紹介(職歴)
よくある質問例
- ○分間で自己紹介をお願いします。
- これまでの経歴(職歴)を簡潔にご説明頂けますか?
回答のポイント
- 与えられた時間と状況の中で、その人がどう対応できるかをチェックしています。事前にPRするポイントをまとめておき、肉付けすることで時間をコントロールしましょう。また、自己紹介と言っても面接官はあなたの好きな色や食べ物が知りたい訳ではありません。就職後の経歴を中心に話しましょう。
- 時間を指定されなかった場合もあまり話が長くならないよう3~5分程度にまとめましょう。
- 職歴は具体的に、自分が携わった仕事や持っているスキルを話しましょう。また、専門用語はできるだけ使わず面接官に理解してもらえる言葉に置き換えましょう。
- 口調は明るくハキハキと。コミュニケーションの基本を忘れないようにしましょう。
質問項目:②転職理由・志望動機
よくある質問例
- 転職をしようと思った理由を教えてください。
- 弊社への転職を希望されている理由を教えてください。
- 弊社に対してどのようなイメージをお持ちですか?
回答のポイント
- 自分の将来像と、やりたい仕事が転職先企業で実現できると思う理由を説明します。転職希望先企業の情報をしっかりリサーチして、その企業の強みや同業他社との違いを十分把握した上で理由を考えておきましょう。
また、今の会社でそれが実現できない理由を説明する際も、悪口と取られるような言い方は避けましょう。(例:上司が悪い、経営が悪い、体制が整っていない等) - 前の会社について話す際は、個人情報や機密事項等を漏らさないよう十分注意しましょう。
質問項目:③自己PR(会社への質問、将来の展望)
よくある質問例
- 最後に何か質問があればどうぞ。
- あなたの強みはなんですか?
回答のポイント
- 真剣に検討している企業であれば質問の一つくらいあるものです。やる気を見せるためにも遠慮せずに聞きましょう。ただし、時間も考えずにだらだら聞くとマイナスの印象を与えてしまいます。長くならないよう配慮も忘れてはいけません。
- 強みといっても単に得意なことを話せば良い訳ではありません。転職面接ですから仕事にも役立つ(役立ったことのある)強みをアピールしたほうがより効果的です。また、抽象的な表現ではなく、具体例を交え、面接官を納得させられるような話をしましょう。
5最後は自分を信じる! 自信を持って臨みましょう
やるべきことをやれば、あとは自分を信じるだけです。自信をもって面接に臨みましょう。 もちろん、すぐ転職が決まることもあれば、なかなか決まらないこともあります。もしなかなか決まらなくても、あまり気にする必要はありません。大切なのは原因を分析し、次につなげることです。
何事もポジティブに考え、ステップアップしていけば必ず良い転職(天職)ができるはず!転職は一日にして成らずです。一歩一歩前を向いて歩いていきましょう。
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