一人旅で香川県へ行こう!おすすめの観光&癒しスポット等を紹介

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香川県一人旅のススメ ~食べて遊んで癒されて~(後編)

香川県一人旅のススメ ~食べて遊んで癒されて~(後編)

SPECIAL ARTICLE

著者

著者・疋田 陽子

疋田 陽子

「命短し、旅せよ乙女」がモットーの40代ライター。思い立ったら即旅のため、旅は断然一人旅派。旅でしか味わえない体験を、一人黙々と書き綴っている。お気に入りの旅先は、台湾の台南と香川県の丸亀市。

はじめに

本特集は「香川県一人旅のススメ~食べて遊んで癒されて~【前編】」の続きです。

前編では香川県が一人旅におすすめの理由や、香川県の基本情報・特徴など、事前に知っておくと良い情報、旅の醍醐味である「グルメ」情報をご紹介しています。まだお読みになっていない方は、ぜひ 【前編】をご一読ください。

さて本記事では「香川県一人旅のススメ~食べて遊んで癒されて~」の【後編】として、香川県での一人旅におすすめの観光スポット・レジャースポットや、癒しスポットを中心にご紹介します

知れば知るほど行きたくなる香川県。「うどん」だけではない魅力が盛りだくさんです。 ぜひ本記事を参考に、ワクワクしながら香川県への一人旅を計画してみてください!

一人旅に出たいと思ったその瞬間に、もう旅は始まっています――。

一人旅を思いきり楽しむための小さなコツ

香川県のおすすめの観光スポット・レジャースポット、癒しスポットをご紹介する前に、筆者の体験を踏まえ、一人旅を思いきり楽しむための小さなコツをご紹介します。

①一人旅のテーマを決める

せっかく一人旅に行くのであれば、心の底から「いい旅だった~!」と思える旅にしたいもの。そのためにはまず、「旅のテーマ」を決めるのがおすすめです。
例えば、言葉にしてみると、自分がこの一人旅で何を体験したいのか、どのような旅にしたいのか、求めるものが明確になります。

「アートを満喫したい」、「うどん屋さん巡りをしたい」、「インスタ映えする観光スポットを回りたい」などの具体的なテーマでも良いですし、自分の好きな言葉や漢字1文字でも構いません。自分の直感に従って一人旅のテーマを決めてみましょう

ちなみに筆者が直近で行った香川県への一人旅のテーマは、「再生」でした。この時、離婚直後だった筆者は、いつもとは違う空気を吸いながら、ただ頭を空っぽにして人生をリセットする時間が必要だったからです。
結果として、この時の香川県への一人旅は、筆者にとって新しい人生を始める素晴らしいきっかけとなりました。

②旅のプランを立てる

「旅のテーマ」が決まったら、次に一人旅のプランを立てましょう。自由きままな一人旅の場合、分刻みの細かいスケジュールを組む必要はありませんが、情報不足のために現地で右往左往する時間のロスは避けたいもの。その点、事前に旅のプランを決めておけば、貴重な旅の時間を無駄にすることはありません

以下では参考までに、筆者の旅の立て方をご紹介します。簡単ですので、もしよければ試してみてください。

旅のプランの立て方

  • 気になるお店や行きたい観光地、食べたいグルメなどをリストアップする。
  • 「1」で作ったリストを見て、「必ず行きたい→A」と「できれば行きたい→B」の2つに分ける。
  • Google マップなどの地図アプリで、「必ず行きたい→A」のグループを検索し、ピン留めをする。Aグループの位置と移動時間、ルートを確認後、「できれば行きたい→B」のグループを地図アプリで検索し、プランに入れるかどうかを決める。

③「思い通りに行かないのが旅」と知っておく

待ちに待った一人旅。何もトラブルがなく、順調に旅をできるのが一番良いですが、飛行機や電車が遅れたり、道に迷ったり、ホテルの予約が取れていなかったり…と、旅では思わぬことが起こり得るものです。

「楽しみにしていた一人旅が台無し…」と、落ち込む前に、「思い通りに行かないのが旅」と知っておきましょう。後から振り返ると、親切な方に助けてもらったり、自分の機転でピンチを切り抜けたりと、良い経験として残ることが多いもの。このことを知っておくと、一人旅を丸ごと楽しめるようになります。

ただし、自分からトラブルに飛び込むような行動を慎むことは忘れずに!安全で楽しい旅を心がけましょう。

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香川県での一人旅におすすめの観光スポット・レジャースポット

一人でも楽しめる観光スポット・レジャースポットの選択が、一人旅の鍵を握ると言っても過言ではありません。この章では、香川県での一人旅におすすめの「間違いない」観光スポット・レジャースポットを3つご紹介します。

①栗林公園(りつりんこうえん)

国の特別名勝に指定されている栗林公園は、高松藩主・松平家の別邸として、歴代藩主が修築を重ね300年近く前に完成しました。

東京ドーム16個分にあたる約75ヘクタールの敷地を持ち、国の特別名勝に指定されている文化庭園の中で、最大の広さを誇ります。

庭園に足を踏み入れた瞬間に、庭園の外にある紫雲山(しうんざん)を巧みに背景に取り入れた栗林公園の優美さに圧倒されます。その風景は、「一歩一景(いっぽいっけい)」と言われ、一歩歩くごとに様変わりする風景を表している言葉とのこと。

また、南湖の西岸に建つ数寄屋造りの「掬月亭(きくげつてい)」や、高さ約8m、幹の周りの太さは約3.5mにもなる、11代将軍・徳川家斉(とくがわいえなり)から贈られた「根上り五葉松」など、栗林公園には見どころが満載です。
庭園内には、食事処やお土産ショップもあり、そういう点でも楽しめること間違いありません。

2009年のミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで最高ランクの三ツ星も獲得している栗林公園。一人旅だからこそ、自分の好きなだけ時間をかけて、回ることをおすすめします。

①MIMOCA(ミモカ) 猪熊弦一郎美術館

丸亀駅から歩いてほんの数分のところに、突如として現れる大きな白い建物。その建物が、香川県丸亀市ゆかりの画家、猪熊弦一郎氏の美術館・MIMOCA(ミモカ)です。
猪熊氏の巨大な壁画《創造の広場》とオブジェが出迎えてくれる入り口は、そこにしばらくたたずみたくなるような温かさがあります。

自然光をふんだんに取り入れた美術館の中は広く、ゆったりと作品を鑑賞できます。また、猪熊氏の考えにより、MIMOCAでは作品にパーテーションを設けていません。作品に近寄って、画家の息遣いを感じるかのように、描く線の1つ1つを見ることができるのも、MIMOCAならではです。

――『気軽に立ち寄り、美しい空間でいい作品を見て、新鮮な刺激を受けて心が元気になる場所であることを美術館に求めた猪熊は、MIMOCAのあるべき姿として「美術館は心の病院」という言葉を残しました。』

MIMOCAはまさしく、この言葉を体現した美術館。
館内では、猪熊氏の作品が観られる常設展と、現代美術館を中心とした企画展を鑑賞できます。

光と静寂の中で一人、鑑賞に浸ってみてはいかがでしょうか。きっと心に残る一人旅ができるはずです。

③四国水族館

四国水族館では「四国の水景」をテーマに、瀬戸内海、黒潮が流れる太平洋、人々の生活を支えた人造湖、四万十川を始めとする清流の数々といった水景を楽しめます

生きもののことを考えた展示が魅力の四国水族館。各水槽は「〇〇の景」として、その特徴を表す名がつけられており、入り口からすぐの「綿津見(わだつみ)の景」では、四国最大級の650平方メートルの水槽に目を奪われます。また、「神無月(かんなづき)の景」では、丸く切り抜かれた天井を見上げると、優雅に泳ぐアカシュモクザメが。

瀬戸内海をのぞむイルカのプールは、夕日の時刻に訪れるのがおすすめ。燃えるような夕日でオレンジ色に染まる瀬戸内海をバックに遊ぶイルカの美しさは格別です!

その土地に根付いた展示をする四国水族館は、季節や時間によって照明や香りを変える空間演出もされています。楽しみながら、香川県への理解がより深まるおすすめの水族館です。

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香川県での一人旅におすすめの癒しスポット

忙しい毎日から抜け出し、心をリフレッシュさせるために一人旅にでかけたいと思う方も多いはず。この章では、また元気な心で新しい毎日をスタートさせるために訪れて欲しい至極の癒しスポットを3つ、厳選してご紹介します。

①金刀比羅宮(ことひらぐう)

香川県琴平町の象頭山に鎮座する金刀比羅宮は、「さぬきのこんぴらさん」と呼ばれ、古くから親しまれる海の神様「大物主神(おおものぬしのかみ)」を祀った神社です。

ご利益は金運や縁結び、商売繁盛、健康運などさまざま。「お伊勢参り」と並び、「一生にいちどはこんぴらさん」と呼ばれるほど、昔から人気の高いパワースポットが金刀比羅宮なのです

金刀比羅宮で有名なのは、その階段の多さ。香川県在住の方は、金刀比羅宮に「行く」とも「参る」とも言わず、「登る」というそうです。というのも、表参道から御本宮までの石段は785段、さらに奥社までは1,368段という長さ。

ですが筆者の経験として、表参道から金刀比羅宮の総門である大門までに建ち並ぶお店を見たり、大門をくぐって、境内で特別に商いを許された「五人百姓」が売る「加美代飴(かみよあめ)」(べっこう飴)の試食をいただいたりしていると、御本宮までは意外とすいすいと行けてしまいます。

一方、御本宮から奥社までの道のりは、確かに長いように感じました。
ただ、にぎやかな御本宮までの道のりとはまた違い、打つと響くような澄んだ空気の中で一歩一歩登ることは、まさしく「祈り」そのもの。奥社までにたどり着いた時の感動もひとしおです。ぜひ奥社まで登ってみてください。

金刀比羅宮に登った後は、気分が爽快になること間違いなし!一人旅の達成感も高まる最強のパワースポットとして、金刀比羅宮はおすすめです。

②父母ヶ浜(ちちぶがはま)

父母ヶ浜は、約1kmのロングビーチを誇る、香川県三豊市の海水浴場です。もともとは普通の海水浴場でしたが、SNSに投稿された写真がきっかけで、年間約45万人が訪れる絶景スポットになりました。

人気の秘密は、「リフレクション(Reflection:英語で「反射」という意味)」。水鏡に空や人が映し出されるボリビアの「ウユニ塩湖」のように、父母ヶ浜では干潮時に大きな潮だまりができ、水面に空や人が反射します。その写真が「天空の鏡」と言われ、人気を博しているのです。

写真撮影を目的に訪れるのももちろんおすすめですが、父母ヶ浜で感じてもらいたいのは遠浅の海岸と、「瀬戸の夕凪」という独自の自然が可能にした、自然の奇跡的な美しさ。それはフィルターを通さずに、自分の目でじっくりと味わってもらいたい光景です。

自然に抱かれながら癒される父母ヶ浜。一人旅のクライマックスにもおすすめのエモーショナルスポットです。

③屋島寺(やしまじ)

源平合戦の古戦場の史蹟として知られる屋島。その屋島山上に、鑑真(がんじん)が開設したのが屋島寺です。その後、弘法大師(こうぼうだいし)によって律宗から真言宗に改められ、四国霊場第84番札所になりました。

鎌倉時代後期に建てられた屋島寺の本堂、および頭と身体の主要な部分をカヤの一木造りでつくられた十一面千手観世音菩薩は、国の指定文化財に指定されています

そして、屋島寺でぜひ訪れてもらいたいのが、蓑山(みのやま)大明神。連なる赤い鳥居の入り口に、大きなたぬきの像が両脇に置かれおり、「屋島太三郎狸」というたぬきが祀られています

「屋島太三郎狸」は、盲目の鑑真を山頂まで案内したり、空海がこの地を訪れた際には、案内を買って出たりしたのだとか。映画『平成狸合戦ぽんぽこ』のキャラクターである「太三朗禿狸」のモデルとなったことでも有名です。

また、「屋島太三郎狸」は一夫一婦の契りを固く守ったことでも知られており、家庭円満、夫婦円満、縁結び、子宝にご利益のある神様として、信仰を集めています。

高台にある屋島寺から見下ろす瀬戸内海のすがすがしさもさることながら、癒されポイントはなんといっても祭神のたぬき様。霊験あらたかな雰囲気の中に、どこかほっこりとしてしまうかわいらしさもある、一人旅におすすめの癒しスポットです。

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まとめ

「香川県一人旅のススメ~食べて遊んで癒されて~【後編】」は、お楽しみいただけましたか。

筆者は香川県に一人旅へ出かける前、もちろん旅の情報収集をし、計画を立てました。ただ、それでも香川県という土地の魅力を今一つ理解していませんでした。実際に一人旅で香川県に行き、街を歩き、観光地を訪れ、美味しいグルメを食べて、香川県の魅力に気付くことがとても多かったのです

美しい瀬戸内海とともに、伝統と新しさを生きる香川県。本記事を読み、「香川県で一人旅をしたい!」と思っていただけたら、こんなに嬉しいことはありません。

ぜひ実際に訪れ、香川県の魅力を感じてみてください。きっと「香川県に来てよかった」と思えるはずです。

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