東京で穴場の散歩を満喫しよう!おすすめコース5選 ※絶品グルメスポットつき
SPECIAL ARTICLE
はじめに
東京で忙しく過ごす日々に、一筋の癒しを!次の休日は、穴場の散歩コースを満喫し、心も体もリフレッシュしませんか?
本記事では、東京歴30年超え・散歩をこよなく愛する筆者が、東京で楽しめる穴場の散歩コースを5つ考案し、読者の皆様にご提案します。
観光名所とは一味違う、歩くだけで温かく楽しい気分になる場所や絶品グルメスポットを丁寧にガイド。東京の穴場でのんびりと散歩を満喫し、穏やかな一日を過ごしましょう。
東京で穴場の散歩コース5選!絶品グルメも楽しもう
今回ご提案する穴場の散歩コースは、普段人混みは苦手な筆者が「ここは居心地が良い!」と感じ、街の文化に触れた素敵な場所ばかり。お好みの散歩コースを見つけたら、気軽な格好に着替え、さっそく散歩に出かけましょう!
- ここは池袋!?荘厳な神社をゆっくり満喫【鬼子母神堂コース】
- 人形町で財運爆上げ!グルメ散歩も楽しい【甘酒横丁・小網神社コース】
- 美食の街・神楽坂で歴史風情を味わう【芸者新道・筑土八幡神社コース】
- 渋谷区のアットホームな商店街をハシゴ散歩【笹塚・幡ヶ谷コース】
- あのサザエさんに癒される!桜新町【長谷川町子美術館コース】
① ここは池袋!?荘厳な神社をゆっくり満喫【鬼子母神堂コース】
東京三大ターミナル駅の一つ・池袋は、若者からシニア世代まで、多くの人で賑わうお買い物とサブカルチャーの街。あまり知られていませんが、実は駅から10分ほど歩くと、心が癒される穴場の散歩コースが待っています!
まずは池袋駅東口を出て、西武デパート沿いの大通り(明治通り)を右へ進みましょう。
ジュンク堂書店を左手に見つつ、南池袋一丁目交差点を過ぎ、大通りをしばらく進みます。左手に「鬼子母神西参道」のアーチが見えたら、穴場の散歩コースに到着!
ここに足を踏み入れると、駅前の喧騒が嘘のように、温かい雰囲気に包まれます。
鬼子母神西参道をしばらく進むと、左手に佇むのは「雑司ヶ谷鬼子母神堂」。
ここは威光山法明寺が持つ、安産や子育ての神様が祀られたパワースポットです。
鬼子母神の由来は、古代インドで多くの子どもを産んだ訶梨帝母(カリテイモ)にちなむそう。堂内には、穏やかな表情をした鬼子母神の像が祀られています。
深緑の木々を眺めつつ、お堂の荘厳な雰囲気に包まれれば、自然と心が安らぎます。
安産祈願はもちろん、性別問わずさまざまな人を受け容れる癒しのパワースポットです。
鬼子母神堂の散策を楽しんだら、次は「鬼子母神表参道」を歩きましょう。
ケヤキ並木の景色を眺めつつ、しばらく歩くと道沿いにある「キアズマ珈琲」でひと休み。
キアズマ珈琲は、昭和7年の古民家をリノベーションした喫茶店。こちらでは、自家焙煎コーヒーと軽食を楽しめます。店内は木の温もりが心地よく、レトロモダンな空間です。
筆者のおすすめは、豊かな香り漂う「キアズマブレンド」と「ホットドッグ」。
サクッと香ばしいパンとジューシーなソーセージの組み合わせ、そしてピクルスソースの爽やかな味が絶妙に調和します。それを自家焙煎の贅沢なコーヒーとともにいただけば、まさにプライスレスな時間!
キアズマ珈琲で身も心もいっぱいに満たしましょう。
② 人形町で財運爆上げ!グルメ散歩も楽しい【甘酒横丁・小網神社コース】
中央区・人形町は、昔の東京を感じさせる味わい深いエリア。江戸時代に歌舞伎や人形芝居などの文化が栄え、その名残をのこした日本風情を味わえます。観光客で大混雑することはあまりなく、心地よい賑わいの中で過ごせる、まさに絶好の散歩スポットです。
駅前の甘酒横丁は、昔ながらの個人商店や新しいお店が立ち並ぶグルメスポット。歩けば歩くほど、街の歴史や文化を感じられます。中には大正時代から続くたいやき屋、老舗の豆腐店や甘酒のお店などがあり、食べ歩きが楽しいのは言うまでもありません。美味しい匂いに包まれつつ、散歩を楽しみましょう!
次に向かうは、小網神社。こちらは甘酒横丁から徒歩5分の場所にあり、商売繁盛や財運のご利益をいただけるパワースポットです。東京の中でも特にパワーが強いと言われており、多くの起業家や著名人が足繁く訪れるのだとか。
小網神社の特徴は、そのコンパクトな佇まい。外から境内に入るまで非常に近く、ふらりと気軽に立ち寄れる点も大きな魅力(参拝客が並んでいても、列の進みは割と早め)。境内に入ると、その場にいるだけで落ち着きを感じられる穏やかな空間が広がります。
さらに、「銭洗い」は小網神社ならではの儀礼。文字通りお金を清水で洗うことで、さらなる財運を呼び込むとされています。
ちなみに、筆者は友人に誘われて小網神社に参拝。その後、仕事が順調に進み始めたので小網神社のおかげかもしれません。参拝後は、前向きな気持ちで仕事に臨むことができるでしょう。
散歩の終わりには、昭和の雰囲気が色濃く残る喫茶店「高久」がおすすめ。このお店では、木の温もりあふれるレトロな雰囲気の中、至極のコーヒーをゆっくりと味わえます。一杯700円のブレンドコーヒーを頂けば、選び抜かれたコーヒー豆の贅沢な香りが広がり、まさにコーヒー好きも唸る一杯。
マスターの優しい雰囲気にも癒されながら、人形町での味わい深い散歩ルートを振り返り、明日へのエネルギーに変えましょう。
③ 美食の街・神楽坂で歴史風情を味わう【芸者新道・筑土八幡神社コース】
神楽坂といえば、東京有数のグルメスポット。数えきれないほど多くのお店が立ち並び、特に土日の神楽坂通りは大変な賑わいです。そんな神楽坂にも、実は比較的まったりと過ごせる穴場スポットがあります。それが芸者新道と筑土八幡神社です。
まずは芸者新道に向かいましょう!飯田橋駅B3出口を出たら、しばらく右に進みます。右手にある神楽坂仲通りに入り、程なくして左手にある緩やかな階段を上がれば、芸者新道が広がります。石畳が広がる風景は、明治時代に芸者達が行き交っていた姿を想像できる、レトロな風情。最近は新しいお店が続々とオープンしており、絶品グルメとともに食べ歩きも楽しいです。
芸者新道で絶対食べていただきたいのが、Spicierのインドカレーパン!このお店では、厳選されたスパイスと手作りパンのハーモニーがたまらない、唯一無二のカレーパンを味わえます。もちもちの生地からは、キリッとスパイシーで旨味たっぷりのインドカレーが溢れだし、目が覚める美味しさ!テイクアウトはもちろん、イートインもOK。店主こだわりの自家製チャイもおすすめです。
絶品グルメでお腹が温まったら、次は筑土八幡神社へ向かいましょう。
筑土八幡神社は平安時代に創建され、出世や勝運、家内安全のご利益を期待できるパワースポット。新宿区とは思えないほど静寂な雰囲気で、心身ともにリフレッシュできること請け合いです。
小高い階段を上れば、筑土八幡神社の本殿と宮比神社がひっそりと佇む、穏やかな景色が広がります。筑土八幡神社の本殿は、平安時代の創建。戦災で焼失した後、氏子が浄財を集め昭和38年に地元のゼネコン(熊谷組)が再建。以降大切に守り抜かれてきた歴史があります。その歴史と穏やかな風景を味わいつつ、境内をゆっくり歩き、心安らぐひとときを過ごしてみてはいかがでしょう。
④ 渋谷区のアットホームな商店街をハシゴ散歩【笹塚・幡ヶ谷コース】
渋谷区の穴場の散歩コース
笹塚十号通り商店街 → 鍋家 → 幡ヶ谷六号通り商店街
幡ヶ谷・笹塚は、新宿駅から京王線でわずか2・3駅の穴場スポット。今回は、各駅前にある2つの商店街を楽しむことができ、街ブラ好きにはたまらない散歩コースをご紹介します!
まずは笹塚駅北口を出て、交差点を渡り、十号通り商店街へ向かいましょう。
十号通り商店街に入ると、渋谷区らしい都会的で洗練された雰囲気を感じる一方で、昔ながらの古き良きムードも。生花店や鮮魚店、焼鳥屋といった地域密着型のお店が立ち並び、少し歩くだけで日常の楽しさを感じられるでしょう。
商店街の中程には、「十号いこいの場」という休憩スポットも。都心の渋谷区に、こんなにも温かみあふれる商店街があることに、きっとあなたも驚くはず!
次は幡ヶ谷へ向かいつつ、その途中にある「鍋家」で絶品中華を楽しみましょう。
鍋家は1995年創業、地元民や町中華ファンで賑わう隠れた名店です。
70種以上あるメニューの中で、特におすすめは焼き餃子(一人前5個/600円)。
なんと、フライパンごと登場します!
餃子は具がパンパンに詰められ、丸々と太った最高のビジュアル。揚げ焼きのようにカリッと焼かれ、一口かじると、もはや爆弾レベルの肉肉しさが口いっぱいに広がります。一人で5個もペロリといける、魔性の美味しさ!
ちなみに、メニューは全品テイクアウトOK。お土産にもおすすめです。
絶品中華でお腹を満たしたら、本日2本目の商店街・幡ヶ谷六号通り商店街へ向かいましょう!
この商店街には、100軒以上の個性的なお店がずらりと並びます。中でもメキシコ料理店やサンドイッチ専門店は、おしゃれなグルメを求める方ならきっとたまらないでしょう。
ご紹介した笹塚・幡ヶ谷では、どちらの商店街も、目に入った一軒一軒を巡りたくなる魅力が満載。渋谷区ならではの都会的な雰囲気とアットホームなムードが交錯し、歩くだけで心地よさを感じます。東京の街ブラを愛する方は、気軽に足を伸ばしてみませんか?
⑤ あのサザエさんに癒される!桜新町【長谷川町子美術館コース】
世田谷区・桜新町は、『サザエさん』が暮らす街。作者が生前を過ごした場所でもあり、街の至るところにサザエさんの銅像が立ち、イラストが飾られています。サザエさんのファンでなくても、散歩するだけで心あたたまる穴場スポットです。
桜新町駅西口を出ると、磯野家の銅像がお出迎え!お馴染みのサザエさん一家が、優しい笑顔で迎えてくれます。実は波平さんの髪一本まで忠実に再現。そのリアルさに笑みがこぼれること間違いなしです。他にも面白い発見がいろいろあるので、銅像にグッと近づいて、自分の目で確かめてみましょう。
最初の散歩スポットは、桜新町商店街(通称・サザエさん通り)。
世田谷区の気品あふれるこの商店街には、100軒以上ものお店が並びます。看板やポストなど、至るところに磯野家のイラストが描かれ、まさにサザエさんムード全開!
この商店街を歩いた先に、作者の名前を冠した「長谷川町子美術館」と「記念館」があります(入館料900円/両館セット料金)。記念館に入ると、さっそくクラシカルでほんわかとした表情の磯野家パネルがお出迎え。モノクロのタッチから滲み出る優しい雰囲気に、きっと誰もが癒されるでしょう。
特におすすめのコーナーは、磯野家が暮らす居間を再現したブース。奥から本当に人が出てきそうなリアルさがあり、その臨場感は特筆すべきものがあります!昔アニメを見ていた方は、きっと懐かしい気持ちになるでしょう。他にも、手足を使い楽しめる体験型の遊びや貴重な展示品が多数。サザエさんの世界感を、思う存分楽しみましょう。
サザエさんの世界から戻ったら、この街で45年以上愛される洋食店「きさらぎ亭」でお食事タイム!名物の「トリオ定食A」(税込1,100円)は、エビクリームフライ・ハンバーグ・コロッケが盛りつけられた、ボリューム満点の定食です。
エビの周りにクリームをまとったエビフライは、そのクリーミーな食感がクッションになり新感覚。一見シンプルなハンバーグも、肉のハッキリとした旨味がご飯をグイグイ進ませます。他のおかずも理想の美味しさで、まさに夢のご馳走!
絶品の洋食でお腹が膨れたら、街の温かいムードに包まれつつ帰路につきましょう。桜新町とサザエさん一家は、またいつでも温かく迎え入れてくれます。
まとめ
本特集では、東京で穴場の散歩と絶品グルメを楽しめる、おすすめのコースを5つご紹介しました。
忙しい毎日を送る中で、たまの休日は都会の喧騒から離れ、街の文化や絶品グルメを満喫する。ご紹介した散歩コースで、そんな穏やかな一日を過ごすのはいかがでしょう?
ただし、穴場とはいえ、時期によってはイベントやお祭りで混雑することも。お出かけの際は、各スポットの公式サイトで最新情報をご確認ください。
東京在住者はもちろん、都内でのんびりと一日を過ごしたい方も、この機会に穴場の散歩を楽しみましょう!きっと観光名所とは一味違う、新たな発見に出会えるはずです。