東京で世界の珍しい料理を楽しもう!珠玉の7店をグルメライターが厳選
SPECIAL ARTICLE
はじめに
東京、それは世界の文化と食の「るつぼ」。多種多様な文化が交錯し、あらゆる国々の料理が集う東京で、少し珍しい世界の絶品グルメを楽しみませんか?
本記事では、グルメライター水島が実際にお店へ足を運び、東京で世界の珍しい絶品グルメが味わえる7店を厳選。メニューや価格、実際に食べた感想を含め、丁寧にご紹介します。
東京在住の方はもちろん、旅行や仕事で訪問予定の方も、東京で楽しむランチやディナーに変化球を取り入れて、美味しいひとときを過ごしましょう!
東京で世界のグルメを味わえる7店
一口に世界のグルメと言っても、珍しいものから定番料理までさまざま。なかには「知らない国の料理は、自分の好みに合うかどうか不安」という方もいるでしょう。
しかし、心配は無用です。普段王道グルメを好む筆者が実際に足を運び、「これは美味しい!日本人の舌に合う」と感じたお店を厳選しました。
本記事では、以下の3つの基準を満たすお店を、おすすめの利用シーンごとにご紹介していきます。
- 日本人の舌に合う、丁寧な味わいの料理
- お店のコンセプトも味わえる雰囲気
- Googleで5つ星評価の口コミが20件以上
この機会に世界の絶品グルメを食べ歩き、食の冒険に出かけましょう!
- 価格やメニュー、営業時間などは今後変更の可能性があります。お店に行く際は、公式サイトやInstagramでご確認ください。
非日常!異国情緒も味わえるお店
タシデレ(チベット料理)/市ヶ谷
住所 | 東京都新宿区四谷坂町12-18 [Google Map] |
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営業時間 | 11:00〜15:00、17:00〜22:00(L.O. 21:30)
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定休日 | 年末年始 |
ランチ予算 | 1,000円〜1,300円 |
ディナー予算 | 前菜500円〜、メイン1,100円〜 |
名物メニュー | モモ(牛肉の蒸し餃子) |
公式情報 | https://tashidelek.jp/ |
タシデレの魅力
- チベット出身シェフが手がける、本格的なチベット料理を楽しめる
- 化学調味料不使用!体に優しく、ヘルシーな味わい
タンデレってどんなお店?
防衛省の目の前に佇む、チベット出身オーナーによるチベット料理のお店。自国の文化を日本人に知ってほしいという思いから、チベット語教室やライブなども不定期で開催しています。店内は無数のタルチョ(チベット仏教の旗)で彩られ、異文化情緒を味わえるのも醍醐味。
タシデレの魅力は、自家製にこだわったヘルシーな絶品チベット料理を楽しめる点。
ランチでは、テントゥクやラブシャといった珍しいメニューも。数あるメニューの中で筆者がおすすめするのは「モモセット」(税込1,200円)。
モモはチベットの代表料理で、粗挽きの牛肉を100%使用した蒸し餃子のこと。タシデレは、餃子の皮も自家製です!もちもちの皮を一口かじると、肉汁が小籠包のようにジュワリ。化学調味料不使用で、牛肉の丸い甘みと旨味をダイレクトに味わえます。一度食べれば想像以上の肉肉しさにきっと感激するはずです!
オーナーの温かい笑顔と、常連のファミリー客が織りなす雰囲気も魅力。東京では珍しいチベット料理に舌鼓を打ちながら、心も体も癒されてはいかがでしょう。
ボスボラスハサン(トルコ料理)/新宿
住所 | 東京都新宿区新宿2丁目7−2 サニーコーポ新宿 103 [Google Map] |
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営業時間 | 11:30〜15:00、17:00〜23:30 |
定休日 | 月曜 |
ランチ予算 | 1,100円〜 |
ディナー予算 | 前菜630円〜、メイン1,500円前後 |
名物メニュー | ピデ(トルコピザ)、ケバブ |
公式情報 | https://bosphorushasan.com/ |
ボスボラスハサンの魅力
- 定番メニューから珍しい料理まで、多彩なトルコグルメを楽しめる
- トルコ人オーナーシェフによる、手作りの丁寧な味わい
ボスボラスハサンってどんなお店?
トルコ料理と言えば世界三大料理の一つ。東京に数多あるトルコ料理店の中でも、筆者のおすすめはボスボラスハサンです。オーナーシェフは1987年に日本初のトルコ人シェフとして来日し、現在は市ヶ谷と新宿にお店を構えています。
店内はトルコの織物やランプで飾られ、家庭的で温かみのある雰囲気。ここでは、定番メニューから一風変わった珍しい料理まで、多彩なトルコ料理を味わえます。
筆者が一度食べて忘れられないのは、トルコ風ピザ「ピデ」(税込1,100円)。木の葉の形をした生地に、牛挽肉をたっぷりのせた一品です。トルコのピデは古くから親しまれ、イタリアのピザの原型とも言われています。
こんもりと膨らんだ生地からは、焼きたての良い香りが漂い、それだけでも幸せを感じる一品。たっぷりの挽肉がこぼれないよう、ピデを丸く包みこみ、ガブリ!と勢いよくいただきましょう。牛の強い旨味とゴマのふくよかな香りが一体化し、もうたまらない美味しさです。
注文後に焼き始めるため、提供まで15分ほどかかる日もありますが、待ってでも必ずや食べたい一品。日本ではメジャーなトルコ料理ですが、ボスボラスハンならきっと新しい発見があるはずです。
女子会やデートにおすすめ!上品な雰囲気のお店
チャイカ(ロシア料理)/高田馬場
住所 | 東京都新宿区高田馬場1-26-5 FIビル2F [Google Map] |
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営業時間 | 11:30~15:00(L.O14:30)、17:30~21:00(L.O20:00) |
定休日 | 不定休 |
ランチ予算 | 1,500円〜 |
ディナー予算 | 前菜650円〜、メイン1,800円〜 |
名物メニュー | ボルシチ、ピロシキ |
公式情報 | http://chaika.co.jp/ |
チャイカの魅力
- 高田馬場の隠れた名店!高貴な味わいのロシア料理を堪能できる
- まるで老舗喫茶のような、レトロで温かみあふれる空間
チャイカってどんなお店?
高田馬場の駅前で、老若男女に愛されるロシア料理店。チャイカでは、老舗喫茶のような温かみあふれる空間で、気品あふれるロシア料理を楽しめます。
ロシア料理といえば、厳しい寒さを越すための煮込み料理が定番。冷めないよう、一品ずつ配膳するのも特徴の1つ。「トロイカセット」(税込1,500円)には、こうしたロシア料理の醍醐味がつまっています。サラダやボルシチ、ピロシキ、つぼ焼き、ロシア紅茶が付く贅沢なセットです。
料理が運ばれてくるたび、その一皿一皿に感動!特にピロシキは、揚げパンという言葉では片付けられないほど絶品です。
一口目はカリッとした食感とともに、春雨と牛挽肉のジューシーな旨味が口いっぱいに広がります。噛むたびに小麦の揚げた香ばしさが広がり、口の中で絶妙に調和すれば、もう最高。挽肉は塩ベースの味付けで、おつまみのような軽い食べ心地。迷わず追加オーダーしたくなること請け合いです!
他にも、ボルシチやつぼ焼きなど一つ一つに舌鼓。まるでフレンチのような、高貴な味わいに驚きました。チャイカの上質なロシア料理を楽しみ、高田馬場の駅前で優雅なひとときを過ごしてはいかがでしょう。
キッチンカントリー(ハンガリー料理)/自由が丘
住所 | 東京都目黒区自由が丘1丁目28-8 自由が丘デパート3F [Google Map] |
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営業時間 | 11:30〜14:00、18:00〜22:00(L.O 21:30) |
定休日 | 火水 |
ランチ予算 | 1,380円〜 |
ディナー予算 | 前菜800円〜、メイン1,280円〜 |
名物メニュー | トルトット・カーポスター(ハンガリー風ロールキャベツ) |
公式情報 | http://www.restaurant-country.co.jp/ |
キッチンカントリーの魅力
- 心温まる、ハンガリー家庭料理!独特の食材で、優しい味を楽しめる
- 美食の街・自由が丘で、50年以上愛される名店
キッチンカントリーってどんなお店?
自由が丘で50年以上愛されるキッチンカントリーは、東京でハンガリー料理を味わえる貴重なお店。
ハンガリーといえば、別名「パプリカ大国」とも呼ばれるほど、パプリカの名産地。キッチンカントリーでは、まさに国民的スパイスのパプリカを使用した、旨味あふれるハンガリー料理を楽しめます。
筆者のおすすめランチは、ハンガリー風ロールキャベツの「トルトット・カーポスター」(税込1,580円)。お肉にパプリカ粉を混ぜ、なんとお米が入っているのも特徴です。
一口頬張ると、分厚いキャベツの甘さから、パプリカの上品な辛さをまとったお肉が溢れ出し、その旨味が広がります。お米のむちむちとした食感がアクセントになり、日本人の舌が喜ぶ味わいです。途中でサワークリームをつけていただくと、クリーミーで爽やかな味わいに!
ハンガリー料理には基本的にパプリカが入りますが、キッチンカントリーの料理は決して辛い味ではありません。キリッとした心地よいスパイスが、料理の旨味をさらに引き立てます。「疲れた心と体がホッと安らぐ、優しい味。」という表現がぴったり。キッチンカントリーは、「ここに来て良かった」と心から思わせてくれる一軒です。
一人で気軽に!カフェ風で気軽に楽しめるお店
アプサラレストラン(スリランカ料理)/高田馬場
住所 | 東京都新宿区西早稲田3丁目19-1 いせかねビル1F [Google Map] |
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営業時間 | 11:30〜21:30(L.O21:00)※要確認 |
定休日 | なし |
ランチ予算 | 1,100円〜 |
ディナー予算 | 前菜300円〜、メイン950円〜 |
名物メニュー | スリランカカレーのバナナリーフ包み |
公式情報 | https://apsara-restaurant.com/ |
アプサラレストランの魅力
- スパイスとココナッツの融合!甘と辛がクセになる、絶品スリランカ料理
- まさにシェフクオリティ。本格的で、日本人の舌に合う美味しさ
アプサラレストランってどんなお店?
アプサラレストランは「スリランカの食卓を楽しもう!」がコンセプトのお店。本格的でありながら、初心者もハマる美味しさのスリランカ料理を味わえます。
スリランカ料理といえば、スパイスやココナッツを使用し、やや甘みのある味が特徴です。シェフは現地の高級ホテルや日本の和食店で経験を積んだ実力者。日本ではあまり馴染みがないスリランカ料理ですが、プレミアムな味が楽しめます。
初めての方には、「カレープレート」(税込1,100円〜)がおすすめ。バスマティライスにパリップ(豆カレー)やお肉、彩り豊かな野菜おかずを盛りつけた一品です。
まずはパリップを一口。すりつぶした豆のとろみは、まるでシチューのように優しい口当たり。最初はヒリヒリとスパイシーですが、ココナッツの甘い味がやってきて、甘辛の連鎖がクセになる!途中パパダム(薄焼きせんべい)を割り、一緒に味わえば、パリッとした食感が加わります。噛むたびに、トロッ、サク、甘い、辛いなどさまざまな美味しい要素が広がり、まさにお祭りのような楽しい味!
野菜のおかずも多彩で、この日は小松菜とココナッツの蒸し炒め、インゲンのスパイス炒めが登場。スパイスの効いた味やココナッツの甘いテイストなど、スリランカ特有の美味を楽しめます。アプサラレストランで最高のスリランカ料理に出合い、世界の食に対する見識をさらに広げましょう!
アラビックレストラン&カフェ アブイサーム(アラブ、エジプト料理)/神楽坂
住所 | 東京都新宿区矢来町111-1 Y’s Kagurazaka 101 [Google Map] |
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営業時間 | 11:00〜15:00、16:00〜22:00 |
定休日 | 火曜 |
予算 | 軽食550円〜 |
名物メニュー | ケバブ、コシャリ、ファラフェル |
公式情報 | https://abuessam.jp/ |
アブイサームの魅力
- 神楽坂の超人気店!ハイレベルなアラブ料理とスイーツの数々
- カフェ風の店内で、アラブの味を気軽に楽しめる
アブイサームってどんなお店?
神楽坂のアブイサームは、エジプトをはじめとするアラブ料理のお店。カフェ風のカジュアルな店内で、気軽にアラブの味を楽しめます。エジプト出身のシェフは、クウェートの高級ホテルで経験を積んだ方で、料理の一つ一つに独特の深みと味わいがあるのが特徴です。
ケバブやラムも美味しいですが、アブイサームに行くならば、エジプト発祥の料理「ファラフェル」(6個入り/税抜750円)を食べていただきたい!
ファラフェルは、ひよこ豆のコロッケ。片手でポイッと口に入れると、胡麻をまとったカリカリの衣から、コリアンダーのスパイスとひよこ豆の優しい甘さが広がります。ニラとニンニクの風味がクセになり、何個でもイケる美味しさです!
アブイサームでは、自家製スイーツも必食の美味しさです。パティシエが作るスイーツはどれも、強めの甘さとスパイス感がやみつきの味。筆者のいちおしはチーズケーキ(税抜400円)ですが、パグラヴァ(パイ菓子)やムハラビーヤ(プリン)など、珍しいお菓子もおすすめです。神楽坂のアブイサームで、アラブの風を感じながら極上グルメを楽しんではいかがでしょう。
AUNG COFFEE(ミャンマー)/牛込柳町
住所 | 東京都新宿区原町2-7-6 [Google Map] |
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営業時間 | 月〜金:11:00〜18:00、土日祝:8:00〜18:00 |
定休日 | 不定休 |
予算 | 390円〜 |
名物メニュー | ミャンマーコーヒー |
公式情報 | https://aungcoffee.com/ |
AUNG COFFEEの魅力
- 日本初のミャンマーコーヒー専門店!驚くほど風味豊かな一杯を味わえる
AUNG COFFEEってどんなお店?
AUNG COFFEEは、日本初のミャンマーコーヒー専門店。このお店では、ミャンマー国内で栽培するコーヒー豆を使用した、自家焙煎のスペシャリティコーヒーを味わえます。
ミャンマーはコーヒー豆栽培のイメージがないかもしれませんが、その美味しさに感激!
それもそのはず、AUNG COFFEEはミャンマー国内にある4つの産地へ足を運び、最高品質のコーヒー豆を直接仕入れ。それを牛込柳町の店舗で自家焙煎しているからこそ、感動的で風味豊かな一杯を味わえるのです。
AUNG COFFEEに来店した際は、まずは「本日のコーヒー」(税込390円)を味わってみてください。筆者が頂いたのは、ミャンマーの山奥・ホーポンで栽培された「ホーポン スリークン ナチュラル」を焙煎した一杯。
チョコレートのような甘さと中深煎りの心地よい渋さが溶け合い、最後にはドライレーズンのフルーティーな香りがふわり。食後の〆に味わえば、デザートのように贅沢なお口直しができます。
ミャンマーコーヒーが初めての方は、店員さんに好みの味を相談してもOK。世界のグルメは、食べ物だけではない!ミャンマーの極上クオリティを味わいながら、ホッと一息つきましょう。
まとめ
本記事ではグルメライター水島がおすすめする東京で世界の珍しい料理を味わえるお店を7店ご紹介しました。
普段は王道グルメに慣れ親しんでいる方も、たまには新しい味にチャレンジしてみたいと感じるもの。
「世界の珍しい料理のお店」と聞くと、味わいや雰囲気が好みに合うか、少し緊張するかもしれません。
しかし、本記事で特集したお店は、料理の美味しさだけでなく、店員さんの温かい雰囲気が魅力のお店ばかり。ご紹介したお店なら、緊張することなく世界のグルメを満喫できるはずです。この機会に東京で味わえる、世界の珍しい絶品グルメを食べ歩き、食の冒険を楽しんでみてはいかがでしょう。