初心者が株式投資でやりがちな失敗とは?3つの例とその対処法を解説

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初心者が株式投資でやりがちな失敗例3つとその対処法

初心者が株式投資でやりがちな失敗例3つとその対処法

SPECIAL ARTICLE

著者・監修者

著者・まつもとかな

まつもとかな

金融業界で働く30代。副業でWebライターとして活躍中。銀行・保険会社での勤務経験と知識を活かし、保険や資産運用など金融に関する記事を中心に執筆しています。

はじめに

NISA制度の拡充や投資関連コンテンツの増加により、株式投資に興味を持つ人や、これから投資を始めたいと考える人が増えています。一方で、「失敗したらどうしよう」「資産が減るのが怖い」といった不安から、一歩を踏み出せずにいる初心者の方も少なくありません。

株式投資は資産形成に役立つ手段ですが、投資経験が浅い初心者ほど判断に迷いやすく、思わぬ失敗につながる場面があります。ですが、初心者が陥りがちな失敗パターンとその対処法をあらかじめ理解しておけば、リスクを抑えながら株式投資をすることが可能です
本記事では筆者の経験も踏まえ、初心者が株式投資でやりがちな失敗例を3つ取り上げ、それぞれの原因と対処法をわかりやすく解説します。

初心者が株式投資でやりがちな失敗例①:
SNSやYouTubeの情報に過度に影響されてしまう

失敗の内容

初心者がやりがちな失敗例の1つ目は、「SNSやYouTubeの情報に過度に影響されてしまう」ことです。
筆者も株式投資を始めたばかりの頃、「来年はこの銘柄が伸びる」「今が買い時」といった投稿を鵜呑みにし、深く考えずに株を購入した経験があります。また「株が暴落する」という発信に不安をかき立てられ、慌てて株を売却した結果、損失を招いたこともありました。
SNSの情報が利益につながる場合もありますが、投稿者の意図や背景を理解せず参考にすると、思わぬ損失を招く可能性があります

失敗の原因

このような失敗が起きる原因は、SNSやYouTubeの情報を十分に精査せず、そのまま信じてしまうことです
SNS・YouTubeには信頼できるデータに基づく情報も存在しますが、一方で根拠の乏しい内容や広告目的の投稿も少なくありません。特にYouTubeのコンテンツは、再生数を増やすために不安を煽る内容や誇張した表現が用いられることもあります。
また、再生数や高評価が多いコンテンツは、多くの人が肯定しているものとして参考にされやすい傾向があります。特に投資初心者は経験が浅く知識も少ないため、多数派の意見が正しいと思い込みやすく、情報をそのまま受け取ってしまいがちです。

失敗への対処法・株式投資初心者へのアドバイス

SNSやYouTubeで得られる投資情報は便利ですが、内容の正確性や発信者の意図はさまざまです。
本来、「この銘柄を買うべき」といった投資助言を行うには法律に基づく登録が必要ですが、多くのSNS発信者は登録を受けていません。そのため、投稿内容をそのまま投資の判断基準にするのは、リスクが伴う行為だと理解しておく必要があります
また、SNSやYouTubeで得た情報は必ず別の視点から確認しましょう。特定の投稿に影響されるのではなく、企業が公表する情報や信頼できる経済メディアの記事などと照らし合わせ、情報の根拠を確かめる習慣を身に付けることが大切です。
さらに、偏った意見のみを参考にすると誤った判断につながりやすくなります。異なる立場の意見や複数の情報源に触れたうえで、最終的にどの情報を参考に投資を行うかは、必ず自分で判断することが重要です

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初心者が株式投資でやりがちな失敗例②:
リスク分散を意識せず、少数銘柄に資金を一括投入してしまう

失敗の内容

2つ目の失敗例は、「リスク分散を意識せず、少数銘柄に資金を一括投入してしまう」ことです。
筆者も初めて株式投資を行った際はリスク分散を意識しておらず、購入したのはわずか一つの銘柄のみでした。さらに購入のタイミングも一度きりで、持っていた資金のほとんどを1回の取引に充ててしまいました。
その結果、株価が下落した場面では、資金の余力がなく買い増できなかった経験があります。他の銘柄を購入することもできず、一度購入した1つの銘柄の値動きに、資産の増減が左右される状態となってしまいました。

失敗の原因

このような失敗が起きた背景には、株式投資におけるリスク分散の重要性を十分に理解していなかったことがあります。
株価は企業の業績だけでなく、景気動向や金利変動、さらには災害や国際情勢といった外部要因によっても変動します。たとえ優良企業であっても、予期せぬ環境の変化により株価が下落する可能性は否めません。そのため投資先を特定の企業や業種に限定してしまうと、投資先を分散する場合と比較して価格変動のリスクが大きくなります。
また、株価が上昇している局面では「今買わないと価格があがってしまうかもしれない」と不安を感じ、一度に多くの資金を投じてしまうことも失敗の一因です。

失敗への対処法・株式投資初心者へのアドバイス

株式投資においては、どれほど効果的にリスクを分散できるかが、安定した運用を行ううえで重要なポイントになります。そのため、この失敗を防ぐためには「分散投資」を意識することが不可欠です。
「分散投資」には、2つの方法があります。ひとつは投資対象を分散させること。複数の企業や異なる業種に投資することで、一部の銘柄が値下がりしても、他の銘柄で損失を補える可能性があります。例として、景気動向に影響されにくいディフェンシブ株と株価変動が大きいオフェンシブ株を組み合わせる方法や、国内株と海外株、投資信託を併用する方法などが考えられます。
もうひとつは株を購入するタイミングを分散する方法です。たとえば、株価が下落している局面で買い増しを行うことで平均取得単価が下がり、将来値上がりした際に利益を確保しやすくなります。

これらを実践するためには、1つの銘柄に充てる資金や1回あたりの購入額をあらかじめ決めておくことが大切です。計画的に資金を配分することで、初心者でもリスクを抑えて安定的に投資を行えます。

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初心者が株式投資でやりがちな失敗例③:
株価の変動を必要以上に意識し短期で売買してしまう

失敗の内容

3つ目の失敗例は「株価の変動を必要以上に意識し短期で売買してしまう」ことです。
初めて株を購入した際、初心者は株の値動きが気になり、必要以上に株価を確認してしまう傾向があります。筆者も株価の変動に影響され、常に相場を意識していました。株価が下がれば「これ以上下がったらどうしよう」と不安になり、上昇時には「また下がるかもしれない」と考えて早々に株を売却してしまった場面もあります。
このような短期売買を繰り返した結果、思うように利益を得られない状況が続きました。

失敗の原因

この失敗の原因は、投資目的や投資スタイルを事前に定めていなかったことにあります
自身の投資目的やスタイルを明確にすれば、「どのくらいの期間で資産を運用するのか」「どの程度のリスクを許容できるのか」といった判断基準が生まれます。一方、投資目的が不明確な場合は判断基準も曖昧になり、株価の変動や自身の感情に左右された売買が増えてしまいがちです。
また投資においては、「損を回避したい」心理が強く働くため、合理的な判断が難しくなる状況に陥りやすいといわれています。このような心理状態を無意識のまま克服するのは困難なため、意識的な対策が不可欠です。

失敗への対処法・株式投資初心者へのアドバイス

このような失敗を避けるためには、投資の目的を明確にしておくのがポイント。特に株式投資初心者の場合、長期目線での資産形成を目指すのがおすすめです。
株式投資の短期売買には高度な分析力や経験が求められるため、初心者が安定して成果を上げることは容易ではありません。したがって長期保有を基本とし、相場の細かな値動きに振り回されずに運用することが重要となります
また、売却の基準を事前に決めておくことも有効。より高い価格で株を売却できるのが理想ですが、正確な株価の予測は困難です。「株価がもっと上昇するかもしれない」と考え、売却タイミングを逃してしまう可能性もあります。そのため「この条件になったら売却する」というルールをあらかじめ定めて取引を行えば、自身の感情や株価変動に左右されず冷静に判断できるようになります。
こうした基準づくりと長期的視点の確立により、初心者でも安定した投資行動を取ることが可能です。

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その他に初心者が株式投資で注意したいポイント

上記でご紹介した失敗例のほかにも、株式投資初心者が留意すべき点がいくつかあります。ここでは特に注意したいポイントとして、株式投資に回す資金額に関する2つのポイントをご紹介します。

その他に初心者が株式投資で注意したいポイント

  • 生活資金を投資に回してしまう
  • 慎重になりすぎて少額しか運用できない

生活資金を投資に回してしまう

まず注意したい点は、「生活資金を投資に回してしまう」ことです。
株式投資は元本が保証されないため、どれほど堅実とされる銘柄であっても将来的に株価が下がる可能性があります。生活費や近い将来使用する予定の資金まで投資に充ててしまうと、相場が急落した際に資金を回収できず、日常生活に支障を来す恐れも。
さらに、生活資金を失う不安が大きいと、下落時に慌てて売却する、上昇時はすぐに利益確定するなど、冷静な判断が難しくなる可能性もあります。そのため、投資はあくまでも余裕資金で行い、生活費や緊急時に備える資金とは分けて管理することが重要です

慎重になりすぎて少額しか運用できない

次に気を付けたいポイントは、「慎重になりすぎて少額しか運用できない」ことです。
投じる金額が極端に小さい場合、リスクは抑えられますが運用成果が実感できず、「投資をする意味がない」と感じてしまう可能性があります。特に長期投資を前提とする場合、ある程度の金額を継続的に投じなければ複利のメリットを十分に受けられず、資産が増えにくい傾向があります
また、少額の投資では価格変動への耐性がつきにくく、いつまでも「値動きが怖い」という心理が払しょくされないことも。そのため、状況に応じて運用資金を徐々に増やしていくことが大切です。

初心者が株式投資で安定した成果を上げるには、無理のない範囲で余裕資金を確保しつつ、将来の資産形成として適切な資金を投じるバランス感覚を持つことが重要です。「生活を守るための資金」と「資産形成のための資金」を明確に分け、段階的に投資額を増やすことで、安定した資産形成につながります。

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まとめ

本記事では筆者の経験を踏まえ、株式投資の初心者がやりがちな失敗例とその背景、対処法について紹介しました。初心者にとって失敗はつきものですが、傾向と対策を事前に理解しておけば、失敗を回避できる可能性が高くなります
筆者自身も投資を始めたばかりの頃は迷いや不安に影響され、判断を誤る場面が多々ありました。ですが、対処法として挙げた行動を意識的に取り入れることで、次第に落ち着いて投資に向き合え、徐々に安定した運用ができるようになりました。
これから投資を始めたいと考えている方や、投資を始めたばかりで不安を感じている方は、本記事を参考に、無理のない範囲で株式投資を実践してみてください。

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