FX経験者が解説!FX初心者が陥るよくある失敗とその対処法

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FX初心者が陥るよくある失敗7選とその対処法

FX初心者が陥るよくある失敗7選とその対処法

SPECIAL ARTICLE

著者・監修者

著者・勇者ダイ

勇者ダイ

プロトレーダーを目指して修行中のWebライター。FX歴3年目に突入。ローソク足と大衆心理をメインとし、テクニカル分析も勉強中。リアルの体験談をもとに初心者に寄り添った記事の執筆を心掛けている。

はじめに

「FXを始める際に失敗例を事前に知っておきたい」
「他の人の失敗事例を参考にしたい」
「FXを始めたが失敗してしまった。対処法を知りたい」

FXを始めたものの闇雲にトレードしてしまい、利益に繋がらず困っている人。分かっていても同じ失敗をして繰り返してしまう人は少なくありません。むしろFX初心者の多くが通る道と言って良いでしょう。

筆者はFXトレーダー歴2年。修行中の身ではあるものの、身をもって失敗を経験しているからこそ、伝えられることがあります。本記事では実際の経験をもとに、FX初心者が陥りやすい失敗事例と対処法を解説しました。

勝ちトレーダーに近づく一歩として、本記事の内容を是非参考にしてみてください。

FX初心者が陥るよくある失敗 その1:
ハイレバ取引で一発退場

ハイレバ取引での一発退場は、FXを始めた初心者に最も多くみられる失敗でしょう。FXは少ない資金でもレバレッジをかけて取引することで、大きな利益を上げられる点が魅力の1つです。
特に初心者は稼ぎたい気持ちが先走り、いつの間にか過剰なレバレッジをかけてしまうもの。ここで注意すべきは、大きな利益が見込めるということは大きな損失にもつながるという点です。利益欲しさに過剰なレバレッジをかけると、わずかな値動きで想像以上の金額が動きます。過剰なレバレッジと想定外の値動きによって、口座の資金が底をつき、相場から退場してしまうことになりかねません。

ハイレバ取引への対処法

ハイレバ取引への対処法としては、口座に入れる資金を限定する方法が有効です。FX初心者は、最初から資金管理を前提とした取引ができると思わない方が良いでしょう。
一般的には、取引数量を抑えてのトレードやレバレッジ設定を変更する等のテクニックが有効と言われていますが、これだけで対策できるなら、大半のトレーダーが負ける理由の説明がつきません。失敗しないための対策ではなく失敗を考慮した対策が効果的でしょう。
仮に、ハイレバトレードをしてしまったとしても、資金を限定しておけば口座内の資金がなくなるだけで済みます。自分の扱えるレバレッジと金額を把握するまでは、少額の入金しに抑えることをおすすめします。

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FX初心者が陥るよくある失敗 その2:
損切り注文をいれずに大損失

損切り注文を入れずにトレードすると、突発的な動きに対応できず、大きな損失を招いてしまします。損切り注文を入れないということは、最大限リスクを取っている状態になります。FXの仕組みはシンプルで、購入した通貨が上がるか下がるかの2択しかありません。損をするのは嫌なので、損切り注文を入れずに利益が出るまでポジションを保有すれば良いと考える人も多いでしょう。しかし通貨はどちらか一方に動き続けることもあるのです。その結果、どんどん損失が膨らみ、身動きがとれなくなってしまいます。このような状態に陥らないためにも、損切り注文は入れておくべきでしょう。
また、どのくらいの値幅を狙ってトレードするのかあらかじめ決めておき、トレードするのがおすすめです。

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損切り注文ができない方への対処法

損切り注文を入れずにトレードしてしまう人は、利益に目を向け過ぎていることを自覚する必要があります。トレードで勝ちたいと思う気持ちは分かりますが、全ての取引で勝つことはできません。FXの収益は利益と損失のトータルの金額です。つまり勝率が高いことよりも、利益を大きく伸ばし、損失を限定することの方が重要になるのです。利益はコントロールできなくても、損失は自分で確実に決めることができます。損失を最小限にするためにも、損切り設定を事前にしておくのがベストです。

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FX初心者が陥るよくある失敗 その3:
個人的な感情によるギャンブルトレード

「何となく今から上がりそうだから買いエントリーしよう」と、FX初心者は運任せのトレードをやってしまうものです。運任せのトレードが長期的な利益につながらないことは、自分自身わかっていたとしても)。お金を稼ぎたい欲が先走り、根拠のないトレードをしてしまうのが人間というものですが、この状態から抜け出さなければ、FXがギャンブルになってしまいます。いつまでもこの感情をコントロールできないなら、パチンコや競艇等を娯楽としてギャンブルを楽しんだほうがまだマシです。

FXを学ぼうと志した気持ちを無駄にしないためにも、勝ち続けられるトレーダーを目指しましょう

ギャンブルトレードへの対処法

トレードプランを作成し、トレードすることで運任せのトレードを軽減できます。トレードプランが明確になっていない人は、リアルトレードを辞めて、これまでのトレードの検証やFXの基本の勉強に時間を充てることをおすすめします。「習うより慣れろ」精神でリアルトレードを繰り返すと、必ずどこかで痛い目を見るでしょう。FXは一般的な仕事と違い、どれだけ努力しても、負ければお金が減ってしまいます。結果が全ての世界に無防備な状態のまま参加しても負けは見えています。しっかりと準備して挑みましょう。
FXで稼ぐには、期待値を考える必要があります。期待値とは、簡単に説明すると一回のトレードで稼ぐことを目指す金額の平均値のことです。自身のトレードを検証する際は、100回以上のトレードの期待値を出すのが望ましいでしょう。同じトレードプランで試行錯誤する中で、自身のトレード手法を確立していきましょう。

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FX初心者が陥るよくある失敗 その4:
利益欲しさにトレード回数が増えてしまう

巷ではよく「ポジポジ病」と言われています。機会損失を恐れるあまり、常にポジションを取り、不要な取引を繰り返してしまうことを言います。特にFX初心者は勝ちに執着してしまい、根拠のないトレードを繰り返す傾向が顕著です。利益を積み重ねるために取引しているのに、いつの間にか損失が上回っていることも。
FXは時給制でもなければ、回数が多ければ利益が増えると言う訳でもありません。利益と損失は表裏一体ということを忘れないようにしましょう。

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ポジポジ病への対処法

「ポジポジ病」を回避するには、勝ちに執着せずに負けを減らすことに注力しましょう。特に初心者は、自身が設定したルール通り取引することに全力を注ぐべきです。
世界三大投資家と言われているジョージ・ソロス氏の名言にこんな言葉があります。

「まずは生き残れ、儲けるのはそれからだ。」

この言葉の重みをしっかりと受け止め、負けないトレードを心がけましょう。負けがかさみ、一か八かの勝負に出そうな時は、LANケーブルを切り、物理的にネットに繋げない位の覚悟が必要です。スマホでトレードしている人は、端末をタイムロッキングに入れ、頭を冷やしましょう。
冷静な精神状態になるまではトレードを控え、トレードの勉強や検証に時間を割くことをおすすめします。

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FX初心者が陥るよくある失敗 その5:
余剰資金でトレードができていない

自身の生活に影響を与える資金でトレードすると、負けられないと言う気持ちが前面に出てしまい、精神状態が不安定になります。これは大きな損失を招く要因の1つです。FX初心者は余剰資金でのトレードを心がけ、取引ルールは必ず守りましょう。人それぞれ運用できる金額は違うため、自分に合った運用資金はどれくらいなのか、しっかり把握することが重要です。

過剰資金トレードへの対処法

目先の利益を追うのではなく長期的な目線でのトレードを心掛けましょう。FX初心者に重要なのは大きな痛手を負わず、相場から退場しないことです。
少額でもトレードできるのがFXの大きな魅力。そこを最大限に利用し、自分に合った運用資金を設定しましょう。トレードの優位性を判断できるようになるまでは、最小取引額でトレードするのがおすすめです。

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FX初心者が陥るよくある失敗 その6:
損失が膨らむにつれてポジションを増す

想定とは逆に動いた際、ポジションを追加する行為をナンピン(難平)と言います。根拠のないナンピンを繰り返すと、次第に「やめられない、とまらない」状態に陥ることも。この状態は勢いの強い相場で飛び乗りトレードした際に逆行してロスカットの判断遅れたときなど、少しFXトレードに慣れた時に起きやすい傾向があります。
また、自分の中で「これは勝てる!」と自信過剰に陥った時も要注意です。
FXで大事なのは想定外の動きに対応できるかどうか。不確実性の高い世界で生き残るためにも、根拠のないナンピンは控えましょう

ナンピントレードへの対処法

明確なロスカットルールを作成することで、ナンピンを防ぐことができます。一つ目は、損切りを決めた上でエントリーすること。焦ることなく値動きを見極めましょう。二つ目は、根拠のあるナンピンをあらかじめトレードプランとして組み込んでおくこと。ルールに則ったナンピンであれば問題ありません。
具体的にはロスカットラインの手前に一つのポジションを入れます。次にロスカットするラインにポジションを入れます。最後にロスカットするラインを少し超えたところにポジションを入れます。ナンピンも根拠に基づく手法であれば、心強い武器になります。(ちなみに上記のポジション位置は、大衆心理が色濃く反映されやすい場所の1つです。)
ロスカットを2分割にする方法も有効です。ロスカットを分割することで心理的負荷を減らすメリットがあります。ロスカットルールにも様々な種類があるため、自分合った方法を見極めましょう。

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FX初心者が陥るよくある失敗 その7:
インフルエンサーや書籍を鵜呑みにしてトレードする

勝っているトレーダーの真似をすることで、自分も勝てるのではと浮き足立つ気持ちになってしまうのも、よくある失敗例です。真似ることはFXを学ぶうえで役立つ反面、一歩間違えれば出口のない迷路に迷い込んでしまいます。
勝ちトレーダーの真似をするだけで勝てるのなら、今頃みんなFXをやっているでしょう。これは「分かる」と「できる」が違う証拠です。
FXは自分といかに向き合えるかで勝負が決まります。十人十色という言葉があるように、他のトレーダーの真似することは困難です。
また、FXに関する書籍を読んでもトレードで勝てるようにはなりません。誰かの真似で勝ったとしても、わかった気になっているだけということを自覚し、次のステップに進んでいきましょう

インフルエンサーや書籍に頼ってしまうトレードへの対処法

「分かる」から「できる」そして「やっている」と、一つ一つステップアップしていくことで、FXへの理解を深め、成長していけるでしょう。
まずは、参考にするトレーダーや書籍を決めましょう。「分かる」から「できる」になるためにはトレードルールを守ること。次に「できる」から「やっている」の状態を目指します。自分が考えたルールで取引できるようになれば、「やっている」の状態です。
ここまで出来て初めて勝ち続けるトレーダーに仲間入りすることができるでしょう。

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まとめ

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本特集では、FX初心者が陥りやすい失敗とその対処法を解説しました。今回ご紹介した失敗例は、筆者がよく陥った失敗談をもとに作成しています。FXは、一回の失敗で致命傷負うことはほぼありません。
しかし失敗が積み重なれば、いつか取り返しのつかない損失につながります。
失敗してしまった方は、その原因を見つけ、記録することから始めていきましょう。そうすることで、おのずと自分の失敗しやすいパターンが見えてきます。失敗と向き合い、一つずつ丁寧に対処していくことで、損失を最小限に抑えることができるようになるはずです。
最初は全部の失敗パターンを経験するくらいの気持ちで取り組むと良いでしょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。本記事がお役に立てば幸いです

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