子ども用のGPSを料金や機能、利用者の口コミ・評判をもとにランキング！おすすめのメーカーはどれ？

通信デバイスやスポーツ用品の開発・販売を手がける「グローバルコネクション」が提供する子ども用GPS。サイズ51×51×15mm、重さ39ｇのコンパクトな本体を子どものランドセルに取り付けることで（※あるいはポケット・カバン等に入れて持ち運び可能）、子どもの現在地や過去30日間分の移動履歴をチェックできる。

料金は、本体価格が14,520円（税込）、月額料金が539円（税込）。初期費用を抑えたい方は、本体価格が5,500円割引になるキャンペーンを不定期に開催しているので要チェック。

使用時は、保護者のスマートフォンに専用アプリ「PocketGPS」をダウンロードし、本体情報を登録する。1つのGPS端末は、最大3人の保護者で見守りが可能。1つのスマホアプリで見守れる人数は最大4人。

GPSによる追跡機能のほか、緊急時に子どもがSOSボタンを押すと保護者のアプリに通知が届く仕組みを採用。また、子どもが指定エリアに入った（指定エリアから出た）場合も保護者のアプリに通知が届く。登録可能なエリアは最大10箇所で、学校・自宅・塾・公園・友達の家など多めに設定できる点も嬉しい。

シンプルな端末デザインで、初期設定以降はSOSボタン以外の操作も不要と、低学年の子どもでも使いやすい。電池残量のお知らせ機能を備えるなど、使い勝手も良く、迷ったときは第一候補として検討する価値がある子ども用GPSだろう。

ウェアラブル端末やIoT機器の開発・販売を手がける「OAXIS」が提供する子ども用GPS。腕時計型のスマートフォンにGPSを搭載、追跡機能のほか、ビデオ通話機能や絵文字・定型文の送信機能、音楽再生機能なども利用可能。

GPS機能は、設定した時間ごとに子どもの移動記録をトラッキング。保護者のスマートフォンにインストールしたアプリで履歴を確認できる。また、保護者が設定したセーフゾーンエリアを越えた場合には、アプリに通知が届く。

通話は、4G LTE通信を使用し、保護者のスマートフォンとビデオ・音声通話が可能。本体の横のSOSボタンを押すことで、保護者のアプリに緊急信号が送られ、30秒間の録音がスタートする「ワンタッチSOS機能」も備えている。

料金は、本体と音声・データ通信用SIMをセットで購入する買い切りプランのほか、データSIMと本体価格を月額料金で支払う月々安心プラン（1年契約、2年契約）を用意。1回の支払額は月々安心プランのほうが低いものの、初期費用（税込11,880円）が別途かかるため、トータルの支払額では買い切りプランのほうがお得になる。

腕時計として子どもが常時身につけることができ、GPSの紛失や置き忘れが少ない点も大きなメリット。学校で腕時計の持ち込みが禁止されている場合は、ベルトを外して別売りのポーチに入れ、持ち運ぶこともできる。

シーンを選ばないスタイリッシュなデザインで、おしゃれに気を使う子どもにも評価が高い。「キーホルダー型のGPSは紛失が心配」という場合は有力な候補となる子ども用GPSだろう。

MVNO事業を手がける「フリービット」が提供する子ども用GPS見守りサービス。スマートフォンと見守りサービスがセットになっており、自社のオリジナル機種（TONE e22、TONE e21 rev.2）やSIM（ドコモのエコノミーMVNO）のユーザー向けに、見守り機能「TONEファミリー」（月額308円）を提供している。

主なサービス内容は、GPSによる居場所の確認、電車やバスなどへの乗車通知、特定の場所への到着通知など。その他にもアプリの種類や利用時間を制限する機能や、家族とだけ繋がることができる専用メッセンジャー、裸などの不適切な自撮りを検知する自撮り被害防止機能も搭載している。

TONEファミリー専用アプリ「Oneファミリー」を保護者のスマホにインストールすることで、子どものスマホの機能を細く設定可能。子どもの成長に合せて段階的に利用制限を緩めていくなど、フレキシブルな使い方ができる点が大きな特徴となっている。

料金は、TONEファミリー利用料に加えて、スマホ本体が9,800～21,780円（税込）。月々の通信量が1,100円（税込）。GPS機能のみ搭載した専用の子ども用GPS端末と比較すると、初期費用・月額費用ともにやや高くなるが、塾や習い事で子どもがスマートフォンを使う機会が多い場合、スマホそのものに見守り機能を付加できるのでコストパフォーマンスが良い。現在、スマホを使っている子ども（あるいはスマホを持ちたい気持ちが強い子ども）におすすめの子ども用GPSだろう。

NTTレゾナントが運営するポータルサイト「goo」が提供する子ども用GPS。本体サイズは51×51×15mm、重量は39ｇとコンパクトで、ランドセルやバッグ、ポーチなどに取り付けて持ち運べる。

料金は、本体のGPS端末が3,280円（税込）、月額使用料が638円（税込）と、数ある子ども用GPSの中でもリーズナブルに設定。

GPSを使用して子どもの現在地や1週間分の移動履歴を確認できるほか、子どもが危険エリアに入ったときや、指定したエリアの到着時・出発時に専用アプリへの通知が届く。

また、子どもの現在地付近にある防災施設情報を表示するなど、災害時に心強いサービスも提供。GPS端末のバッテリー残量を確認でき、残量が少なくなった段階で通知がくる。なお、緊急時は、本体のボタンを長押しすると保護者のアプリに連絡が届くようになっている点も嬉しい。

端末デザインやサービス内容が似ている「soranome」と比較すると、本体価格や月額料金、移動履歴の保存期間などが異なる。初期費用を抑えたい場合は本体価格がリーズナブルな「goo of things いまここ」が、ランニング費用を抑えたい場合は「soranome」がおすすめ。（※「soranome」は、子どもの移動履歴を1週間分よりも長く保存できる。）

GPS機能に特化しているため、保護者との通話やメール、インターネットの検索・閲覧等はできないが、「スマートフォンはまだ早い」と考えている場合におすすめの子ども用GPSだろう。

ソフトバンクが提供する子ども用GPS。本体サイズは約47×47×15.5mm、重量は約34ｇのGPS専用端末で、ソフトバンクはもちろん、他社のスマートフォンでも利用できる（iOS 12.0以降、Android 7.0以降）。

料金は、本体+2年間の通信料で7,980円（税込）。3年目以降は通信料のみ月額440円（税込）とリーズナブル。

主な機能は、GPSを利用した現在地確認、3日分の移動履歴の確認、登録した場所の到着・出発通知など。また、本体中央のボタンを押すことで、子どもから現在地を知らせることもできる。

その他、自宅のWi-Fiを登録し、帰宅や外出を通知する「ただいま通知」や、子どもが保護者から離れた場合に知らせる「はなれたアラート」を搭載。家の中などでGPS端末が見当たらない場合にアプリから音を鳴らせる機能も備えており、使い勝手が良い。携帯電話会社大手がサービスを提供しており、故障時のサポート体制が整っている点もメリットの1つ。

移動記録が3日分と短く、一部Wi-Fi設定が必要になるなど、注意すべき点はあるが、手頃な価格で子どもの見守りに役立つ機能を利用できる、おすすめの子ども用GPSの１つ。