タクシー配車アプリのおすすめはどこ？利用者の口コミ・評判でランキング

Mobility Technologies（MoT）が提供するタクシー配車アプリ。累計ダウンロード数は700万を突破（2022年3月1日）、全国22の都道府県に対応しており、国内最大級のエリア展開を誇る（2022年5月時点）。

利用する際は、アプリを立ち上げ、地図上で乗車する場所を設定。近隣のタクシーがリスト表示されるので、「タクシーを呼ぶ」ボタンをタップする。到着を待つ間もアプリ上に到着予定時間が表示され、到着時点で通知があるためわかりやすい。

また、配車の段階であらかじめ行き先を指定しておくと、乗務員にも降車場所が伝わり、車内で行き先を告げる必要がない。目的地までの乗車料金も表示されるので、乗車後に思わぬ金額が提示され驚くという事態も避けられるだろう。

なお、決済方法は、クレジットカードもしくはd払いに対応。また、アプリ内決済サービス「GO Pay」を利用すると、アプリと連動して決済が行われるため、車内での決済手続きやレシートの受け取りが不要となる。

なお、タクシーの配車には、タクシー会社ごとに所定の迎車料金がかかる。金額はアプリ内の「メニュー」→「タクシー会社」から確認できるのでチェックしたい。

対応エリアの範囲や提携タクシー会社の数、決済システムの利便性など、使い勝手の良さはトップクラス。住まいの地域が対応エリア内にある場合は、まず利用を検討したいタクシー配車アプリだろう。

ライドシェアのリーディングカンパニー・Uber（ウーバー）が提供するタクシー配車アプリ。日本国内では首都圏・地方都市を中心に15のエリアに対応している。

利用する際は、アプリを立ち上げ、地図上で乗車場所と行き先を指定して料金を確認。近隣にいるタクシーがマップに表示されるので、タクシー会社やナンバープレート等を確認のうえ合流する。

最初に乗車料金を見積もった上で利用できるので、料金の予測がつく。ただし迎車料金は見積もりに含まれないため、行き先指定後の画面で迎車料金の有無や金額を確認する必要がある。

決済方法は、クレジットカード、デビットカード、現金に対応。最初に現金を指定すると、乗車中や到着後の支払い方法の変更ができない点に注意したい。

海外のUberは、タクシー以外に一般人が運転する乗用車も配車対象となるが、日本では法規制があるため、配車の種類は、主として提携タクシー会社のタクシー（Uber Taxi）とハイヤー（Uber Black）に限られる。

対応エリアが都市部に限定される点には注意が必要だが、タクシーへの乗車状況や車の位置情報を家族や友人・知人等と共有でき、子どもや高齢者が乗車する際にも安心できる。Uber Eatsを利用している場合はアプリの初期設定も簡略化可能。誰もが気軽に利用できるタクシー配車アプリの1つだろう。

S.RIDE（エスライド）が提供するタクシー配車アプリ。対応エリアは東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城・愛知・大阪の主要都市。特に東京エリアでは最大級のネットワークを誇る。

アプリを起動し、スライドすると、近くを走っているタクシーをマップ上にピックアップ。行き先の入力はタクシーが到着するまでのあいだに行うことで、効率よく時間を使える。料金は行き先指定時に確定するため、渋滞等で追加料金が発生する心配がない点が嬉しい。

また、有料オプションとなるものの、20分後から6日後までの配車予約にも対応している。
支払い方法は、クレジットカードや各種QRコード決済（PayPay、d払い、楽天ペイ、auPAY、LINE Payほか）。また、S.RIDEのアプリにクレジットカードを登録することで利用できる「S.RIDE WALLET」を決済方法に指定すると、アプリ内での決済が可能となる。車内での精算手続きを省略でき、到着後すぐに降車が可能。

対応エリアは限定されるが、首都圏とその周辺エリアであれば提携タクシー会社も多く、配車を依頼しやすい。アプリの操作性も良いため、首都圏でタクシーがつかまりにくい場合などに利用して損はないタクシー配車アプリだろう。

DiDiモビリティジャパンが提供するタクシー配車アプリ。世界1,000以上の都市でタクシーやヒッチハイクのマッチングサービスを展開しており、日本国内の場合は、首都圏と地方都市を中心に15の都道府県に対応している。

利用する際は、アプリを起動し、行き先と乗車地点を入力。マップ上に近くのタクシーが表示されるので、到着を待って乗車すれば目的地の指定や乗車料金の決済などはすべてアプリを経由して行われる（車内決済を選択した場合は、別途支払い手続きが必要）。配車依頼から到着までにかかる時間は平均5分とスピーディー。

支払い方法は、「現金・その他決済」と「アプリ決済」の2種類。DiDiのアプリにクレジットカード、デビットカードまたはPayPayを登録すれば、アプリ決済を利用できるため、タクシー車内での決済手続きが不要になる。DiDiが配布するクーポンを使用する際も、アプリ決済の利用が条件となっているので、クーポンを使う際は特に注意したい。また、現金やその他の決済方法を選択した場合は、個々のタクシー会社が対応する支払い方法で決済を行う必要がある。

対応エリアが各都道府県の主要エリアに集中しているため、郊外利用では他のタクシー配車アプリと比較してやや見劣りする場合もあるが、Uberとともに海外でも知名度の高いサービスのひとつ。自宅などの生活圏が対応エリア内にある場合は、候補の一つとなるタクシー配車アプリだろう。

ｋｍ（国際自動車）グループが提供するタクシー配車アプリ。アプリを起動したスマートフォンを振ることで、周辺500mにいる空車のタクシーに乗車の意思を伝えられる。通常のタクシー配車アプリとは異なり、配車は確約されないため、流しのタクシーを呼び止めたときと同じく迎車料金や予約料金は発生しない。

利用方法は、道路沿いなどのドライバーが目視できる場所でアプリを起動し、スマートフォンを振るだけでOK。ユーザー登録やクレジットカードなどの登録も不要で、アプリのインストール後すぐに利用できる。

1回振ると5分間の乗車意思表明が可能。位置情報は5秒ごとに更新されるほか、マップ上の現在地を移動して修正することもできる。乗車は確約されていないため、待ちきれずに別のタクシー乗ってもキャンセル料金等の支払い義務はない。

なお、行き先の指定や降車時の決済は自動化されておらず、通常のタクシー利用時と同じく口頭で目的地を伝え、降車前に車内で料金を精算する必要がある。

対応エリアは東京と神奈川の都市部で、主として繁華街での利用に適している。

配車依頼から決済までワンストップで行えるタクシー配車アプリと比較すると、スムーズさでは見劣りするものの、メーター料金のみでタクシーを利用できる点が嬉しい。気軽にタクシーを呼びたい場合におすすめのタクシー配車アプリだろう。