30代で読みたい自己啓発本 おすすめ7選

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30代におすすめの自己啓発本7選

30代におすすめの自己啓発本7選

SPECIAL ARTICLE

著者

著者・鈴木恵介

鈴木恵介

本棚の8割が自己啓発本のライターです。自己啓発本は、人生を豊かにしてくれる指針のような存在。30代が抱える不安や迷いを少しでも軽減できるように記事を執筆しています。

はじめに

30代は人生やキャリアにおける中堅期。仕事やプライベートで責任が増える一方、「このままでいいのだろうか」「将来に漠然とした不安がある」と感じることが多くなります。
また、これまでの経験を通して築いてきた自分なりのやり方や価値観に違和感を覚えながらも、「どう変わればいいのか」「何を大切にすべきなのか」が見えづらくなることもあるでしょう。

そうしたときに力をくれるのが自己啓発本です。読むことで自己理解が深まり思考が整理される自己啓発本は、前向きな行動を起こすための起爆剤になり得ます

本記事では、自分の人生に不安を抱え、変化を求めている30代におすすめの自己啓発本を7冊ご紹介します。自分の現状に迷いや不安を感じている30代の人は、ぜひ参考にしてみてください。

30代が自己啓発本を読むメリット

30代で人生の転換期を迎える人は少なくありません。この時期に手に取った自己啓発本が人生を見つめ直す契機になることもあるでしょう。はじめに、30代が自己啓発本を読むことで得られる3つのメリットをご紹介します。

30代が自己啓発本を読むメリット その1:
自分の価値観を再構築できる

30代は、「自分はこのままでいいのか」「本当にやりたいことは何なのか」という問いが浮かびやすい時期です。
その理由は、他人の価値観に合わせ、周囲の期待に応えてきたこれまでの日々から、「これから自分をどう生きるか」を見つめ直す時期に入っていることを無意識に感じているからでしょう。

自己啓発本は、そうした迷いや違和感に新たな視点を与えてくれる存在。他者の生き方からヒントを得ることで、「自分らしい在り方とは何か」を考える視点が育まれます。
自分の価値観を再構築し、自分自身の人生を前向きに切り開いていくためのきっかけを得られる点は、30代で自己啓発本を読むメリットといえるでしょう。

30代が自己啓発本を読むメリット その2:
行動を変えるきっかけになる

「今のままではいけない」と頭では理解していても、実際に行動に移すのは簡単ではありません。気持ちが追いつかず、つい足が止まってしまう――そうした”足踏み状態”のときにこそ、自己啓発本の力を借りるのがおすすめです。

特に、思考や習慣を少しずつ変えていく方法を紹介した自己啓発本は、忙しい30代でも無理なく取り組め、日常生活のなかへ自然に取り入れやすいのが魅力。小さな変化の積み重ねが、やがて大きな前進につながっていくでしょう。
ちょっとした行動を変える勇気やきっかけをくれるのも、30代で自己啓発本を読むメリットのひとつです。

30代が自己啓発本を読むメリット その3:
不安と向き合う力がつく

30代になると、周囲の期待や自身の成長にプレッシャーを感じやすくなり、将来やキャリアへの不安が強まることもあるでしょう。

ですが、そうした不安を「避けるべきもの」ではなく、「成長のサイン」として受け止める視点を持つことが、これからの自分にとって大切です。

自己啓発本は、そうした不安やストレスとの向き合い方を教えてくれる存在。たとえば、心のバランスを整える方法や前向きに行動するための思考法を通じて、少しずつ「メンタルの土台」を育むことが可能です。そして、不安に振り回されることがなくなれば、仕事やプライベートにおいても、自分らしく充実した日々を歩めるようになるでしょう。
こうした点も、30代が自己啓発本を読むメリットです。

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30代におすすめの自己啓発本7選

本チャプターでは、キャリアの築き方やこれからの自分の生き方を考えるうえで30代が直面する可能性の高い課題に対し、具体的な指針を示してくれるおすすめの自己啓発本を7冊厳選しました
「現状を打開したい」「自分のなかで何かを変えたい」と思っている30代の人は、それぞれの特徴をチェックし、今の自分に合った自己啓発本を見つけましょう。

  1. 仕事は楽しいかね?
  2. 嫌われる勇気
  3. うまくいっている人の考え方 完全版
  4. ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣
  5. あした死ぬかもよ? 人生最後の日に笑って死ねる27の質問
  6. 書く瞑想 1日15分、紙に書き出すと頭と心が整理される
  7. 人生は楽しいかい?

仕事は楽しいかね?

仕事は楽しいかね?・画像

著者 著者:デイル・ドーテン/翻訳: 野津 智子
発行年/出版社 2001年/きこ書房
価格(税込) 2,121円
こんな30代におすすめ
  • 現状の働き方に疑問を感じている人
  • 新しいキャリアの可能性を模索している人
  • 日々の仕事に楽しさを見出したい人

『仕事は楽しいかね?』は、キャリアや働き方に迷いを感じている30代におすすめの自己啓発本です。物語形式で進む本書は、主人公と老人の偶然の出会いをきっかけに始まる対話を通じて、「働くことの意味」や「成功とは何か」といった本質的なテーマを優しく掘り下げていきます。

著者は成功をつかむためには、目標を達成することに固執するのではなく、日々の変化を柔軟に受け入れ、“成功と隣り合わせに生きる姿勢”を育てていくことが大切だと語ります。そして、その姿勢を育むために欠かせないのが、なんでも試してみること。

「試すことに失敗はない」「同じことを繰り返しても、新しい結果は得られない」と語る著者の言葉からは、現状を打破し、自らの可能性を広げていくヒントが見えてきます。

30代は選択肢が広がる一方で、「このままでいいのだろうか」と自問しやすい時期。本書はそうしたとき、正解を求めて立ち止まるのではなく、“楽しみながら自分の道を切り拓く”という柔軟な発想を思い出させてくれます。本書は、現状に閉塞感を抱いている人や、変化を恐れてなかなか一歩を踏み出せない人の背中をそっと押してくれる一冊です。

嫌われる勇気

嫌われる勇気・画像

著者 岸見一郎、古賀史健
発行年/出版社 2013年/ダイヤモンド社
価格(税込) 1,650円
こんな30代におすすめ
  • 人間関係に悩みを抱えている人
  • 自己肯定感を高めたい人
  • 他者の評価を気にしすぎてしまう人

『嫌われる勇気』は、「自分を変えたい」「他人の目が気になる」といった悩みを抱える30代におすすめの自己啓発本です。哲学者と青年の対話形式で進む本書では、アドラー心理学をもとに、「人は変われる」という力強いメッセージが語られます。

本書が投げかけるのは、他人にどう思われるかではなく、「自分がどう生きたいか」という視点から人生を見つめ直すことの大切さ。他者の評価にとらわれず、自分の価値観を軸に行動することが本当の自由であり、幸福につながるという考え方は、競争や比較に揺れる30代に深く響くでしょう。

また、過去のせいで変われないと思い込んでいる人にとっても、本書は希望の光となります。アドラーの思想は、過去ではなく「これからどうするか」に意識を向けることで、人生を前向きに切り拓く力を育ててくれるのです。

人間関係や仕事に悩みやすい30代という時期だからこそ、他人に振り回されずに“自分らしく生きる”選択肢があることを、この本は教えてくれます。変わりたいけれど一歩を踏み出せない――『嫌われる勇気』はそうした人の背中をそっと押してくれる、心強い道しるべとなる一冊です。

うまくいっている人の考え方 完全版

うまくいっている人の考え方 完全版・画像

著者 著者:ジェリー・ミンチントン/翻訳:弓場隆
発行年/出版社 2013/株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン
価格(税込) 1,100円
こんな30代におすすめ
  • ネガティブな思考から抜け出したい人
  • 自己批判を減らし、自信を持ちたい人
  • ストレスを軽減し、前向きな人生を送りたい人

『うまくいっている人の考え方 完全版』は、キャリアや自己成長に悩む30代におすすめの一冊。本書では、成功者が物事をどのように捉え、日々どのように行動しているのかを具体的な事例を交えて紹介しています。仕事や日常生活にすぐに取り入れられる考え方が明確に示されており、実践にも移しやすいでしょう。

成功するためには、自分の価値を信じ、物事をポジティブに捉えることが大切です。成功者は困難や失敗さえもチャンスと捉え、常に前向きに歩みを進めています。こうした前向きな行動を重ねていくためには、健やかな自尊心が欠かせません。

本書で語られる自尊心とは、単なるプライドではなく、自分の人格や能力に対して幸福を感じられる“心の土台”のようなもの。自分を大切にできる人こそが、柔軟に思考を切り替え、成功につながる行動を積み重ねていけるのです

30代は、仕事や人生において大きな選択を迫られる時期。本書はその過程で必要なマインドセットを提供し、自己変革を進めるための手助けをしてくれます。今後の人生をより良くするために、成功を目指して一歩踏み出したい人に、ぜひ手に取ってほしい自己啓発本です。

ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣

ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣・画像

著者 著者:ジェームズ・クリアー/翻訳:牛原 眞弓
発行年/出版社 2019年/パンローリング 株式会社
価格(税込) 1,650円
こんな30代におすすめ
  • 毎日の習慣を見直したい人
  • 頑張っているのに思うように変われないと感じている人
  • 日々に追われて自分を見失いそうな人

『ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣』は、「毎日1%の改善を積み重ねることが、大きな成果につながる」というシンプルかつ強力な考え方を軸とした自己啓発本。「小さな変化の積み重ねこそが人生を変える」というメッセージが、丁寧かつ実践的な視点で語られています

著者は、「目標を立てることよりも、習慣を築くことが重要である」と繰り返し説きます。目標の達成は一時的な結果にすぎませんが、習慣は日々の行動を通じて積み重なり、長期的な変化を支える土台となるのです。

本書では習慣が続かない理由や、習慣化したいことを三日坊主で終わらせないための工夫など、実践的なノウハウも数多く紹介しています。忙しい毎日を送る30代にとって、意志の力に頼らず自然と行動を変えていくアプローチは、日常に取り入れやすく、やがて大きな変化を与える力になるでしょう。

「変わりたいのに変われない」と感じている30代におすすめの本書は、小さな一歩を着実に積み重ねるための力を授けてくれる自己啓発本です。

あした死ぬかもよ? 人生最後の日に笑って死ねる27の質問

あした死ぬかもよ? 人生最後の日に笑って死ねる27の質問・画像

著者 ひすいこたろう
発行年/出版社 2012年/ディスカヴァー・トゥエンティワン
価格(税込) 1,760円
こんな30代におすすめ
  • このままの生き方でいいのか、ふと立ち止まることがある人
  • 忙しさに流され、自分の気持ちがわからなくなっている人
  • 将来に不安を感じているが、どう動いていいか分からない人

『あした死ぬかもよ?』は、「このままの生き方でいいのだろうか」と、ふと立ち止まる瞬間がある30代におすすめの自己啓発本です。「もっと冒険しておけばよかった」と語る高齢者の声から始まる本書は、人生で本当に大切なことを静かに教えてくれます。

最大の不幸とは、人生を振り返ったときに後悔すること。後悔を避けるには、「死を正しく理解し、人生に活かすこと」が大切だと著者は語ります
死を意識することは、今この瞬間を輝かせる力となり、自分の“本当の声”に気づくための助けになります。日々の忙しさに流され、自分の気持ちがわからなくなってしまうときこそ、人生の本質に立ち返る視点が必要なのです。

「もし今日が人生最後の日だったら?」──そう自問することで、何気ない一日がいかに尊く、どれほどの可能性を秘めているかに気づかされるでしょう。

本書は、30代の中にある「このままでいいのか」という問いに寄り添い、「今日という一日を、自分らしく生きてみよう」と思わせてくれる一冊です。

書く瞑想 1日15分、紙に書き出すと頭と心が整理される

書く瞑想 1日15分、紙に書き出すと頭と心が整理される・画像

著者 古川 武士
発行年/出版社 2022年/ダイヤモンド社
価格(税込) 1,650円
こんな30代におすすめ
  • 今の働き方に違和感や迷いを抱えている人
  • 漠然とした不安を明確にしたい人
  • 自分の気持ちに向き合う時間がほしい人

『書く瞑想 1日15分、紙に書き出すと頭と心が整理される』は、思考と感情を紙に書き出すことで自己理解を深め、心と生活を整える方法を教えてくれる自己啓発本です

現代社会では、仕事や人間関係、過度な情報に日々さらされるなかで、「意志とは関係なく思考が働き続ける」「思考がまとまらない」といった状態に陥りやすくなっています。

こうした状態をリセットしたいときにこそ、「書く瞑想」は効果的なアプローチになります。「書く瞑想」では、一般的な瞑想のように「無になろう」とする必要はなく、今感じていることをそのまま書き出すだけでいいのです。ただ書くことで、今まで言葉にできなかった心のモヤモヤが少しずつ言語化され、心の中が整理されていきます
目を閉じて静かに座る代わりにペンを動かす――このシンプルな行動が頭の中に余白をもたらし、心を落ち着かせてくれるでしょう。

本書はキャリアや将来に不安を抱える30代に、無理なく続けられる「自分と向き合う時間」をもたらします。人生を変えるには、知識や経験、戦略も必要ですが、まずは自分の内側にある声に耳を傾けること。それが、自分の人生を変える第一歩になるでしょう。

人生は楽しいかい?

人生は楽しいかい?・画像

著者 著者:ゲオルギー・システマスキー
監修:北川貴英
発行年/出版社 2016年/夜間飛行
価格(税込) 2,420円
こんな30代におすすめ
  • 心や体にこわばりを感じながら毎日を過ごしている人
  • 無理をせず、自分らしい生き方を見つけたい人
  • 心に余裕がなく、人生を楽しめていない人

『人生は楽しいかい?』は、物語を通じて主人公とともに読者自身も成長していける体験型の自己啓発本です。

本書には、ロシア発祥の武術「システマ」の哲学が随所に取り入れられています。システマとは、無理のない呼吸と自然な動きを通じて心身の緊張を手放し、自然体の自分を取り戻すためのメソッド

このメソッドが物語のなかに自然なかたちで織り込まれているため、読者はストーリーを読み進めるなかで、心と体のバランスを整えていく過程を追体験できます。
システマを通じて身につく「力を抜く」「リラックスして自然に動く」といった感覚は、心のこわばりをほどき、日々の仕事や人間関係にも新たなゆとりと余白をもたらしてくれます。また、ストレスへの耐性が高まるとともに、物事の受け止め方にも余裕が生まれ、人生の楽しさを自然に感じられるようになるでしょう。

自然体の自分に立ち返るきっかけをくれる本書は、「これからの生き方を見つめ直したい」と考えている30代におすすめの一冊です。

コラム:自己啓発本の効果的な読み方は?

ここでは、自己啓発本を効果的に読むためのおすすめの方法を3つご紹介します。

まずは、「自己啓発本に書かれている内容すべてを吸収しようとしない」こと。1冊のなかから今の自分に最も必要な部分を選び、それが定着した時点で次に進む――この取捨選択の姿勢が、読後の行動や変化を促進します。

次に、「読む目的を明確にする」こと。「今の自分を変えたい」「働き方を見直したい」といった、30代ならではの課題意識と結びつく自己啓発本を読むことで、必要な情報が自然と目に留まり、学びが深まります。

最後に、単に読むだけでは記憶に残りにくいため、心に残った言葉や気づきはその都度「メモを取る」ことを習慣にしましょう。印象に残った部分を自分の言葉に置き換えて記録すれば、理解が深まり実生活にも落とし込みやすくなります。

これらの読み方を実践すれば、本特集で紹介する「30代におすすめの自己啓発本」を読む際にも、より効果的に学びを成長に繋げていけるでしょう。

まとめ

30代は、仕事やプライベートでの責任が増え、悩みが深まりやすい時期。ですが同時に、自分の価値観や生き方を見つめ直す絶好のタイミングでもあります
そうしたときにこそ大きな助けとなるのが、自分を前向きに変えるヒントが詰まった自己啓発本です。

本記事で紹介した30代におすすめの自己啓発本は、それぞれテーマやアプローチは異なるものの、どれも「キャリアに悩んでいる」「将来への不安がある」「自分を変えたい」と感じている人に寄り添い、前進するためのヒントを与えてくれます。また、これまでの考え方を見直し、新たな視点や気づきを得るきっかけにもなるでしょう。

「30代の今だからこそ、自分を変えたい」「将来に向けて前向きな一歩を踏み出したい」と思っている人は、本記事を参考に今の自分に必要な一冊を見つけてみてください。

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