一人暮らしの社会人が簡単にできる節約術 おすすめ7選
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はじめに
「今月もギリギリ・・・来月の引き落としが怖い!」
「貯金なんてできる余裕がない!このままだと将来が不安・・・」
一人暮らしをしている社会人のなかには、実家暮らしと比べて出費が多く、お金の不安を感じている人が多いもの。
また、「節約するぞ!」と意気込んだものの、節約がストレスになり、気づいたらうやむやになっていた・・・という社会人もいるはずです。筆者もかつてはその一人でした。
ですが、自分に合った節約方法を見つけて実践することで、無理なく簡単に節約ができました。
本記事では筆者の実体験をふまえ、節約を成功させるコツと一人暮らしの社会人が簡単にできるおすすめの節約術7つをわかりやすくご紹介します。
一人暮らしの社会人が節約を成功させるコツ
はじめに、一人暮らしの社会人が節約を成功させるためのコツをチェックしましょう。
コツ①:無理のない範囲で節約する
無理のない範囲で節約に取り組むことは、長期的な節約を成功させるうえで重要です。なぜなら、過度な節約はストレスにつながりやすく、結果的に節約が上手くいかなくなってしまうからです。そのため、まずは自分に合った方法や簡単にできる方法で節約を始めましょう。そうすることで、無理なく節約を続けられます。
例えばカフェでコーヒーを飲むのを止める(あるいはカフェへ行く回数を減らす)、1か月の外食の回数を週1回にあらかじめ決める等、小さなことで構いません。また、セールやクーポンを活用し、必要なものをお得に購入する習慣をつけることも節約に効果的です。
コツ②:節約生活を楽しむ
節約には、「欲しいものや好きなものを我慢する」といったイメージがありますが、節約を成功させるには、節約への取り組み自体を楽しむことが大切です。なぜなら、節約は単に支出を抑えてお金を貯めるだけでなく、生活の質を向上させる手段でもあるからです。
例えば、アプリでレシピを見つけて自炊を楽しむことで、料理の幅を広げられるでしょう。
節約は生活の工夫と楽しさを見つけるチャンスです。節約を楽しむことで無理なく続けられるのはもちろん、ストレスなく自然とお金をためる習慣も身につきます。
コツ③:目標金額を決める
節約をするには、まずは目標金額を決めることが重要です。目標金額を設定すれば、具体的な数字を意識しやすくなり、日々の支出をコントロールするモチベーションが高まるでしょう。
また、目標があることで無駄遣いを避ける意識も強まり、必要な節約方法を計画的に実行できます。
総務省統計局の「家計調査(単身)勤労者世帯」(2022年)によると、働いている一人暮らしの社会人の食費は1か月平均4万301円です。
例えば、毎月食費がこの平均よりも多くかかっている場合は、まずは1か月の食費を4万円以内に抑えるようにするなど、具体的な目標を決めて節約に取り組むと良いでしょう。
一人暮らしの社会人が簡単にできる節約術 おすすめ7選
ここからは、一人暮らしの社会人が簡単に取り組めるおすすめの節約術を7つご紹介します。日常生活にちょっとした工夫を加えるだけで節約に効果があり、お金を貯められる方法ですので、ぜひ試してみてください。
節約術①:現金払いからキャッシュレス決済に変更する
現金で支払いを行うよりも、キャッシュレス決済を利用した方が節約できます。その理由は、キャッシュレス決済は、お金の管理がしやすく、ポイントが貯まりやすいからです。
お金の管理をするために、まずは収支把握として家計簿をつけようと思ったことがある社会人の方もいるでしょう。現在は、スマートフォンなどの家計簿アプリが充実しているため、アプリを使えば、手軽に家計簿を作成できます。
ただ、現金払いの場合は、毎回金額を入力する必要があり、記入漏れや入力間違いが発生しやすくなります。また、毎回の入力がつい面倒に感じてしまうこともあるでしょう。
筆者も最初は家計簿アプリに現金払いで使った分を毎回入力していましたが、途中で挫折しました。
現金払いからキャッシュレス決済に変更すると、アプリやWebサイト上で簡単に履歴管理ができるため、お金の管理が容易になります。また、キャッシュレス決済の多くは、支払いだけでポイントが貯まる制度が整っており、貯めたポイントでの買い物も可能です。
さらに現金払いの場合、財布の中のお金がなくなると毎回ATMに行く必要がありますが、キャッシュレス決済に切り替えれば、その必要もありません。ATMの利用にかかる手間や手数料を抑えられる点もキャッシュレス決済を利用する大きなメリットといえるでしょう。
節約術②:コンビニの利用を控える
ついつい立ち寄ってしまうコンビニですが、利用を控えることで、節約につながります。実は、コンビニは、スーパーやドラッグストアと比較して商品の価格が高めです。
例えば、ペットボトル1本でも、商品によってはスーパーやドラッグストアで購入する場合と比較して倍の金額を支払うことになります。お弁当やサンドイッチもスーパーと比べてコンビニは割高です。
また、コンビニへ行くと、必要のないものをうっかり買ってしまう経験はないでしょうか。レジ横のチョコレートやホットスナックなど、予定していなかった商品をつい買ってしまうこともあるはずです。
そのため、日頃から、スーパーやドラッグストアでの買い物を意識しましょう。コンビニへの立ち寄りを控え、スーパーやドラッグストアを利用して計画的に必要なものだけを購入することで、高い節約効果が期待できます。
節約術③:スマートフォンの契約を格安SIMに切り替える
今やスマートフォンは私たちの日常生活に欠かせないものです。節約のためにスマートフォンの使用を控えることは現実的ではないでしょう。
ところが、毎月1万円以上をスマートフォンに払っている人も少なくありません。生活には欠かせないスマートフォンですが、契約を大手キャリアから格安SIMに切り替えることで、毎月の通信費を節約できます。
格安SIMはその名の通り、大手キャリアと比較して、月額料金が安価です。プランによっては3,000円程度にまで抑えられることも。
特に一人暮らしの社会人にとって、月々の固定費を安く抑えられるのは、大きな節約になります。スマートフォンの契約を見直すことで、無理なく節約をスタートできるでしょう。
節約術④:部屋の中を整理整頓する
節約の基本は余計な物を買わないことです。節約をするうえで「余計な物を買わないのは当たり前」と思われるかもしれませんが、実は、部屋が整理整頓されていないと、無駄に物を買ってしまう可能性が高くなります。
例えば、冷蔵庫の中が整理されていないと、賞味期限の切れた食品が放置され、結局、使い切れずに捨てる羽目になったり、新たに同じものを購入することになったりします。
また、整理整頓しないことによって、必要なものが見つからず、無駄な買い物が増えることもあるでしょう。
部屋の中を整理整頓することで、必要な物を探す時間が短くなるのはもちろん、自分が持っている物を把握しやすくなるため、結果、余計な物を買わずに済み、節約につながります。
部屋の整理整頓は週末からでもすぐ始められる簡単な節約方法といえるでしょう。
節約術⑤:マイボトルを持ち歩く
ペットボトルの購入を減らすために、マイボトルを持ち歩くことも、簡単にでき、かつ効果的な節約方法です。
例えば、1本150円のペットボトルを毎日購入すると、月に4,500円、年間では54,000円の支出になります。一方、ペットボトルからマイボトルに換えることで、初期費用はかかりますが、長期的には支出を抑えられます。
また飲み物を自宅で準備すれば、カフェや自動販売機、コンビニなどでの衝動買いを防ぐことも可能です。
最近では様々なデザインや機能を持つマイボトルが販売されているので、自分のお気に入りのマイボトルを使い、節約にチャレンジするのも良いでしょう。
ちなみに、保温・保冷機能付きのマイボトルを使えば、冬には温かい飲み物を、夏には冷たい飲み物を持ち歩けます。
節約術⑥:サブスクリプションの整理
サブスクリプション(サブスク)とは、毎月定額料金を支払うことで、一定期間、特定の商品やサービスを利用できる仕組みのこと。近年、この仕組みを利用したサービスが多数登場しています。
現在契約しているサブスクリプションの整理をすることも、一人暮らしの社会人が簡単にできる節約の一つです。
特に複数のサブスクリプションを契約している場合、なかには、実際あまり利用していないサービスがあるかもしれません。また、「契約後最初の1か月間は無料」を理由に契約したものの、その後解約せずに毎月料金を払い続けているサブスクリプションもあるでしょう。
筆者も動画サイトのサブスクリプションを複数契約していましたが、実際にはほとんど使用していないものがありました。
契約しているサブスクリプションの利用状況を定期的に見直し、不要なものは解約しましょう。そうすることで、不要な支出を抑えられます。
節約術⑦:不用品をお金に変える
不用品をお金に変えることも一人暮らしの社会人が簡単に取り組める効果的な節約方法です。部屋の中にある使わなくなった不用品を売れば、そこで得られたお金を他の必要なものを購入する際や、貯金に充てられます。
ちなみに、衣類・家具・電化製品・書籍などは、フリマアプリやオークションサイト、リサイクルショップを利用して売るのがおすすめ。
最近では、様々なサービスが登場しており、サービスによっては、店舗に直接持ち込まなくても段ボールに詰めて送れば、簡単に不用品を売ることができます。
まとめ
今回は一人暮らしの社会人が簡単にできるおすすめの節約術を7つご紹介しました。
節約に対してストレスを感じる方も多いかもしれませんが、自分に合った方法で取り組めば、無理なく簡単に節約ができます。
なお、本記事で紹介した節約術は、いずれも、一人暮らしの社会人が日常生活に取り入れやすいものばかり。なかでもコンビニの利用を控える、部屋の中を整理整頓するといった方法は、少しの工夫で節約効果を実感できるはずです。
一人暮らしの社会人で節約にチャレンジしたいと思っている方は、本特集を参考に、無理のない範囲で楽しく取り組める、自分に合った節約方法を見つけましょう。