現役の採用担当者が解説!新卒の就職活動を成功させるコツとは?

2024年11月現在51,895件以上の口コミが見放題!

【採用担当者が解説】 新卒の就職活動を成功させるコツ

【採用担当者が解説】 新卒の就職活動を成功させるコツ

SPECIAL ARTICLE

著者

著者・さわこ

さわこ

神奈川県在住の30代。IT業界の人事として中途・新卒採用を経験し、現在は、メインで新卒採用を担当。副業でライターとして活躍中。就職・転職・節約・婚活などの記事を、自分の経験を含め、読者にわかりやすくお届けします。

はじめに

就職活動を控えている大学生の中には、「就職活動って何からはじめたらいいのかわからない」、「就職活動を成功させるコツは何だろうか」と考える学生も多いはず。実は筆者も、学生時代には同じような不安を抱えていました。

そこで本記事では、採用現場で働く筆者が、これまでの経験も交えながら、新卒の就職活動を成功させるためのコツを解説します。なお具体的には、自己分析の重要性や企業研究の進め方、面接での効果的なアピール方法など、就職活動を控える大学生にとって実践的なアドバイスを提供します。

これから就職活動が本格化する大学生は、ぜひ希望する就職先の内定をもらうために役立ててください。

新卒の就職活動を成功させるコツ
事前準備

はじめに、新卒の就職活動を成功させるために必要な自己分析や業界・企業研究、求められるスキルなど、就職活動の事前準備について見ていきましょう。

自己分析のポイント

新卒の就職活動における自己分析とは、自分の特徴や長所・短所、価値観を把握・分析し、自分の「強み」を見出すことです。自己分析のポイントは大きく分けて3つあります。

1つ目は、自分の価値観を明確にすること。例えば、何か作業を行う際に一人で黙々と行いたいのか、チームで相談しながら進めたいのか等、自分にとっての譲れない価値観を知ることが大切です
これを知ると、どのような仕事が自分に合っているのか、さらにどのような企業や働き方が理想なのかが明確になります。

2つ目は、これまでの自分の経験を振り返ること。まずは、過去の成功体験や失敗体験、挑戦してきたこと等を振り返りましょう。
そうすることで、自分がどのような場面で活躍できたのか、反対にどのような場面で困難を感じたのかを分析できます。さらに、この振り返りを通じて、自分の強みや弱みがわかります

3つ目は、自分の長所・短所を明確にすること。長所は面接で自信を持ってアピールできる強みになります。一方、短所に関しては改善に取り組む姿勢を示すことで、成長意欲があることを企業に伝えられます。

業界・企業研究のポイント

業界・企業研究のポイントは以下の3点です。

1つ目は、業界全体の動向を把握すること。特に「市場規模」、「主要な企業」、「業界のトレンド」、「業界が抱える課題と将来の展望」に注目すると、その業界が自分のキャリアの目標に適しているかを判断できます。

2つ目は、企業の情報を知ること。HPや採用ページ、IR資料等を活用し、会社概要や事業内容、企業理念やビジョン、競合他社との違い、財務状況を確認しましょう。
また、最近ではSNSを活用する企業も増えているため、企業のSNSをチェックしておくことも大切です

3つ目は、OB・OG訪問を活用すること。OB・OG訪問やインターンシップを通じて、HPや求人票には記載されていない、企業の内部情報や実際の働き方を知れます
ちなみに、実際にOB・OGに質問をする際は、具体的な業務内容や職場の雰囲気、キャリアアップについて聞くことが重要です。福利厚生や残業について気になる場合は、このタイミングで聞いておくと良いでしょう。

志望する業界・職種に求められるスキルの確認と準備

志望する業界・職種が決まったら、まずはその業界や職種に求められているスキルを確認します。確認するポイントとしては、「業務内容」、「必須スキル」、「キャリアプラン」の3点。その際、できるだけ実際の業務内容やキャリアプランをイメージしましょう。

業務内容やキャリアプランがイメージできたら、エントリーシートや面接時にアピールできる材料を準備します。大学で学んでいる内容が就職活動に活かせる場合は、その内容をエントリーシートに記載しましょう。
ちなみに、大学での専攻と関連が低いものの、挑戦したい業界・職種がある場合は、事前にアピールできそうなポイントを調べ、準備しておくことが大切です。例えば、経済学部生で未経験からITエンジニアを目指したい場合は、基本情報技術者試験やITパスポートなどの資格を取得する、paiza(パイザ)などの無料の学習サイトを使用し、実際にプログラミングの勉強しておくのがおすすめ。

時間に余裕があれば、志望する企業や競合他社のインターンシップに参加し、少しでも業界・業務内容のイメージをつかんでおくことも大切です。

目次に戻る

新卒の就職活動を成功させるコツ
エントリーシート

エントリーシートでは、応募者の人柄やスキル、志望理由を的確に伝えることが求められます
企業は、その人が自社でどのように貢献できるか、また価値観や仕事に対する意欲が自社とマッチしているかを見極めます。そのため、自己PRや志望動機は、具体的な経験をもとに、企業の特徴や業界のニーズと関連づけて書くことが重要です。また、簡潔で読みやすく、論理的にまとまった文章で伝えることもポイントとなります。

自己PRを書く際のポイント

自己PRを書く際のポイントは、自分の強みをわかりやすく具体的に伝えることです
まず結論から先に述べ、その強みを発揮したエピソードを数値や具体的な結果を交えて説明すると説得力が増します。例えば、課題に直面した際の対応策や、努力して成果を出した経験を詳細に書きましょう。

また、その強みが、志望する企業や職種にどのように役立つかをしっかりと示すことも重要です。企業が求める人物像や価値観と、自分のスキルや経験を結びつけ、どのように貢献できるかをアピールしましょう。
さらに、簡潔で読みやすい文章、要点を押さえた構成でエントリーシートを書けると、採用担当者に好印象を与えられます

志望動機を書く際のポイント

志望動機を書く際のポイントは、業界や企業の情報をしっかりと調べ、企業の特徴や強みを理解することです。その上で、自分の価値観や目指すキャリアビジョンが、その企業の理念とどのように合っているかを具体的に示しましょう。

例えば、「貴社の〇〇という取り組みに共感し、自分の〇〇の経験を活かして貢献したい」といった形で具体的なエピソードやスキルを絡めると、説得力が増します。
また、自分がその企業に対して、どのように貢献できるかを明確に伝えることも重要です。単に「働きたい」ではなく、「自分の〇〇のスキルを活かし、〇〇な目標達成に貢献できる」といった具体的な貢献意欲を伝えると、企業にとって必要な人材であることをアピールできます。

加えて、なぜその業界や企業を選んだのかを他社との違いも含めてしっかりと説明できると、志望動機に一貫性が生まれ、より深い納得感を与えられます

目次に戻る

新卒の就職活動を成功させるコツ
面接対策

面接は、就職活動の最終段階であり、企業が応募者の人柄やスキル、そして企業との適性を直接確認する大切な場です。そのため、面接に向けてはエントリーシートの内容をさらに深堀し、実際に働いている姿をイメージしてもらえるように、しっかりとした準備が必要です。

面接でよくある質問とその対策

面接でよくある質問を確認しておくこととその対策を事前に行っておくことは、新卒の就職活動を成功させるために非常に重要です
以下では、面接での代表的な質問とその対策をまとめています。ぜひ参考にしてみてください。

面接でよくある質問
1.「自己紹介をお願いします」

 対策 
自己紹介では、自分の強みとこれまでの経験を簡潔にアピールしましょう。学業やアルバイトの成果を具体的なエピソードを交えて話すと効果的。なお、自己紹介は1~2分程度でまとめるのがポイントです。

面接でよくある質問
2.「志望動機を教えてください」

 対策 
業界や企業についてリサーチした内容をもとに、自分の価値観や目標がその企業にどう合うかを説明します。また、企業の特徴や強みを踏まえつつ、自分がどのように企業に貢献できるのかも具体的に伝えましょう。

面接でよくある質問
3.「あなたの強みと弱みは?」

 対策 
「強み」では、その強みを仕事にどう活かせるかを具体的に説明し、「弱み」ではそれを改善するためにどのような取り組みをしているかを話すことが大切です。ポイントは、「弱み」を正直に伝えつつ、自己改善に向けた意欲を示すこと

面接でよくある質問
4.「将来の目標は何ですか?」

 対策 
具体的なキャリアプランを話し、その企業でどのように成長し、貢献していきたいかを説明しましょう。現実的かつ前向きな目標設定ができると好印象です。

面接の本番前にやっておくべき練習と準備

面接の本番前にやっておくべき練習と準備は、以下の6つのポイントに焦点を当てると効果的です。

1.回答の練習

自己紹介や志望動機、過去の経験等の質問に対し、スムーズに話せるように練習しておきましょう。声に出して繰り返し練習することで、緊張を減らし、自然に話せるようになります

2.模擬面接

家族や友人に手伝ってもらい、模擬面接を行うのもおすすめの方法。実際の面接に近い形で練習し、フィードバックをもらうことが大切です。

3.企業研究

志望する企業の情報や業界の最新動向を調べておきましょう。質問された際に具体的な知識を持っていることで、その企業への熱意と理解が伝わりやすくなります。

4.服装の確認

面接に適した服装や身だしなみも事前に整えておきましょう。また、面接会場までの道順を事前に確認しておき、当日は余裕を持って行動できるよう準備しておくことも大切です。

5.オンライン面接の準備

オンライン面接の場合は、URLを事前に確認し、面接開始5分前には入出できるようにしましょう。また、カメラを意識し、画面に写る自分の顔が暗くならないように照明を調整しておきます。

6.リラックス

面接直前は、深呼吸をしてリラックスし、前向きな気持ちで面接に臨むことが大切です

面接で印象を良くするためのマナー・身だしなみ

面接で良い印象を与えるためには、マナーや身だしなみに細心の注意を払うことが大切です。以下のポイントを押さえ、清潔感のある身だしなみと立ち振る舞いを意識しましょう。

1. 清潔感を意識した身だしなみ

  • 服装:スーツやシャツは、汚れやしわがないかしっかりチェックします。清潔で整った服装は、第一印象を大きく左右します。
  • 髪型:髪は清潔に保ち、顔にかからないように整えます。シンプルで落ち着いたスタイルが好ましいです。
  • 靴:革靴やパンプスを選び、汚れや傷がないか確認しましょう。足元の印象も重要です。
  • 持ち物:ブランドロゴが目立つアイテムは避け、シンプルで控えめな持ち物を選ぶことがポイントです。

2. 立ち振る舞いを意識する

姿勢や目線に気を配ることで、面接官に良い印象を与えられます。また、姿勢を正し、相手としっかり目を合わせることも大切。自然なアイコンタクトやジェスチャーも取り入れ、言葉だけでなくボディランゲージにも気を配りましょう。

このように、清潔感を保ち、立ち振る舞いを意識することで、面接での印象を高められます。事前準備をしっかりと行ったうえで、面接の場に臨みましょう。

目次に戻る

コラム:
就活サイトや就活エージェントを上手に活用しよう!

新卒の就職活動を効率よく進めるためには、就活サイトと就活エージェントを活用することがポイントです。

就活サイトは、たくさんの企業の求人情報をまとめたウェブサイト。自分の希望に合った仕事を簡単に見つけることができ、スカウト機能や企業の説明会情報もあります。また、自己分析や業界研究をしながら、自分にぴったりの職場を探すことも可能です。
一方、就活エージェントとは、専門のアドバイザーによる就職サポートが受けられるサービス。エントリーシートの添削や面接対策、企業の特徴に基づいたアドバイスなどが受けられるため、より自信を持って選考に臨むことができます。
新卒の就職活動をスムーズに進めたい場合は就活サイトや就活エージェントを上手く活用しましょう。

◆ おすすめの就活サイト

ONE CAREER(ワンキャリア)

ONE CAREER(ワンキャリア)・画像

サービスの特徴

ONE CAREER(ワンキャリア)は、企業情報に加え、学生の体験談や口コミ、実際のエントリーシートなど、就職活動に役立つ様々な情報が掲載されている就活サイト
なかでも、就職活動を行った学生による口コミは、良い評価のものだけでなく、悪い評価のものも掲載されており、信ぴょう性が高い。また、実際に選考に進んだ学生による体験談も掲載されているため、リアルな情報を得ることができ、企業研究や面接対策、入社後のミスマッチを防ぐのにも役立つ。
より自分に合った企業を見つける際に上手く活用したい就活サイトのひとつ。

◆ おすすめの就活エージェント

JAIC(ジェイック)

JAIC(ジェイック)・画像

サービスの特徴

就職成功率71.5%(※2022年度)の支援実績を誇る就活エージェント。
JAIC(ジェイック)では、学生一人ひとりに専任のアドバイザーが付き、企業の紹介や就職相談、面接対策などさまざまな就職サポートを提供。さらに、入社後までしっかりフォローしてもらえる。
また、安心して働ける会社を厳選して紹介してもらえるほか、最短2週間で内定をもらえるケースがある点もチェックしておきたい。
JAICは、就職活動を効率よくスムーズに進めたい大学生におすすめ。

まとめ

新卒の就職活動を成功させるコツは、事前準備と対策をしっかりと行うことです
自分の希望する業界・職種への就職を成功させるのは容易ではありませんが、決して達成できない目標ではありません。大切なのは、目標を達成させるための正しい方法を知り、しっかりと対策を練ることです。
また熱意を持ち、諦めずに就活に取り組めば、成功する可能性は高くなります

「自分の希望する業界・職種へ就職したい!」という気持ちがあれば、挑戦できるチャンスはたくさんあります。
本記事を読んだ方の就職活動が成功することを心から祈っています。

目次に戻る

本サイトにはプロモーションが含まれます。