ゴルフ歴25年のライターが解説!ゴルフ初心者におすすめするクラブの選び方
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はじめに
ゴルフは最大14本のクラブを駆使して、できるだけ少ない打数で18ホールをまわるスポーツです。
これからゴルフに挑戦する初心者の方の中には、「おすすめのドライバーがわからない」「練習で最低限必要な本数は?」等、悩みを抱えている方も多いでしょう。
そこで本記事では、ゴルフ歴25年の筆者が、初心者におすすめのクラブや選び方のポイントを徹底解説。本記事を最後まで読めば、初心者が陥りやすいクラブ選びの間違いを防ぎ、練習に集中できるでしょう。
ゴルフ初心者のクラブ選び基礎知識
まずはゴルフ初心者が知っておきたい、クラブ選びの基礎から解説します。
初心者が最初にそろえるクラブ本数は?
ゴルフのルールでは、ドライバーからパターまで、最大14本のクラブをキャディバッグに入れてプレーできます。そう聞くと「まず14本クラブを用意しなければ」と思う方も多いでしょう。実はこれからゴルフを始める初心者の方が、すべてのクラブを揃える必要はありません。初心者が最初に用意すべきは、まずドライバー、ユーティリティ、アイアンセット(5本程度)、サンドウェッジ、パターの9本。これだけあれば十分です。
例えば、ロングアイアンなどの難易度の高いクラブは、初心者では扱いにくく、スイングの際に正確なショットを打つのは至難の業。結果的に「ただ持ち歩くだけ」の荷物になってしまう可能性が高いので、はじめは抜いておくのがおすすめです。
クラブの種類と役割を理解しよう
クラブ選びの基本を理解したら、次はゴルフクラブの役割を確認しておきましょう。
- ドライバー …… ティーショットでの距離を稼ぐために重要
- ユーティリティ …… フェアウェイやラフからのショットで役立つ
- アイアンセット …… グリーンを狙うショットの際、使いやすい
- サンドウェッジ …… バンカーからの脱出や短いアプローチショットに最適
- パター …… 「パット イズ マネー」と言われる。グリーン上でのスコアを決定づける重要なクラブ
また、場面場面で適したクラブ選びに加えて、自分のフィーリングに合うクラブを選ぶことも大切です。クラブの長さやシャフトの硬さ、ヘッドの形状など、自分のスイングスタイルに合わせたクラブを選ぶことで、より効果的にスキルを伸ばすことができます。
初心者向けのクラブセットは、多くのメーカーから販売されており、初期投資を抑えつつゴルフを始めることができる点も魅力の1つです。
初心者の練習におすすめのクラブ選び
打ちっぱなしで練習する際は「まずドライバーを手にする」という方も多いでしょう。しかし、それが正解とは限りません。実は何番のクラブで練習するかによって上達のスピードが変わるのです。
本チャプターでは、クラブ選びの基本について徹底解説します。
打ちっぱなしでの練習は何番のクラブが最適?
初心者ゴルファーであれば、誰もが「練習は何番クラブでしたらいいの?」と悩むもの。そんな方に筆者がおすすめするクラブは、ズバリ7番アイアンです。7番アイアンは14本のクラブの中間に位置し、初心者でも扱いやすい点が大きな特徴。難しすぎず優しすぎない丁度いいクラブなので、ゴルフスイングの基礎を学ぶのに最適です。
7番アイアンを使った練習は、ゴルフの基本である「飛距離と正確さのバランス」を学ぶのにもおすすめです。ボールをまっすぐ飛ばすためには、正しいグリップやアドレス、スイングプレーンが欠かせません。扱いやすい7番アイアンでハーフスイングやフルスイングの練習をすることで、他のクラブでも応用が効くようになります。
打ちっぱなしでは、さまざまな状況をシミュレーションしながら、スイングのリズムやタイミングを身につける練習でも7番アイアンが活躍します。その万能性は、地面から直接打つ練習や、ティーアップして打つ練習の両方に最適なのです。7番アイアンで練習することでスイングの一貫性を高めるとともに、ゴルフコースでの実践力も身につけることができます。
クラブを追加する順番と失敗しないクラブ選びのコツ
ゴルフクラブを追加する際は、番手間の距離を埋めるのに必要なクラブを選ぶと良いでしょう。例えばドライバーで230ヤード、ユーティリティで190ヤード飛ばせる場合、210ヤードを打てるクラブの購入を検討します。例えばこのケースでは、3番ウッドか5番ウッドが該当しますが、メーカーによってクラブヘッドの「顔」もさまざま。構えた時に最も安心できる「顔」を見つけることで、ショットの安定感を高めることができます。
また、グリーン周りのショートゲームで力を発揮するウェッジ類の購入を検討するのもおすすめです。グリーン周りにはバンカーやラフ、傾斜など、行く手を阻む障害物が数多く存在します。ボールを上げてピンに寄せる、転がしてピンに寄せるなど、プロは技術で打ち分けることができますが、我々アマチュアには至難の業。そういう時はクラブのバリエーションを増やすだけで、打ち方は変えずに様々な軌道のボールを打てるようになります。特にゴルフ初心者の場合は、スコアメイクに直結するサンドウェッジやピッチングウェッジなどのウェッジ類から順番に追加するのがおすすめです。
初心者におすすめのクラブ3選
初心者の方は、ゴルフを始めるにあたりどのクラブを選べば良いか悩んで当然です。
本チャプターでは、筆者の実体験に基づき、初心者に適したゴルフクラブとクラブセットをご紹介します。
PING「G440 MAX」ドライバー
まずはもっとも遠くまで飛ばせるドライバー選びのポイントです。ゴルフ初心者におすすめしたいのが、扱いやすく気持ちよく振れるクラブ。軽量で大きなスイートスポットを持つクラブを選ぶと打球が安定。結果的にミスショットも減少します。
PING(ピン)の「G440 MAX ドライバー」は、PING史上最も低重心となった重心位置がインパクトパワーを最大化。高初速・高弾道の最大キャリーによって大きな飛距離を生み出すドライバーとして高い評価を得ています。
PINGのドライバーは女子プロでの使用率が高く、我々アマチュアゴルファーに扱いやすい点もおすすめする理由です。
Callaway「BIG BERTHA」アイアンセット
ゴルフ初心者に最適なアイアンセット選びのポイントは、使いやすさとミスへの寛容さです。重心が低く設計されているアイアンセットを選ぶことで、ボールが上がりやすくなり、ミスヒット時の許容範囲が広がります。
Callaway(キャロウェイ)の「BIG BERTHA(ビックバーサ)」は、タングステンをヘッド下部の内外に設置することで高弾道を実現。厚めのトップブレードはアドレス時の安心感にもつながるので、アイアンに苦手意識のある方にもおすすめです。
TaylorMade「スパイダー ツアー X クランクネック」パター
パターはプレー中に最も多く使用するクラブの一つ。スコアを大きく左右するため、適切なパター選びは非常に重要です。初心者がパターを選ぶ際のポイントは、ヘッド形状にあります。マレット型は、重心が安定しており、まっすぐにストロークしやすいので、初心者におすすめ。ブレード型と比較すると、ミスショットを減少させる効果があり、自信をもってストロークできるでしょう。
TaylorMadeの「スパイダー ツアー X クランクネック」パターは、ツアープロの使用率も高く、我々アマチュアでも扱いやすい点も魅力の1つ。構えた時に見えるヘッド上部の白いラインによって、カップまでのラインがイメージしやすい点も初心者におすすめする理由です。
新品 vs 中古クラブはどっちがおすすめ?
ゴルフクラブを購入する際、新品にするか中古にするか、迷う方も多いでしょう。筆者は、試打できる環境があれば、どちらでも良いと考えています。その理由は以下の通りです。
ゴルフ上達に新品・中古は無関係
ゴルフクラブはシャフトの長さや柔らかさによって、タイミングの取り方が変わってきます。特に初心者の方は、自分のスイングに合ったクラブを見つけることが重要で、試打をせずにスペックだけ見て購入したものの自分には合わなかった、という失敗はよくあることです。大事なのは試打の感覚です。この試打を通じて、クラブの重さ、バランス、フィーリングを確認することで、自分に最適なクラブを選びやすくなります。
裏を返せば、タイミングさえバッチリ合っていれば、多少の傷や汚れはスコアを作る上で関係ありません。むしろ、中古クラブで自分にマッチするクラブが見つかれば、安く購入できるので非常にお得です。中古クラブは、最初の一歩として手頃な価格で始められる大きなメリットがあります。さらに、購入時に専門店のスタッフに相談すれば、初心者におすすめのクラブを提案してもらうことも可能です。
中古クラブ購入時の注意点
中古クラブを購入する際は、クラブがカスタマイズされていないかを確認することが重要です。ゴルフ上級者になると微調整のため、シャフトをカットしたりロフト角を変える等のカスタマイズは珍しくありません。初心者の方が中古クラブを購入する際は、注意が必要です。
購入を希望するクラブが中古ショップに並んでいた場合、備考欄を確認せずにモデルだけ見て購入すると、後悔することになりかねません。例えば、打ちっぱなしで実際に試してみたら、思うような高さがでなかったり、思ったより飛び過ぎたりするなど、ミスマッチが起こるケースも。購入前に詳細情報をしっかりチェックしておきましょう。
初心者がクラブ選びで失敗しないためには、しっかりと情報を集め、信頼できるショップで実際にクラブを試しながら選ぶことが大切です。そうすることで、より効果的に練習に取り組めるだけではなく、ゴルフを楽しむための第一歩を踏み出せるでしょう。
まとめ:25年の経験から伝える成功の秘訣
クラブ選びは、ゴルフ人生をスタートする上での最初の一歩です。最初は必ずしも高価なセットを揃える必要はありません。練習用に数本のクラブでスタートしても良いでしょう。購入する際は、実際にゴルフショップでクラブを試打してみることを忘れずに。もし迷ったら、ゴルフ経験者や専門スタッフに相談しましょう。これからの練習が楽しく、充実したものになるよう、しっかりと準備をしてゴルフデビューをしてみてください。
正しいクラブを選ぶことで、練習の効果がアップし、上達スピードも速くなります。本記事のチェックポイントを参考に、最適なクラブを見つけましょう。
よくある質問とトラブル解決
Q1.「クラブが合わない」と感じた時の対処法
ゴルフクラブが自分に合わないと感じた時は、クラブフィッティングを受けることをおすすめします。規模が大きい打ちっぱなしであれば、大抵プロのフィッターが駐在しています。フィッターに相談すれば、スイングスタイルや体型に基づき、最適なクラブのスペックを提案してくれるでしょう。
フィッターがいない場合は、プロのインストラクターに相談すると同様の効果を得られます。
Q2.初心者が陥りがちなクラブ選びの失敗例
ゴルフ初心者がクラブ選びで陥りがちな失敗は、自己流で選んでしまうこと。「憧れのプロが使用しているから」「値段が高いから」という理由だけでクラブを選んだ結果、ゴルフの上達スピードに影響を及ぼす例がよくあります。
特に、自分の体力に合わないクラブを選んでしまうと、余計な力が入りスイングを崩す原因となります。「高価なクラブ=良いクラブ」という誤解も、初心者が陥りやすい罠です。価格ではなく自分の身体に合ったクラブを選びましょう。
Q3.練習場でクラブを使い分ける方法
まず、クラブの特性を活かした手順で練習を始めます。例えば、ウォームアップにはウェッジやショートアイアンを使って短いショットの感覚を掴む。次に、ミドルアイアンを使用して一定の距離を正確に打つ練習を行うと、スイングの安定感が増し、方向性が定まります。
ドライバーの練習では、力任せに打つのではなく、重力を上手に使いクラブに仕事をさせる意識を持つことがポイントです。上達してきたら、状況に応じたショットを練習するのもおすすめ。風の強い日には低い弾道を意識し、風の影響を最小限に抑える練習をするのも良い方法です。


