ペットフードの選び方とは?選ぶ基準・注意点・おすすめ商品を愛玩動物飼養管理士が徹底解説!

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ペットフードの選び方とは?愛玩動物飼養管理士が教える注意点と選ぶ基準

ペットフードの選び方とは?愛玩動物飼養管理士が教える注意点と選ぶ基準

SPECIAL ARTICLE

著者

著者・結(ゆい)

結(ゆい)

「誰かの心に響く文章を書く」をモットーにWEBライターとして活動をして3年目を迎えました。得意なジャンルはペット・エンタメ・美容などなど。心に響く文章を書くことはもちろん、誰もが直感的に情報を得られるわかりやすい文章を書くことを目指して活動しています。
【資格】愛玩動物飼養管理士

はじめに

大切なペットの健康維持に必要不可欠なペットフード。飼い主の方は「愛犬や愛猫の体に合ったもの」「美味しく食べられるもの」「飼い主自身が安心して与えられるもの」を購入したいと考えます。しかしペットフードは種類が多く、どの商品が安全・安心であるのかわからず、頭を抱えてしまうものです。

ペットフード選びに悩んだものの結論が出ず、大手の商品をなんとなく購入してしまったという経験を持つ方も多いでしょう。しかしペットフードを選ぶ上で注意しなければならない点がいくつかあることも事実です。大切な愛犬や愛猫が口にするものだからこそ、飼い主は正しい選び方を身につけなければいけません。

そこで、本特集では、愛玩動物飼養管理士資格を持つ筆者が、ペットフードの選び方をわかりやすく解説。ペットフードを選ぶ際の注意点や基準を詳しく解説しました。さらに、愛玩動物飼養管理士が選ぶおすすめのペットフードも紹介しているので、購入の参考にしてくださいね。

ペットフードを選ぶ際の注意点

ペットフードを選ぶ際は、「亜硝酸ナトリウム」や「ソルビン酸ナトリウム」が含まれているものを避けましょう。これらが含まれたペットフードは、愛犬や愛猫の健康を損なう可能性があるのでおすすめできません。

亜硝酸ナトリウムは、ボツリヌス菌や大腸菌O157の増殖を防ぐ役割のある化学物質です。人間の食べ物はもちろん、ペットフードでも保存料として使われています。同じく保存料である「ソルビン酸カリウム」と一緒に摂取すると、発がん性物質が作られてしまう可能性があります。

平成21年6月1日に農林水産省と環境省の共同管理で、「愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律」(ペットフード安全法)が施行に。この法律で定められた基準規格では、亜硝酸ナトリウムの含有量は1gあたり100gまでです。

ペットフード安全法の制定以降、原材料や含有量の表示も義務付けられています。そのため日本製のペットフードは、基本的に安全と言えるでしょう。しかし海外製で安いものの場合、日本で定められた亜硝酸ナトリウムの基準値を超えた量が含まれている可能性があるので、注意が必要です。また日本製でも亜硝酸ナトリウムとソルビン酸カリウムの両方が表示されている場合があります。これらのペットフードは、たとえ基準値を守っていても、少なからず犬や猫の健康に被害を及ぼすリスクがあるため、おすすめできません。

できるだけ添加物の少ないペットフードを選ぶこと。これがペットフード選びの基本です。

また選び方に悩んでいる場合は、「有機JASマーク」を取得した食品を使用しているかを確認するのもおすすめです。有機JASとは農薬や化学物質を使わない、自然で育まれた食品を指します。

ペットフードに対する有機JASマークの承認はありませんが、ペットフードで使用している原料への承認は行われています。この仕組みを活用し、どのような原料を使用しているかを確認するのも一つの手段です。

またペットフードにオーガニック認定をしている国も一部あります。オーガニックや無添加にこだわる場合は、ヨーロッパやアメリカで製造された高品質のペットフードに目を向けるのもいいでしょう。

ペットフードを選ぶ5つの基準

ペットフードを選ぶ基準は、大きく5つに分かれます。それは、種類・与える目的・年齢・体の大きさ・値段です。本チャプターでは、それぞれの項目を掘り下げ、わかりやすく解説します。

ペットフードを選ぶ5つの基準 その1
ペットフードの種類を選ぶ

ペットフードの種類は、ドライフードとウェットフードの2種類に分かれます。ドライフードは「カリカリ」と呼ばれるほど、固く食べ応えがある点が特徴です。水分が少なく長持ちするのがメリットであり、毎日与えるのに適しています。また、歯磨き効果も期待できます。その一方で、含まれる水分量が少ないのも特徴の1つ。あまり水を飲まないペットは、水分不足に陥りやすくなるのでおすすめできません。

ウェットフードは、水分を多く含む柔らかいご飯を指します。水分補給ができる、歯が弱い犬や猫でも食べられるなど、メリットも豊富です。その一方で日持ちせず、量が少ない点がデメリット。ウェットフードを選ぶ場合、与える量や頻度などを十分に考慮しましょう。

ペットフードを選ぶ5つの基準 その2
与える目的で選ぶ

ペットフードは、総合栄養食・療養食・おやつの3種類に分けられます。総合栄養食とは、毎日に必要な栄養を得られる食事のこと。療養食は病気の場合や健康状態が良くない場合に、栄養補給として与えるペットフードです。おやつは人間の間食と同じように、あってもなくてもどちらでも良い、嗜好品を指します。

現在、愛犬や愛猫の健康状態を基準に、どのような栄養が必要なのかを考えペットフードを選ぶのもおすすめです。

特に病気を抱えている場合は、健康を保つための療養食が必要です。獣医師と相談しながら適切なペットフードを選びましょう。

ペットフードを選ぶ5つの基準 その3
愛犬や愛猫の年齢に合わせて選ぶ

犬や猫のライフステージは、妊娠期・授乳期・哺乳期・成長期・維持期・高齢期に分かれます。子犬・子猫の成長期は、健康な体を作るために、維持期以上の栄養が必要です。また妊娠中や授乳中の場合でも、赤ちゃんの成長のために、より多くの栄養を必要とします。

ペットフードには、ライフステージや年齢が記載されています。愛犬や愛猫のライフステージを基準に、ペットフードの表示をしっかりチェックした上で選びましょう。

ペットフードを選ぶ5つの基準 その4
体の大きさに合わせて選ぶ

犬や猫には種類があり、それぞれ体の大きさが異なるように、必要になる量や栄養素も異なります。小型犬の場合、粒の大きいペットフードは食べにくく、消化にも良くありません。愛猫や愛犬の食べやすさに応じて、ペットフードを選ぶのも基準の一つです。

ペットフードには、犬種や体の大きさに関する表示があります。購入を決める前に、表示内容をチェックし、愛犬・愛猫に適しているかをしっかり確認することも大切です。

ペットフードを選ぶ5つの基準 その5
値段で選ぶ

ペットフードは、大切な愛犬・愛猫が毎日食べるもの。当然家計にも影響があるので、値段を基準に選ぶことも大切です。ペットフードの相場は、幅が広く1kgあたり800円〜3800円程度。食べる量が多い場合は、1kgあたりの値段が高いと消費量に対して費用がかかりすぎるため、飼い主の大きな負担になります。

愛犬や愛猫の健康を維持できるペットフードを選ぶことも大切ですが、毎日食べるものだからこそ、無理なく購入し続けられるかも重要な基準の1つです。

愛玩動物飼養管理士が選ぶおすすめのペットフード4選

ペットフード選びに悩んでいる方のために、愛玩動物飼養管理士がおすすめするペットフードをご紹介します。安心して愛犬・愛猫に与えられる商品を厳選しているので、是非チェックしてみてください。

GRANDS プレミアムキャットフード

GRANDS プレミアムキャットフード・画像

GRANDSが販売する猫の一生を考えて作られたペットフード。本商品は、穀物・人工添加物を一切使用していない。さらにチキンとサーモンが70%以上含まれており、タンパク質を多く摂取しなければならない猫の特性に適している。

1袋500gと食べきりサイズで、いつでも新鮮さを保てる点も飼い主にとって大きな魅力。体重5kgの猫が1日に必要な食事量がおおよそ70gになるため、1袋約1週間分になる。

商品価格は1袋あたり1,650円(税込)、1ヶ月に換算すると約6,600円になるため、ペットフードの中でも比較的高額になる点には注意が必要だが、無添加且つ栄養満点であることを考えると、購入を検討する価値があるキャットフードと言える。

 

モグワン ドッグフード

モグワン ドッグフード・画像

モグワンが販売する愛犬の食いつきと健康を重視したドッグフード。穀物不使用のグレインフリー・着色料不使用・香料不使用を実現しており、添加物が気になる飼い主にもおすすめできる。

本商品は、原材料の選定から粒の硬さまでこだわりを持って作られており、愛犬の食いつきの良さにも定評がある。1袋1.8kgで4356円(税込)と、コスパが高い点も飼い主にとって大きな魅力。

ドッグフードとしてのコスパの良さ・愛犬の健康・食いつきを考えると、数あるドッグフードの中でもバランスの取れたおすすめの一品

 

犬猫生活 ドッグフード

犬猫生活 ドッグフード・画像

犬猫生活が販売する無添加のドッグフード。合成保存料・合成香料・合成着色料不使用で、獣医師96%が推奨(※)している。

何よりも魅力的なのは、全犬種・全年齢に対応している点だ。ドッグフード選びにおいて、飼い主の多くが頭を抱える愛犬の年齢や犬種への対応で悩む必要がない。多くの飼い主に適したドッグフードと言って良いだろう。

全年齢に対応しているということは、ライフステージに合わせてドッグフードを変更する必要がない。長く同じものを与え続けたいと考えている飼い主にもおすすめできる。

  • 2021年1月Vet’sEYE調べ 製品サンプルを使用した獣医師114名が推奨
 

モグニャン キャットフード

モグニャン キャットフード・画像

モグワンのドッグフード同様、株式会社レティシアンが製造するキャットフード。穀物不使用のグレインフリー・香料や着色料不使用を実現しており、猫にとって健やかな毎日を過ごすため、安全性に最大限配慮している。また愛猫の食いつきと健康の両方を考慮して生産している点も評価できる。

さらにヨーロッパを代表するペットフードの業界団体「FEDIAF」が設定したペットフード製造の品質ガイドラインを満たす日本の工場で生産されている点も大きな魅力。ヨーロッパの厳しい基準を満たしていることを考えると、安全性が高いと考えられる。

キャットフードとしての品質はもちろん、生産過程や安全性が気になる飼い主に適した商品と言えるだろう。

 

まとめ

愛犬や愛猫の健康を維持し、楽しい日々を過ごすためペットフードは欠かせません

ペットフードを選ぶ上で何よりも注意すべきは、「亜塩酸ナトリウム」や「ソルビン酸ナトリウム」のような化学物質の有無を確認するという点です。その上で、本特集で解説した種類・与える目的・年齢・体の大きさを基準に、愛犬・愛猫にあった商品を選びましょう。

その一方でペットフードを選ぶ際は、愛犬・愛猫が美味しく食べられることも重要な要素の1つです。

今回ご紹介したペットフードは、愛玩動物飼養管理士資格を保有する筆者が、数ある商品の中から、これらの要素を満たすものを厳選しました。

本特集の情報も参考に、愛犬・愛猫が健康な毎日をおくるために、最適なペットフードを選びましょう!

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