パン職人が教える初心者でもできるおすすめのパンレシピ

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パン職人直伝!初心者でもできるパンの作り方とおすすめレシピ

パン職人直伝!初心者でもできるパンの作り方とおすすめレシピ

SPECIAL ARTICLE

著者

著者・村澤 広美

村澤 広美

料理と旅行が大好きな主婦兼ライター。調理師免許を保有しており、将来の夢は海外で料理人として働くこと。現在は飲食店でパートとして働きながら、ブログを更新しており、便利な家電の情報を発信中。 調理師ならではの知識を活かし、読者に役立つ情報を提供・発信しています。
【資格・スキル】調理師免許/スイーツデコアーティスト/Webマーケティング など

はじめに

自宅で美味しいパンを焼きたい!と思ったことがある方は多いはず。ただ、いざとなると、「私にできるのかな?」という不満が頭をよぎり、初めの一歩を踏み出せないものです。

そこで現役パン職人の筆者が、初心者でも自宅で簡単&美味しいパンを焼く方法をご紹介!自宅で手軽に美味しいパンを焼けるようになると、家族や友人との食事がより一層楽しくなりますよ。

パン作りには専用の道具や材料が必要です。まずはパン作りの準備と基本をしっかり覚えて、美味しいパン作りにチャレンジしましょう!

パン作りの道具を揃えよう!

美味しいパンを作るためには、必要不可欠な道具がいくつかあります。まずは、以下の道具を用意しましょう。

パンを焼くオーブン

パンを焼くためには、オーブンが必要です。家庭用のオーブンでも十分にパンを焼くことができます。温度管理が重要なので、温度調節ができるオーブンを選ぶと良いでしょう。

ミキサーまたは手こね用のボウル

パン生地をこねるためには、ミキサーや手こね用のボウルが必要です。ミキサーを使うと手間が省けますが、手こねもパン作りの楽しみの一つ。自分の好みに合わせてボウルのサイズを選びましょう。

パン型

パンを焼くための型です。耐熱性のあるものを選びましょう。一般的なパン型は長方形ですが、他にも丸型やハート型などさまざまな形状のパン型があります。自分の好みや、パンの種類に合わせて用意しましょう。

パン焼き用の天板

パンを焼くための天板も必要です。焼きたてのパンがくっつかないように、天板にはシリコンマットやクッキングシートを敷くことをおすすめします。

パン切りナイフ

焼き上がったパンをきれいに切るためのナイフです。刃が鋭く、しっかりしたものを選ぶと良いでしょう。

計量カップや計量スプーン

計量カップや計量スプーンは、材料を正確に計量するために使用します。

ボウル

パン生地を混ぜたり、こねたりするためのボウルです。適切な大きさのボウルを使いましょう。

これらの道具を揃えることで、パン作りがより簡単になります。

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美味しいパンを作る材料を買おう!

パン作りの準備が整ったから、次は美味しいパンを作るための材料を用意しましょう。以下はパン作りの基本になる材料です。

小麦粉

パン作りには小麦粉が欠かせません。強力粉や薄力粉など、パン作りに適した小麦粉を選びましょう。また、オーガニックや国産の小麦粉を使うことで、より美味しいパンが焼けます。

ドライイースト

パンの発酵には、ドライイーストが必要です。水や牛乳と混ぜることで、パン生地が膨らんでふわふわの食感になります。

砂糖や塩

パンには、甘みや風味を加えるために砂糖や塩が必要です。量を調節することで、好みの味に仕上げることができます。

水または牛乳

パン生地には水または牛乳が必要です。水を使うとシンプルな味わいのパンが焼けますが、牛乳を使うとよりしっとりとした食感のパンに。

これらの材料を揃えることで、美味しいパンを作る準備が整います。

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パン職人直伝!パンの種類と特徴

パンには様々な種類があります。以下に代表的なパンの種類とその特徴をまとめました。

フランスパン(バゲット) 外側はパリッと、中はもちもちとした食感が特徴のパンです。サンドイッチにもおすすめです。
クロワッサン 三角形の形状で、バターで包み多層になった生地を三角形に切り、巻いてから発酵、焼きます。 外側はカリッと、内側はほんのり甘い生地、バターの風味が特徴です。
ベーグル 穴の空いた輪の形状を持ち、熱湯でゆでてから焼くことで、外側は硬く、内側はもちもちとした食感が特徴のパンです。トーストしてクリームチーズやハムを挟んで食べるのがおすすめです。
シナモンロール シナモンと砂糖巻きを入れた生地を螺旋状に成形し、焼いたものです。甘くてふんわりとした食感が特徴です。
パン・ド・カンパーニュ ラウンドの形状で、全粒粉を使った自然な風味があります。 外側はカリっと、内側はもちもちとした食感があります。

パン作りのコツと失敗しない重要なポイント!

その① 生地のこね方で美味しさが変わる!

みなさんは生地のこね方によって、パンの美味しさが変わることをご存知ですか?生地をこねる際は、力を入れすぎず、手のひら全体で生地を押し伸ばすようにこねましょう。また、こねる時間も大切です。生地がツヤツヤになるまでこねることが、パンの美味しさをアップさせるポイントです。

その② 発酵の温度管理のポイント

発酵は、パンの香りや食感に大きな影響を与えます。発酵する際は、温度管理に気を付けましょう。

一般的には25〜30度が理想ですが、季節や気温に合わせて微調整しましょう。生地を暖かい場所に置き、一定の温度と湿度を保つことが大切です。発酵が進むと生地が膨らみ、ふんわりとした食感が生まれます。発酵させる場所は風通しの良い場所を選びましょう。

温度が高いと、生地が過発酵してしまい、パンがふわふわになりすぎる可能性があります。逆に、温度が低すぎると、発酵が進まず、パンが硬くなることも。
適切な温度で発酵させるためには、室温を調整するか、発酵箱を使用すると良いでしょう。

その③ 焼き方でパンの食感が変わる!

焼き方によって、パンの食感が変わることもあります。パンを焼く際は、以下のポイントに注意しましょう。

パンを焼く前は、オーブンをしっかり予熱することが大切です。予熱が不十分だと、パンが中まで十分に焼けず、生焼けの状態になる可能性があります。

また、焼き時間にも注意が必要です。焼き時間が長すぎると、パンが乾燥してしまうことも。焼き時間は、パンの大きさやオーブンの性能によって異なるので、焼き上がりを確認しつつ調整しましょう。

パン作りの楽しみ方とおすすめの食べ方!

焼きたてパンの美味しい食べ方

焼きたてのパンは香りも味も格別です。少し食べ方を工夫し、焼きたてパンを楽しみましょう!

■バターと一緒に食べる

焼きたてパンにバターを塗って食べると、バターの風味がパンによく合います。ふんわりとした食感とバターのコクが口の中に広がります。

■ジャムやハチミツを添えて食べる

甘いジャムやハチミツをパンに塗って食べると、さらに美味しさが引き立ちます。お気に入りのジャムやハチミツを選んで楽しみましょう。

パンを使ったおしゃれなレシピ

パンは単品で食べるだけでなく、様々な料理に活用できます。以下はパンを使ったおしゃれなレシピの一例です。

・イメージ画像

パンプディング

古くなったパンを使って作るデザートです。牛乳や卵、砂糖を加えて焼き上げると、ふんわりとした食感のパンプディングが完成します。

・イメージ画像

クロックムッシュ

ハムやチーズを挟みトースターで焼くだけで、おしゃれなサンドイッチが作れます。トマトやレタスを加えても美味しいです。

初心者向でもできるおすすめレシピを4つ紹介!

パン職人直伝!美味しいパンの作り方初心者向けおすすめレシピを4つご紹介します。

シンプル食パン

材料

  • 強力粉 300g
  • 砂糖 20g
  • 塩 5g
  • ドライイースト 5g
  • 水 200ml
  • 牛乳 50ml
  • バター 20g

手順

  • 1ボウルに強力粉、砂糖、塩、ドライイーストを入れて混ぜ合わせます。
  • 2別の容器に水と牛乳を混ぜ、温めます(37℃くらいが適温)。
  • 3温めた液体を粉の中に注ぎ、ヘラで混ぜ合わせます。
  • 4生地がまとまってきたら、台の上に出してこねます。途中でバターを加え、しっかりこねましょう。
  • 5こね上がった生地をボウルに戻し、ラップで覆って約1時間程度発酵させます。
  • 6生地が2倍程度に膨らんだら、押しピンで空気を抜いて取り出します。
  • 7取り出した生地をさらにこねて形を整え、パン型に入れます。
  • 8再びラップで覆い、約30分程度発酵させます。
  • 9オーブンを180℃に予熱し、パン型を入れて約28分焼きます。
  • 10色がきれいに焼けたら、オーブンから取り出し型ごと台に数回打ちつける。(※パンの腰折を防止するため)
  • 11型から取り出し、網の上で冷まします。

関連動画:【TOMIZレッスン】シンプル食パン - Youtube

アレンジレシピでパン作りを楽しもう!

フルーツを使ったパンのアレンジレシピ
アップルシナモンロール

材料

  • パン生地(市販のクロワッサン生地やパイ生地を利用するのが簡単です)
  • りんご (2個、皮をむいて薄切りにする)
  • シナモン(1〜2小さじ)
  • 砂糖(2〜3大さじ)
  • バター(溶かしておく、約2大さじ)
  • 卵(1個、生地に塗るため)
  • 粉糖(トッピング用、任意)

手順

  • 1りんごを洗い、皮をむいて薄切りします。
  • 2シナモンと砂糖を混ぜて、りんごにまぶしましょう。よく混ぜると全体に馴染みます。
  • 3パン生地を伸ばし、形状に整えます。
  • 4バターを生地に塗ります。
  • 5シナモンと砂糖をまぶしたりんごを生地の上に均等に載せます。
  • 6一方の端から生地を巻きましょう。巻く際は、りんごがちょっと見えるように配置します。
  • 7ロール状に巻いた生地をナイフで1〜2インチの厚さにスライスします。
  • 8ロールをベーキングシートの上に配置します。
  • 9 180℃にオーブンを予熱します。
  • 10卵を溶きほぐし、生地の表面に塗ります。
  • 11予熱したオーブンで約25〜30分焼きます。
  • 12オーブンから取り出し、余熱が取れたら粉糖を振りかけて仕上げます。
  • 13冷ましたら完成です!

このアレンジパンは、シンプルな材料で簡単に作れる上に、りんごとシナモンの風味が絶妙に合います。

チーズを使ったパンのアレンジレシピ
チーズインエッグトースト

材料

  • 食パン(厚めのスライス、2枚)
  • 卵(2個)
  • チーズ(お好みの種類、約1/2カップ)
  • バター(適量、焼く用)
  • 塩(少々)
  • 黒こしょう(ちょっと、お好みで)
  • ハーブ(オプション、パセリやオレガノなど)

手順

  • 1フライパンを中火にし、バターを溶かします。
  • 2食パンの中央に穴をくり抜きます。ここが卵を入れるスペースです。
  • 3バターを塗ったフライパンに食パンを置きます。
  • 4パンの穴に卵を割り入れます。
  • 5チーズをパンの周囲に置きます。お好みで上からもチーズをかけてもOK。
  • 6中火で蓋をして約2〜3分、卵白が固まるまで蒸し焼きにします。
  • 7卵の白身が固まったら蓋を取り、卵黄がまだトロッとしている状態で火を止めます。
  • 8塩、こしょう、お好みでパセリやハーブを加えて味を整えたら完成です。

チーズと卵が絡み合った美味しいトーストが完成!簡単で栄養満点の朝食メニューにもなります。

ハーブやスパイスを使ったパンのアレンジレシピ
ハーブとオリーブオイルのフォカッチャ

材料

  • 強力粉:500g
  • お水:約350ml
  • オリーブオイル:2大さじ
  • 塩:1.5〜2弱
  • グラニュー糖:1少なめ(生地を活性化させるため)
  • 乾燥イースト:2小さじ(または新鮮なイーストの場合、約15g)
  • お好みのハーブやスパイス:ローズマリー、タイム、バジル、オレガノなど

手順

  • 1ボウルに強力粉と塩を入れて、よく混ぜます。
  • 2別のボウルにお水、オリーブオイル、グラニュー糖、イーストを混ぜます。イーストが泡立つまで約5分待ちます。
  • 3液体のミックスを乾燥成分に加え、生地がまとまるまでよく混ぜます。
  • 4生地を台の上に取り出し、約10分間こねます。生地がしっとりとスムーズになるまでこねましょう。
  • 5生地をボウルに戻し、ラップや湿った布でかぶって約1時間、二倍に膨らむまで発酵させます。
  • 6オーブンを200℃に余熱します。
  • 7発酵した生地をフォカッチャの形に整え、トレイに広げます。
  • 8フォカッチャの表面にオリーブオイルを塗り、お好みのハーブやスパイス(※ローズマリーやタイムが人気)を振りかけます。
  • 9オーブンで約20〜25分、表面が褐色になるまで焼きます。
  • 10オーブンから取り出し、冷ましてから切り分けてお楽しみください!

これで、ハーブ入りのフォカッチャの生地が完成です。ハーブやスパイスを変えることで、様々な風味のフォカッチャが楽しめます。

まとめ

現役パン職人がパン作り初心者の方でも、自宅で簡単に美味しいパンを焼く方法を解説した本特集はいかがでしたでしょうか?

まずは道具や材料を揃え、基本をマスターすることで美味しいパンを焼く準備を整えましょう。実際にパンを焼く際は、生地のこね方や発酵の温度、焼き時間を工夫することで、初心者の方が失敗する確率がグッと下がるはずです。

本特集の内容を参考に、自宅で美味しいパン作りに挑戦してみてください!自分で作ったパンを味わう喜びは格別ですよ。

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