品質の高いダイヤモンドとは?本物のダイヤモンドの見分け方と信頼できる購入先を厳選して紹介

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宝石鑑定士が教える品質の高いダイヤモンドの選び方と購入方法

宝石鑑定士が教える品質の高いダイヤモンドの選び方と購入方法

SPECIAL ARTICLE

著者

著者・ルビーチェ

ルビーチェ

大学生の時、阪神大震災を経験。地球の壮大な力を実感し、その地球が生み出した鉱物、宝石に興味を持つ。宝石鑑定士の資格を取得後、宝石鑑別機関に12年勤務。現在は子育てと並行しつつ、時折宝石に関する記事を執筆している。

米国宝石学協会GIA G・G / 英国宝石学協会特別会員資格 FGA

はじめに

ダイヤモンドの指輪を購入しようと思った時、
「このダイヤモンドは本物なの?」
「品質の高いダイヤモンドをどう見分ければいいの?」
と不安に思う方は多いはず。

宝石の詳しい知識がない方が、品質の高い本物のダイヤモンドを見分けるのは、決して簡単ではありません。

そこで本記事では、宝石鑑定士の資格を持ち、宝石鑑別機関での勤務経験を持つ筆者が、品質の高いダイヤモンドの見分け方を解説。天然ダイヤモンドと合成ダイヤモンド、ダイヤモンドの類似石の違いについても説明します。さらに品質の高いダイヤモンドが購入できるショップを、厳選しご紹介しているので、是非最後までチェックしてみてください。

ダイヤモンドを購入する前に知っておくべき3つのポイント

品質の高いダイヤモンドを購入するためには、以下の3つのポイントが欠かせません

  1. 品質の高いダイヤモンドを見分ける
  2. 天然ダイヤモンド、合成ダイヤモンド、ダイヤモンドの類似石の違いを知る
  3. 品質の高いダイヤモンドの指輪を購入できるショップを選ぶ

これらのポイントをしっかり理解した上で、自身の希望にぴったり合うダイヤモンドを探しましょう。

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品質の高いダイヤモンドを見分ける

ダイヤモンドの品質価値は、4つのカテゴリーに分け、総合的に判断します。
この4つのカテゴリーとは、キャラット、カラー、クラリティ、カットのことで、「4C」と呼ばれています。

Carat

キャラットは、ダイヤモンドそのものの重さのことで、表記はct(キャラット)です。1ctあたり の重さはおよそ0.2グラムです。ctが大きくなればなるほど価値が上がり、値段も高くなります。

ちなみに婚約指輪におすすめの大きさは、0.3ct~0.5ctです。

Color

ダイヤモンドは、全くの無色透明なものは少なく、淡く~薄く黄色や茶色の色味が感じられます。これをカラーと呼びます。無色透明に近いダイヤモンドは品質価値が高くなり、一番カラーグレードが高いのは、Dカラー。黄色味が増すにつれ、グレードが下がりE、 F、 G、 H・・・Z となります。

おすすめするのは、D,E,Fカラーまでです。
K、L、Mカラーグレードになると、明らかに黄色味を感じ、Zに近づくにつれ色がどんどん濃くなります。明瞭な黄色になると、イエローダイヤモンドと呼ばれ、逆に価値が高くなる点もダイヤモンドの特徴の1つです。

Clarity

ダイヤモンドの透明度のことをクラリティと言います。ダイヤモンドは、キズが入ることが多々あります。このキズは、ダイヤモンドが成長する過程で内部に取り込まれた不純物や、ダイヤモンドを磨く時についた表面のキズなどが要因です。
熟練者は、10倍ルーペでその不純物の色、大きさ、位置、数からグレードを判断します。

クラリティのグレードは、一番透明度が高く品質が高いFLから、IF、VVS₁、VVS₂、VS₁、VS₂、SI₁、SI₂, I₁、I₂、I₃まで、11グレードに分類されます。

FLは、ダイヤモンドの内部も外部も完璧です。ただ、IF、VVS₁も熟練者が10倍のルーペで隅から隅まで見てやっと見つかるレベルの内包物やキズがあるかないかで、肉眼ではほぼわかりません。

品質が高いダイヤモンドを購入するのであれば、VVS₁、VVS₂クラスのクラリティグレードがおすすめ。VSクラスでも品質は充分です。
予算が決まっている場合は、VVSクラスの小さいダイヤモンドより、VSクラスで大きいダイヤモンドを選ぶのも選択肢の1つです。

Cut

カットとは、ダイヤモンドを綺麗に磨いたときの美しさのこと。ダイヤモンドは平の面(ファセット)が58面作られ、光が一番きれいに反射するよう、ラウンドブリリアントカットされます。
実はそれぞれの面と面の角度は数値で決められており、より完璧なものから4つのグレードに分けられます。

一番品質が高いのがExcellent。続いてVery Good、Good、Poorの順です。
Good、Poorは、輝きに少し影響するので、Excellentがおすすめ。

上記で解説した4Cをしっかり理解し、予算内で総合評価の高い指輪を選びましょう。

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天然ダイヤモンド、合成ダイヤモンド、ダイヤモンドの類似石の違いを知る

本物のダイヤモンドと呼ばれるのは、天然ダイヤモンドのことです。天然ダイヤモンドは、地球の地下100㎞ほどの深さで成長し、産出されます。99.95%炭素でできており、残りの0.05%が不純物。これがダイヤモンドに色がある理由です。

合成ダイヤモンドは同じ炭素でできており、結晶構造など物理上の特性も変わりませんが、人工的に生成された石です。

肉眼でこの2つを判別するのは難しいため、購入時にショップで鑑定書を確認しましょう。

ダイヤモンドの類似石は、ダイヤモンドとは成分も結晶構造も全く異なる石です。
代表的なものに、合成モアサナイト、人造キュービックジルコニア(CZ)があります。その他にも光沢度の高いガラスが代用されることも。

ネット等で「〇〇〇ダイヤモンド」と書かれていますが、それは天然ダイヤモンドではありません。例えばキュービックジルコニアダイヤモンドやスワロフスキーダイヤモンドなどは、企業が販売する商品の商標です。天然ダイヤモンドと間違えないようにしましょう。

1.鑑定書(グレーディング)と鑑別書の違い

宝石の鑑別書は、全ての天然宝石、合成宝石、模造石が対象。その宝石が何の石なのか、石の起源をあらゆる専門的な検査をし、総合的に判断します。
鑑別書には、石のサイズ、重量、屈折率、多色性、蛍光性、比重、拡大検査の結果を表記
枠にはまっていない裸石(ルース)、指輪、ネックレスなどのジュエリーでも鑑別書の発行は可能です。

宝石の鑑定書(グレーディング)は、ダイヤモンドのルースのみに行われます。
4C(キャラット、カラー、クラリティ、カット)を評価し、天然ダイヤモンドの品質価値に関わる等級付けをします。

鑑定書、鑑別書を発行している鑑別機関は、数多くありますが、 宝石鑑別団体協議会(A.G.L)に認定されている鑑別機関が発行する鑑定書や鑑別書が信頼でき、おすすめです。

2.天然ダイヤモンドの処理について

天然ダイヤモンドには処理が施されることがあります。
ひとつは、クラリティグレードを高くみせるため、透明度を上げる処理。もう一つは、ダイヤモンドのカラーの改変です。以下に代表的な処理を紹介します。

透明度を上げる処理

◇ 含侵処理・・・自然に、もしくは研磨時に入った白いひびのようなもの(クリベージ、フェザー)に、屈折率の高いガラスを含侵し透明度をあげます。ひびの大きさにもよりますが、SiクラスがVsクラスに、I₂、I₃クラスがI₁にと、クラリティグレードが上がるのが特徴です。

◇ KM処理・・・黒っぽい結晶やひびをターゲットに特殊なレーザー光線を複数回あて、人工的なひび割れを作り酸で漂白。黒色から無色の結晶に改変しクラリティグレードを上げます。この処理でクラリティグレードが上がることはほぼありませんが、見かけの黒っぽい結晶やひびは見えなくなります。

◇ レーザードリルホール・・・クラリティグレードを低下させる黒や有色の結晶に、レーザーで穴を開け、色の除去をします。現在は、KM処理+含侵処理、レーザードリルホール+含侵処理のセットで処理されるのが主流です。

ダイヤモンドのカラーの改変処理

◇ コーティング・・・ダイヤモンドの黄色味はカラーグレードを下げるので、ダイヤモンドの下側(パビリオン側)に青色でコーティングし、より無色に見えるようにします。

◇ 照射処理・・・中途半端な色合いのダイヤモンドに放射線を照射、もしくは照射に加熱をし、カラーを濃くします。照射後は、ピンク、イエロー、ブルー、グリーンなどの人気色に改変。

これらの処理したダイヤモンドは、本来の品質が高いダイヤモンドとは言えません。鑑定書がついている場合も、備考欄などに処理と表記がされていないか、確認をしましょう。

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品質の高いダイヤモンドの指輪を購入できるショップ

品質が高いダイヤモンドの指輪を購入するのであれば、信頼できるショップを選びましょう。以下は筆者がおすすめするショップです。

老舗の宝石店

老舗の宝石店でおすすめなのは、田崎真珠、MIKIMOTO、銀座・和光です。
3店舗とも長い歴史があり、信頼できるショップです。全体的に値段は高いものの、その信頼度は抜群。ダイヤモンドのグレード種類やデザインも充実しており、予算に合うダイヤモンドを見つけやすいでしょう。
直営店に加え、デパートにも出店しています。

人気があり信頼できる専門店

全国に多くの店舗を持つ専門店の中で、人気があり信頼できるのは、 銀座ダイヤモンドシライシ、EXELCO DIAMOND、4℃、ポンテヴェキオ、STAR JEWELRYです。銀座ダイヤモンドシライシ、EXELCO DIAMONDは婚約指輪、結婚指輪の専門店。4℃、ポンテヴェキオ、STAR JEWELRYは普段使いの小ぶりなダイヤモンドの指輪から婚約指輪まで幅広く取り扱っています。どのお店も品質が高いダイヤモンドを数多く取り揃えているので、一度足を運んでみると良いでしょう。

海外有名ブランドショップ

女性なら憧れる海外有名ブランドショップもおすすめできます。ダイヤモンドの指輪は、様々な種類があり、老舗の宝石店と価格帯は変わりません。
おすすめショップは、Tiffany&Co.(ティファニー)、Cartier(カルティエ)、BVLGARI(ブルガリ)です。

その他、個性的なデザインの婚約指輪に興味がある方は、BOUCHERON(ブシュロン)、Chopard(ショパール)、Van Cleef & Arpels(ヴァン クリーフ & アーペル)を見てみるのもよいでしょう。

ショップは、直営店に加え、デパートのブランドフロアに入っていることが多いです。

まとめ

今回ご紹介した知識をしっかり身に付ければ、信頼できるショップを選び品質の高いダイヤモンドを購入できるはずです。
特にダイヤモンドの品質を表す4Cは重要です。この4Cは、ダイヤモンドの価格にも関わってくるので、しっかり理解しておきましょう。
また、海外有名ブランド以外のショップで購入する場合、宝石鑑定書(グレーディングレポート)の有無を確認しましょう。
GIA(アメリカ宝石学研究所)、AGT、中央宝石研究所の3社は特に信頼性が高い宝石鑑定書です。

本特集を活用し、品質高く、素敵なデザインのダイヤモンドに出会えることを願っています。

参考文献:

宝石 小宇宙を科学する Ⅰ

著者名 志田淳子
出版社 全国宝石学協会 発行
出版年 1996年

宝石 その美と科学

著者名 近山晶
出版社 全国宝石学協会 発行
出版年 1972年

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