小説原作のおすすめ神アニメを小説と一緒にチェックしよう

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小説原作のおすすめアニメ4選!素晴らしい原作と神アニメをチェックしよう

小説原作のおすすめアニメ4選!素晴らしい原作と神アニメをチェックしよう

SPECIAL ARTICLE

著者

著者・

あたり りょう

Webライター養成講座「School×Work」卒業し、WEBライターとしての活動を開始。
読者に「この記事を読んで良かった!」と思ってもらえる記事を目指し、執筆しています。得意なジャンルは、小説・漫画・アニメ、歴史、お酒etc。記事執筆時のモットーは「一筆入魂」です。

小説好きもアニメ好きも必見!小説原作の神アニメをチェックしよう

たとえ原作のファンであっても、原作のジャンル(漫画、ゲーム、小説)によって、アニメ化された作品を見るときの気持ちは全然違います

  • 漫画原作/キャラクターデザインがわかっている
  • ゲーム原作/キャラクターデザインと声がわかっている(※声の有無は作品による)
  • 小説原作/キャラの姿も物語の中の風景も、読者の受け取り方次第

どんなアニメになるのか、原作ジャンルによって想像のかき立てられ方が異なり、一度気になってしまったら最後・・・ 好きな原作のアニメは、必ず最終話まで見てしまいますよね!

本特集は、アニメになると熱く語ってしまいがちな筆者が、絶対におすすめしたい小説原作アニメを厳選して紹介。 原作ファンなら好きな作品が面白いアニメになっているか、不安に思って当然です。特に小説原作は、キャラの姿や物語の風景が読者の想像に委ねられているため、原作ファンの作品に対する思い入れが強く、アニメに求めるハードルが高くなるもの。 だからこそ、原作ファンの期待を超えた、小説原作アニメは最高に面白いのです!

小説という文字だけの物語を、アニメ制作のプロがその魅力を理解し、作り上げた名作の数々。是非最後までご確認ください。

小説原作のおすすめアニメ その1:有頂天家族

有頂天家族

有頂天家族(アニメ)・画像

有頂天家族(原作小説)・画像

森見登美彦の小説「有頂天家族」が原作の日常アニメ。京都を舞台に、阿呆な狸たち、ずる賢い人間たち、とにかく偉い天狗たちによって繰り広げられる日常は目まぐるしく、退屈している暇がない。

主人公は、時に可憐な女子高生、主に爽やかな青年姿、その正体はあほう狸の下鴨矢三郎
面白おかしく生きることが何より大事な彼は、普通の狸なら恐ろしくて仕方がないことにも首を突っ込まずにはいられない。
生真面目だが土壇場に弱い長兄・矢一郎は、矢三郎の阿呆ぶりに手を焼く日々。 京都で一番やる気のない狸として勇名を馳せる次兄・矢二郎は、蛙から元の姿に戻れなくなり、未熟で臆病者の末っ子・矢四郎は、バイト先で虐められる毎日を送っている。
下鴨家の4兄弟にとっては、天狗のわがままに振り回されるのも、人間に鍋にされそうになるのも、親戚狸からの嫌がらせも日常茶飯事である。

そんな彼らの日々が、楽しそうでならないのはなぜなのか?
「それは阿呆の血のしからしむるとこだ」「面白きことはよきことなり!」等の謎名言で、狸たちが勝ち誇る声が聞こえてくるのは筆者の気のせいだろうか?

こんな可愛らしい狸たちになら化かされても良いと思い、アニメ「有頂天家族」を見てくれる優しい人間たちを、狸たちは今日も待っている

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小説原作のおすすめアニメ その2:物語シリーズ

物語シリーズ

物語シリーズ(アニメ)・画像

物語シリーズ(原作小説)・画像

2006年に連載が始まり、現在も刊行中の西尾維新の小説シリーズ「物語シリーズ」が原作のアニメ。 西尾維新の小説の特徴といえば…

  • 個性爆発のキャラクター
  • メタ発言等の制約に縛られない自由な会話劇
  • 読者を置いてけぼりにしそうになるほど奇抜な言葉遊び

独特な世界感をもつ西尾維新の小説の中でも、物語シリーズは『メディアミックス不可能な小説』というコンセプトで書かれた異色の作品だ。そんなクセの強い小説シリーズを、独自の演出に定評があるアニメ制作会社「シャフト」が手掛け、唯一無二の大ヒットアニメ「物語シリーズ」は誕生した。

舞台は日本の田舎町。主人公の男子高校生・阿良々木暦(あららぎこよみ)と、彼と出会った少女たちの、怪異(人の信仰や噂から生まれる存在)に関わる物語
このアニメの中には、怪異に苦しめられる少女が多く登場する。少女たちには、怪異と関わってしまう原因(家庭環境等)があり、阿良々木暦は少女たちの問題を解決するため奔走する。特にファーストシリーズの「化物語」では、少女たちが自身の問題に向き合い、人間として成長していくストーリーが丁寧に描かれている。一方で、少女のボケに対して主人公の阿良々木暦がツッコミを入れる夫婦漫才のような会話シーンのように、ほぼギャグシーンのみの話も多い。

シリアスなシーンとコメディ全開のシーンが、ジェットコースターのように交互にやって来るアニメ「物語シリーズ」は、見ていて飽きる暇がない

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小説原作のおすすめアニメ その3:空の境界(劇場版)

空の境界(劇場版)

空の境界(アニメ)・画像

空の境界(原作小説)・画像

那須きのこの小説「空の境界」を原作に、全10話(本編7章+外伝3章)で構成した劇場アニメ。那須きのこの中毒性が強いシナリオと、アニメ制作会社ufotableの圧倒的な映像美で作り上げた、知る人ぞ知る傑作だ。

「空の境界」は異能の力を持つ少女・両儀式(りょうぎしき)と高校時代のクラスメイト・黒桐幹也(こくとうみきや)の周辺で起きる物語。物語内の時系列と章立ての順番が異なっているだけでなく、複雑な専門用語や設定が飛び交い、非常に難解な構成になっている。
筆者は、「空の境界」の第1章を初めて視聴した時、画面の中で何が起きているか、ほとんど理解できなかった。なぜなら、物語の前提になっている両儀式と黒桐幹也の関係や、両儀式が持つ異能の力について、ほとんど説明がなかったからだ。にもかかわらず、儚くも美しい世界観に圧倒されたことだけは、鮮明に覚えている。物語が進行するにつれ、理解できなかったシーンの意味が分かってくる爽快感。登場人物の過去が明らかになるたびに、キャラの魅力に引き込まれていくのを感じた。

各登場人物の本質を描くストーリー、カッコいい戦闘シーンなど、魅力を挙げればきりがない。特に物語の結末は必見!是非その目で見届けてほしい。

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小説原作のおすすめアニメ その4:君の膵臓を食べたい

君の膵臓を食べたい

君の膵臓を食べたい(アニメ)・画像

君の膵臓を食べたい(原作小説)・画像

住野よるの小説「君の膵臓を食べたい」が原作の劇場アニメ
物語は、主人公である高校生・僕のモノローグから始まる。この時点で分かる情報はたったこれだけ。

  • クラスメイトの山内桜良の葬儀が、生前の彼女には似つかわしくない雨の日に行われた
  • 僕は彼女のお葬式にも、通夜にも行かなかった
  • 僕が送った最後のメールを、「君の膵臓を食べたい」の一文を、彼女が見たのかはわからない

僕の無感情に語られるモノローグからは、亡くなった彼女への感情も、僕と彼女がどんな関係だったのかも、具体的なことは何一つ読み取れなかった

4月、主人公の僕と彼女が最初に話した場面で、筆者は「あぁ、こんなよくある感じの作品ね」と思ってしまった。不幸な目にあった少女と、彼女の秘密を知ってしまった少年が出会って始まる青春モノだと。
しかし、夏休みに彼女の病室で、僕が彼女の考え方に感動する場面を見て、「すごい作品をみている」と気づかされ、最後まで見終えた時には、「このアニメに出会えて、本当に良かった」と心から感謝した

筆者のように、タイトルの奇抜さや物語の設定だけで物語を分かった気になってしまい、作品自体を見るのをやめた経験はないだろうか?そんな経験をしたことがある人にこそ、アニメ「君の膵臓を食べたい」を最後まで見てもらいたい。

まとめ

本記事では、おすすめの小説原作のアニメを厳選し、ご紹介しました。
小説原作のアニメには、ストーリーの完成度が高かったり、独特な言葉遣いのキャラが多く登場したりと、小説原作ならではの魅力があります。その魅力をアニメから感じていただけたなら、原作小説も読んでみてはいかがでしょうか。アニメとは異なる好きなキャラの新たな一面に、きっと出会えるはずです。

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