お子さんがもうじき中学生になるご家庭や、今現在、中学生のお子さんがいるご家庭では、わが子の日々の学習や高校入試対策にどう取り組むべきか、頭を悩ませている保護者の方も多いのではないでしょうか。

新型コロナウイルスの影響により、塾に通う際にもリスクを覚悟しなければならない現在、子どもの自宅学習をサポートするツールとして、タブレットを利用したオンラインの通信教育が注目を集めています。

スマイルゼミは、小中学校向けの学習支援ソフトやワープロソフト「一太郎」などを開発するジャストシステムが家庭向けに提供するタブレット教材です。 家庭学習専用タブレットに授業に沿ったカリキュラムが毎月配信され、子ども一人ひとりの学習進度や理解度にあわせて専用の学習課題を作成。 苦手な単元や間違えた問題をくり返し解くことで、毎日の学習の理解を助けるほか、得意分野の先取り学習や、1年生まで戻ってのさかのぼり学習などができるようになっています。

文部科学省の「GIGAスクール構想」を受けて2020年度中に全国の小学校・中学校で1人1台の端末が配布され、タブレット端末を利用した学習は今後一層、子どもたちにとって身近な存在に。今では小学校でのタブレット学習は当たり前になりつつあります。

そこで今回は、家庭学習の習慣化や普段の授業の理解はもちろん、定期テスト対策・高校入試対策まで視野に入れた学習カリキュラムを提供しているスマイルゼミの中学生コースについて、タブレット端末の機能や受講料金など、様々な角度から、利用者の口コミ・評判も交えて解説していきます。

スマイルゼミでは、受講生に1台の専用タブレットが配布され、家庭のWi-Fiを通じて毎月講座が配信されます。講座の内容はそれぞれの学校の教科書に準拠しており、学習開始前に子どもの中学校名を入力することで教科書の種類を自動で選択。タブレットを起動すると、学校の授業進度に合わせてその日のカリキュラムが組み立てられるので、授業の予習や復習に役立てることができます。

タブレット学習の優れた点は、文字による解説に加えて、音声や動画、アニメーションなどを駆使して理解を深められる点です。たとえば、数学の図形問題は、展開図などを動かすことで原理から理解できる他、講師による授業動画を見ることで塾のように授業内容を補うことも可能です。

問題を解く際に間違えた箇所は、タブレットが分析してつまずいた原因とともに教えてくれるうえ、苦手部分を克服するための対策講座もピックアップ。子どもが自分の理解度にあわせて学力を底上げしていくことができます。

高校受験の内申点を左右する定期テストでは、主要5教科に加えて実技4教科も解説動画や約3,300の模擬問題を用意し、試験によく出る内容をカバーします。
また、試験日から逆算した専用カリキュラムを自動で組んでくれるため、単元のまとめと復習を無理のないスケジュールで効率よく行うことができる点も嬉しいポイントでしょう。さらに2022年からは先取り学習やさかのぼり学習にも対応。できる子はどんどん先を、復習に力を入れたい子はさかのぼって学習に取り組むことができます。

中学校生活の集大成ともなる高校入試は、中学2年生の3月から入試対策講座がスタートします（上位校をターゲットとした特進クラスは2年生の8月からスタート）。
入試対策講座は、中学3年間の学習の基礎固めから始まり、苦手分野を潰すための「夏期集中講座」や、志望校との学力差を測るための模擬テスト、模試の結果をもとに志望校との学力ギャップを埋めるカリキュラムや優先的に取り組むべき課題を配信。
入試の日程と子ども自身の学力にあわせて、その時々に必要な単元をピックアップしてくれるので、タブレット学習の習慣を身につけるだけで徐々に入試に向けた学力を養うことができます。

専用タブレットを利用してのオンライン学習となると、気になるのは受講にかかる料金でしょう。
スマイルゼミ中学生コースの受講料は月額7,480円（税込）からです。

文部科学省が2年ごとに実施している「子供の学習費調査」※1によれば、公立中学生の１年間の学習塾費は平均29.3万円となっています。
スマイルゼミを中学３年間利用した場合の年間平均は90,320円（価格改定後は年間平均93,600円）となるため、学習塾にかかる費用と比較すると３分の１以下。

月額料金の中に、9教科の定期テスト対策や、学習塾の夏期講習や冬期講習に相当する補助講座も含まれていることを考えると、塾に通うよりもかなりリーズナブルに学習サポートを受けられます。

※1 子供の学習費調査（政府統計ポータルサイトe-Stat）

スマイルゼミには、中学校の授業進度に沿って学習を進めていく「標準クラス」のほかに、高校入試で上位校や難関校を目指す子どものための「特進クラス」があります。

上位校や難関校の入試は中学校の授業で習う範囲だけでは対策しきれない応用問題やその学校独自のオリジナル問題が多く、専門の塾や家庭教師を併用する家庭も少なくありません。

スマイルゼミの特進クラスは、中学入学時点から高校入試を見すえてカリキュラムが組まれています。普段の講座では、授業の予習をスマイルゼミで行ったあと、学校の授業で復習しながら苦手な単元は１年生までさかのぼって学習することが可能。また、基礎を固めたあとは単元のまとめとして入試レベルの問題にチャレンジするなど、単元を終えるごとに少しずつ入試対策ができるようになっています。
本格的な入試対策講座は2年生の夏休み（8月）からスタート。模擬テストで苦手な単元や志望校との学力差を定期的にチェックしたうえで弱点補強講座が配信されます。
2年生の3月からは、都道府県別の難関校の入試傾向を踏まえたうえで、志望校の過去問などを中心に解いていくことで実践力をつけていきます。

受講料金は標準クラスより高くなるものの、進学塾の月謝と比較するとリーズナブル。
各都道府県の上位校・難関校への合格実績も毎年公開しており、多くの受講生が志望校合格を達成していることがわかります。
塾へ通うよりも費用を抑えて高校入試をクリアしたいご家庭は検討する価値が高いでしょう。

中学校の学習では小学校とあわせて、将来、社会人として生活するうえで欠かせない基礎的な知識を学びます。
また、高校受験や大学受験を見すえて、入学直後から定期テスト対策などで内申点を意識する必要があるのも、中学時代の学びの大きな特徴のひとつ。
ただし、学習内容そのものは、小学校の頃から大きくレベルアップするため、中学時代で勉強への苦手意識を強めてしまう子どもが多いことも事実です。

中学生が学校の勉強にスムーズについていくためには、まず、自分で予習や復習をこなす習慣を身に付け、毎日の授業の内容をしっかりと理解することが不可欠です。
子ども一人ひとりの学習理解度にあわせてカリキュラムを組んでくれるスマイルゼミのようなタブレット学習であれば、勉強のつまずき箇所を分析し、苦手部分を理解するためのサポートを期待できます。

2年も先の高校入試を、子ども自身が意識し、入学当初から学習計画を立てることは困難ですが、タブレット学習のサポートがあれば受験から逆算しての入試対策や学力の底上げも可能でしょう。

受験はもちろん、大人になったときに必要とされる基礎的な知識や教養を身につけるためにも、自主学習の習慣やデバイスを利用したオンライン学習に親しめるタブレット教材を選択肢として検討してみてはいかがでしょう。