第1話 あらすじ（2018年10月10日放送回）

物語は住宅街にあるクラフトビールバー「5tap」からスタートする。
このバーで、ECサイト制作会社に勤務する深海晶（新垣結衣）と大手デベロッパー勤務の花井京谷（田中圭）、公認会計士・税理士事務所を経営する根元恒星（松田龍平）と橘呉羽（菊地凛子）の2組のカップルが飲んでいた。
呉羽は突然恒星に結婚したことを報告。驚く恒星だったが、結婚祝いにみんなで乾杯することに。晶と京谷もその輪の中に入る。
バーの店主・タクラマカン斎藤（松尾貴史）は恒星に「恒星と呉羽は付き合ってたんじゃなかったの？」と質問すると、呉羽は「お互いに大して好きじゃなかったから」と笑うのだった。
そのやり取りを横で聞いていた晶だったが、晶と京谷は実は大きな問題を抱えていた。実は京谷は、元カノ・朱里（黒木華）と奇妙な同棲生活をしているのだ。
そして晶はプライベートとは別に、仕事でも大きな悩みを抱えていた。仕事のできる晶は、ECサイト制作会社で社長を勤める九十九（山内圭哉）から、始業前だけではなく、終業後も様々な仕事をひっきりなしに頼まれ続けていたのだった。しかも自分の業務範囲外の仕事まで。
疲れ果てて「5tap」に立ち寄った晶に、先に飲んでいた恒星が話しかけ、晶は自分の気持ちをぶちまける。

第2話 あらすじ（2018年10月17日放送回）

意を決した晶は、社長の九十九に対して、自分の業務分担を改善して欲しいと要求書を突き付ける。社長は抵抗するが、晶の圧倒的な迫力の前に改善を約束した。
恒星は会社社長・勝俣（八嶋智人）から、粉飾決算のサポートを頼まれるが、不正には手を貸さないと拒否。そんな会社はつぶれたほうが良いと言い切る。
5tapで偶然出会った晶と恒星は、呉羽の「恋に落ちた瞬間に鐘の音が聴こえる」という言葉の意味を考えるのだが、一目ぼれしたことがない二人には気持ちがわからない。
翌朝、有給を取っていた晶の電話に手のかかる後輩、上野（犬飼貴丈）が大切な契約書を持ったまま無断欠勤しているという連絡が入る。晶は休みを返上し、上野のアパートを訪れたのだが、そこで晶は上野から思わぬ提案をもらう。

第3話 あらすじ（2018年10月24日放送回）

業務改善と称して、社長から「特別チーフクリエイター」という謎の役職を付けられ、昇進させられてしまう晶。そんな晶のもとを京谷がスーツケースをもって訪ねてくる。
元カノの朱里に仕事を早く見つけて引越せと言ったところ、暴れられたので晶の部屋に泊まりに来たという京谷。思うところはありながらも晶は京谷に何も言えないのだった。
一方、恒星のもとには、300万の札束をもった男が表れ、粉飾決算の依頼が入る。これまで粉飾決算の依頼を断っていた恒星だったが、なぜかその男をはっきりと追い返さない。
久しぶりに恒星のもとを訪れた叔父が、恒星の兄の話をはじめる。所在がわからなくなっていた兄が、実は東京にいるらしい。そして恒星と兄には実は今も続く、大きな因縁があるのだった。

第4話 あらすじ（2018年10月31日放送回）

5tapで恒星と呉羽、マスターのタクラマカン斎藤が見守る中、晶と京谷は4年も同棲生活を解消していない元カノの朱里のことで、言い合いになる。
晶は、京谷に「今日はごめん」とスマホにメッセージを送るが、一向に既読にならない。
翌日の会社では、京谷の後輩の筧（吉村界人）が、二日酔いの京谷にシャツとネクタイが昨日と同じものであることを指摘する。そして京谷はスマホがなくなっていることに気付くのだった。
晶は5stepで恒星を通じて、京谷がなくしたスマホを呉羽が持っていることを知る。
恒星は呉羽のもとにスマホを取りに行く晶を見て嫌な予感を感じるのだった。
呉羽のもとを訪れた晶は、呉羽から昨晩、呉羽と京谷に起こった衝撃の出来事を聞き、パニックを起こし、そのまま恒星の事務所にかけこむ。

第5話 あらすじ（2018年11月7日放送回）

「5tap」で飲んでいた恒星は、晶を探しに来た京谷に「晶と一夜を共にした」と嘘をついて挑発し、殴られてしまう。 一方、京谷との堂々巡りの関係に疲れた晶は、京谷のマンションに4年も暮らし続ける元カノ・朱里と向き合うため、1人で京谷のマンションを訪れていた。晶が「ここを出て行くつもりはありますか？」と冷静に問いかけるも、朱里は感情的に自分の主張をぶつけ、晶は朱里に、そんなふうに泣けてうらやましいとこぼす。晶とすれ違いでマンションに帰ってきた京谷は、来客に気づくが、朱里は晶が来たことをごまかした。

朱里と会ってから、今まで以上に笑顔で精力的に働く晶。社長の無理難題を次々とこなし、社長の九十九はご機嫌で、他の社員達も喜んでいるが、松任谷（伊藤沙莉）だけは晶の異変と危うさに気づき、心配する。
そして恒星も、明るすぎる晶の笑顔にわざとらしさを感じ取っていた。

第6話 あらすじ（2018年11月14日放送回）

晶と恒星の路上でのキスを偶然目撃した呉羽と、ラーメン屋店員の三郎（一ノ瀬ワタル）。そのまま4人は5tapで飲むことになる。上機嫌な呉羽は「今から夫・橘カイジの仕事関係のパーティーに行こう！」と誘うも、恒星は晶と約束があるから行かないと嘘をついて断った。
後日、恒星がカイジの印象やパーティの様子を三郎から聞き出そうとすると、三郎は、呉羽とカイジの結婚について、の「不穏な噂」をパーティで聞いたと話す。

一方、晶は京谷の会社から依頼されたサイトの制作担当を命じられ、気まずい状態のまま京谷と懇親会で顔を合わせることに。
そして、京谷は、朱里が居座るマンションから遂に出てきたことを晶に告げられないままでいた。

第7話 あらすじ（2018年11月21日放送回）

晶は、恒星が封筒に入った大金を持っているのを目撃してしまう。恒星は「この金で粉飾決算に加担するように脅されていて、やむを得ない事情で抜け出せない」と話すも、真剣に聞く晶に「…という映画の話」と言ってごまかす。

晶の会社では、社長 九十九の発案で、オフィスに録音機能付き監視カメラが設置された。
その息苦しさと緊張感に松任谷や上野等、社員たちはみんな疲弊。会社全体の空気が停滞していることを晶とSEチームリーダーの佐久間（近藤公園）は心配する。

一方、寝たきりの自宅介護状態にある京谷の父の容態が悪化し、病院に入れるかどうかで千春（田中美佐子）は家族ともめていた。
京谷の実家の状況を知らず、千春と連絡が取れないことを心配しながら帰宅した晶は、自宅アパートの前でなぜか眠り込んでいる朱里を見つける。

第8話 あらすじ（2018年11月28日放送回）

恒星は、呉羽の夫でヒットゲームクリエイター・橘カイジの会社の上場を手伝うことを決めるが、打ち合わせのドタキャンが続き、なかなかカイジに会うことができない。
晶は、会社の業務改善に向け、積極的に動き出した。社長の九十九にスタッフを増やすことを提案すると、あっさりと了承され、採用を任される。そこで、応募者を面談のために呼び出すが、あらわれたのは、京谷の元カノ・朱里だった。

一方、会計監査の仕事中の恒星に、行方不明中の兄・陽太（安井順平）が見つかったという連絡が入る。陽太を自分の事務所に連れてきた恒星だったが、目を離した隙に陽太が事務所から逃走。
兄を探す途中で晶に会った恒星は、自分がなぜ兄のことが大嫌いなのか、2人の間に起こった過去の出来事を話しはじめる。

第9話 あらすじ（2018年12月5日放送回）

晶が業務改善を進めたおかげで、松任谷と上野も営業の仕事で結果を出し、入社した朱里もSEチームとなじむ等、会社の雰囲気は良くなっていた。そんな中、社長の九十九が今度は晶を『営業部の特別チーフクリエイター部長』に昇進させることを発表。その代わり、今まで晶がやっていた細々とした業務は全て朱里が「社長秘書」として務めることになり、晶と朱里は戸惑う。

そんな折、恒星と呉羽のハグ写真が週刊誌に掲載されてしまう。橘カイジの妻として話題の呉羽は、過去の恋愛関係が次々と取り沙汰され、ネットで炎上。5tapの店の前にも記者が張り込むようになり、タクラマカン斎藤は、一時休業を決意する。

一方、夫の葬儀を済ませた京谷の母・千春は、京谷のマンションに突如来訪。部屋にいたのは、なんと、とっくの昔に別れたと聞いていた京谷の元カノ・朱里だった。朱里はなんとかマンションを抜け出し、晶の部屋に逃げ込むが、そこにも千春が訪ねてきてしまう。

第10話 あらすじ（2018年12月12日放送回）

社長・九十九の横暴さに我慢ならなくなり、抗議した晶は、逆に「お前がいなくても会社はどうにでもなる。辞めてしまえ」と言われてしまいショックを受ける。また、恒星は、家族を救うために始めた粉飾決算への加担を「やめさせてくれ」と頭を下げて頼むも、抜け出すことができなかった。
傷ついた心のまま一夜を共にした2人。

それ以来、2人はあの夜のお互いの気持ちが分からずモヤモヤしていた。
5tapで向き合って話そうとした晶と恒星だったが、会社を休んだ晶を心配した松任谷と上野が店にやって来たり、京谷が訪ねて来たりと、話し合いはなかなか進まない。
ようやく本音で話そうとした2人に今度は呉羽とカイジから電話がかかってくる。バッシング記事やネットでの炎上が収まらず、呉羽は、これ以上夫のカイジに迷惑をかけないためにある大きな決断をする。

その一部始終を見とどけた晶と恒星は、ついにさまざまなことを決心する。「獣になれない」2人が、最後に自分自身で選ぶ人生は…？