TOEICのおすすめ対策法 - 試験概要・リスニング対策編
TOEIC試験の概要
TOEIC試験の年間実施回数は年10回、北海道から沖縄まで全国80都市を試験会場としており、一年のどのタイミングでも、近場の試験会場で受験することが出来ます。
また、価格も一律5,725円と手ごろで、日本で実施されている資格試験の中でも、特に受験しやすい資格といえるでしょう。
受験料 | 5,725円 |
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開催日程 | 年10回 |
試験会場 | 全都道府県 |
出題形式 | マークシート |
評価形式 | スコア式(990点満点) |
リスニング (45分・100問) |
Part1 | 写真描写問題(10問) |
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Part2 | 応答問題(30問) | |
Part3 | 会話問題(30問) | |
Part4 | 説明文問題(30問) | |
リーディング (75分・100問) |
Part5 | 短文穴埋め問題(40問) |
Part6 | 長文穴埋め問題(12問) | |
Part7 | 読解問題(48問) |
TOEICスコア表
- 895~
- 受験者のスコア分布:4.30%
- 795~890
- 受験者のスコア分布:10.40%
- 695~790
- 受験者のスコア分布:15.50%
-
★750点:企業が国際部門へ期待する平均スコア
★710点:企業が中途採用社員に期待する平均スコア - 595~690
- 受験者のスコア分布:19.20%
- 683点:国際部門の平均スコア
- 495~590
- 受験者のスコア分布:19.20%
-
★520点:部長への昇進・昇格要件平均スコア
504点:大卒新入社員の平均スコア - 395~490
- 受験者のスコア分布:16.70%
- 480点:営業部門の平均スコア
- ~390
- 受験者のスコア分布:13.80%
★マークは企業からの要件・期待スコア
参考:上場企業における英語活用実態調査-2013年
リスニングパートは「精読」で対策
リスニングセクションは年々難化
TOEICのリスニングは、話者に比較的訛りがなく、聞き取りやすいといわれています。しかし、近年はリスニングの語彙が増え選択肢が複雑化するなど、全体的に難易度が上昇。リスニングが得意という人も、改めてリスニング対策を行う必要があります。
「単語の聞こえ方」と「意味」をつなげる「精読」が効果的
リスニングの失点原因は、単語を聞き取れないか、聞き取れても意味が分からないというパターンがほとんど。つまり、単語の聞こえ方と意味が即座に結びつかない点に、大きな問題があります。それを解決するためには、リスニングの問題文を聞き取りながらスクリプトを追って読み、響きと意味を結び付けて覚えることが大切。
例えば、"why don't you~"という頻出の言い回しは、「なぜ~しないのか(=しませんか?)」という提案の意味を持ち、リスニングセクションでは「ゥワィドンユゥ~」と発音されます。これを「ホワイドントユー」と実際の響きから離れた音で覚えてしまっていると、音と意味が結びつかず、得点を逃してしまいます。 最初はリスニングと精読を繰り返し訓練し、スクリプトがない状態でも、音が即座に意味に結びつくようになれば、リスニングの対策はばっちりです。
模擬試験で解答リズムを掴む
そして最後に、忘れてはいけないのが、TOEIC試験の解答リズムを掴むこと。TOEICのリスニングは、英文が1回しか読まれないため、解答に時間をかけすぎてリズムが崩れると、そこから全ての問題の解答に影響します。特に試験前1週間は、リスニングのリズムになれるように、模擬問題を繰り返し解き、時間感覚を身につけましょう。
おすすめのリスニング対策教材
「リスニング+精読練習」におすすめ
TOEIC(R)テスト究極のゼミ Part2&1
TOEIC(R)テスト究極のゼミ Part3&4
難化の一途をたどるリスニングパートの問題をロジック立てて解説する参考書。
掲載されている問題は、実際の試験でも問われるクリティカルなポイントを踏まえており、問題を繰り返し解き、スクリプトの精読を続ければ、力が身につく超良書。
それぞれのパートの出題ジャンルや傾向に即して、攻略方法を解説している点も大きな魅力。
英語教材で有名なアルクのヒアリング教材。商品名の通り1000時間という圧倒的な量のヒアリングをこなすことで確かな実力がつくと高い評価を得ており、「2013年版2013年版 英語教材辛口ランキング」では英会話部門で1位を獲得している。
1年間をかけて学習するものだけあって少々値は張るが、TOEIC以外にも応用が効くリスニング力を身につけたいならば非常に有効な教材。
「試験前対策」におすすめ
TOEIC公式問題集の最新刊。本番と同じ200問の問題で構成されたパートが2つ搭載されており、本試験の予行練習を2回行うことが出来る。TOEICを受験する人にとっては必携の書。リスニングを鍛えたい人は、まず上記の参考書をこなした後に、この問題集を繰り返し解いて本番の形式になれると良いだろう。