終身保険と定期保険を比較。それぞれの生命保険の選び方、特徴とメリットは? 人気の生命保険も紹介。

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生命保険の見直し

3. 終身保険と定期保険を比較

保険見直し口座 no.2

Chapter1 終身保険と定期保険を比較

生命保険には、保障の期間によって、終身保険と定期保険の2種類があります。
終身保険は、一生涯保障が続くものを、定期保険は、5年間・10年間などの一定期間、保険料を払込み、その間に発生した死亡や高度障害について保障するものを言います。

生命保険を選ぶ際に、このどちらのタイプを選ぶかで頭を悩ませた経験がある方は多いのではないでしょうか。
そこで本特集では、終身保険と定期保険を比較し、それぞれの特徴、適したケースなどを解説します。

 

Chapter2 終身保険とは?

終身保険は、その名のとおり、被保険者が死亡するまで一生涯、保障が続きます。保険料の払い込み期間も同様に一生涯か、もしくは所定の年数(60才~65才まで等)となります。

終身保険には、保険の解約時に返戻金が出るタイプや、保険料の一部が「年金」「ボーナス」として定期的に戻るタイプ、あるいは医療保障が付帯しているタイプが多く、生命保険でありながら「自分のためにかける保険」としての側面も持ち合わせており、高い人気があります。

ただし、生涯保障という期間の長さや、特約・解約時返戻金等のオプションが付帯していることから、月々の保険料は割高になりがちで、保険料を抑えたタイプでも500万円の死亡保障で月々8,000~9,000円前後。そのため、数千万円以上の高額死亡保障で利用されるケースは少なく、おおむね200万~500万円程度の死亡保障でかけられることがほとんどです。

終身保険の死亡保障は、たとえば、子供の独立後、夫婦のみの生活に戻った場合に、自身の葬儀費用や配偶者の生活費にあてるなどの目的で準備されることが多いようです。

人気の高い終身保険

保険タイプ 終身保険(低解約返戻金型*
保険期間 終身
※払込期間は60才まで
※60才時に下記3コースのいずれかに振替え
保障内容(主契約) 死亡保障/高度障害保障
死亡保障額 200万円~1,500万円
※100万円単位で設定可
その他特約
  • 医療保障コース
  • 介護年金コース
  • 年金コース
※60才時にいずれか選択(死亡保障のみのコースも選択可)
保険料試算(月額:円)
35才・特約なし(定期型は保険期間10年)
男性 女性
死亡保障:200万円 4,458 4,034
死亡保障:500万円 11,045 9,985
死亡保障:1,000万円 21,790 19,670
保険タイプ 終身保険(低解約返戻金型*
保険期間 終身
※払込期間は65才まで
※5年ごとに保険料の一部(積立配当金)を還付
保障内容(主契約) 死亡保障/高度障害保障
死亡保障額 100万円~500万円
※保障額によってA~Eタイプから選択
その他特約 なし
保険料試算(月額:円)
35才・特約なし(定期型は保険期間10年)
男性 女性
死亡保障:200万円 3,716 3,364
死亡保障:500万円 9,290 8,410

*低解約返戻金型…解約時返戻金の戻り率を下げることで、月々の保険料を抑えたタイプの生命保険。

 

Chapter3 定期保険とは?

定期保険は、保障期間・保険料の払い込み期間ともに一定期間の生命保険です。1年、5年、10年、20年など期間を設定できるものが多く、解約を申請しない限り、満期時は自動的に契約が更新されます(※ただし、更新には満70才まで等の年齢制限が設けられおり、更新時の保険料が徐々に上がっていくことは注意が必要です)。

保障内容は、死亡保障と高度障害保障に特化しており、解約返戻金や医療保障のないシンプルなタイプが多いことも、定期保険の特徴です。がん保障や医療保障については、主契約(死亡保障)と分け、特約として付加できるようにしているタイプもあります。
保障期間が限定されており、死亡保障と高度障害保障に絞られているぶん、保険料は安いものが多く、3,000万円の死亡保障を10年間かけた場合でも、月々4,000円~6,000円と、家庭の保険料負担を大幅に減らす効果があります。

定期保険の一般的な保障額は、500万~3,000万円程度。たとえば、シングル世帯で最低限の死亡保障を安価にかけたい場合や、共働き家庭で妻が子育てを終え、社会復帰するまでなど一定期間のみ保障を厚くしたいときに便利な生命保険と言えるでしょう。

人気の高い定期保険

保険タイプ 定期保険(掛け捨て型)
保険期間 10年、55歳満了、60歳満了、65歳満了、70歳満了から選択
※満80歳まで更新可能
保障内容(主契約) 死亡保障/高度障害保障
死亡保障額 500万円~4,000万円
※100万円単位で設定可
その他特約
  • 災害割増特約
  • リビング・ニーズ特約
保険料試算(月額:円)
35才・特約なし(保険期間10年)
男性 女性
死亡保障:500万円 805 675
死亡保障:1,000万円 1,360 1,100
死亡保障:3,000万円 3,580 2,800
保険料計算基準日2019年10月1日
保険タイプ 定期保険(掛け捨て型)
保険期間 10年、20年、30年、65才まで、80才までから選択
※満80歳まで更新可能
保障内容(主契約) 死亡保障/高度障害保障
死亡保障額 500万円~1億円
※100万円単位で設定可
その他特約 なし
保険料試算(月額:円)
35才・特約なし(定期型は保険期間10年)
男性 女性
死亡保障:500万円 940 698
死亡保障:1,000万円 1,631 1,146
死亡保障:3,000万円 4,393 2,938
※ライフネット生命の保険料試算について:満期保険金や配当、また、解約返戻金はありません。なお、保険料は、2014年5月2日時点の保険料率で計算したものです

損保ジャパンDIY生命『1年組み立て保険』※サービス終了

保険タイプ 定期保険(掛け捨て型)
保険期間 1年間
※満90才まで更新可能(月給保障は60才まで)
保障内容(主契約) 死亡保障/高度障害保障
死亡保障額 500万円~1億5,000万円
※10万円単位で設定可
その他特約
  • 入院保障
  • ガン保障
  • 月給保障
  • ふうふセット特約
保険料試算(月額:円)
35才・特約なし(定期型は保険期間10年)
男性 女性
死亡保障:500万円 1,025.4円* 852.9円*
死亡保障:1,000万円 2,110円* 1,705.8円*
死亡保障:3,000万円 5,430 4,350

*年払いのみ。月額換算

 

Chapter4 終身保険と定期保険のかしこい選び方

このように、2種類の生命保険は、それぞれ特徴が異なります。
終身保険は、契約更新による保険料アップがないことや、医療保障・保険料還付などの特約に魅力があり、定期保険は、保障額の高さと保険料の安さがメリットです。

生命保険に加入する際は、この2タイプの特徴を把握して、どちらか一方を選ぶか、ふたつを使い分けると良いと言われます。
最近では、保険料の払いすぎを防ぐために、オプションが多くて複雑な終身保険よりも、掛け捨てで保険料の安い定期保険が好まれる傾向があります。

定期保険は、保険料の安さに加えて、一定期間で契約が終了するため、結婚や出産などのライフイベントごとに保障額を見直せる点が大きなメリットです。
ただし、終身タイプの生命保険のように医療保障や貯蓄機能までは備えていないため、たとえば医療保障については医療保険を活用し、返戻金や保険料還付の代わりに貯金をするなどして、足りない分の保障をカバーすると良いでしょう。

定期保険と終身保険の違い
  定期保険 終身保険
保障期間 10年、20年などの一定期間 一生涯
保険料払込み期間 保障期間と同期間 保障期間と同期間(一生涯)か、65才までなど
保障内容 死亡・高度障害保障に特化
その他の保障は特約でカバーできる場合も
死亡・高度障害保障のほか、解約返戻金などの特約が追加
保障額 高め
(500万~3,000万円前後)
低め
(200万~500万円前後)
保険料 安め 高め
 

Chapter5 生命保険は、その時々に必要な保障を

生命保険の見直し、いかがでしたか。

生命保険の役割は、いざというときに、家族が生活に困らない最低限のお金を遺すことにあります。
保険選びの際は、ライフスタイルやライフステージからおおよその必要保障額と保険期間を決めたあと、具体的な商品選びを始めると、スムーズに生命保険を決めることができます。
また、一度、生命保険に加入して終わりにしてしまうのでなく、大きなライフイベントがあるたびに保障額を見直すことで、死亡保障の不足や保険料の払いすぎを防ぐことができるでしょう

自分に万一のことがあった場合の家族の生活を守るためにも、それぞれのチェックポイントをしっかり押さえて、自分に合った生命保険を選びましょう。

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