箱根の高級旅館をランキングで紹介

強羅花壇は、数ある箱根旅館のなかでも屈指の知名度と人気を誇る高級旅館。宮家から受け継いだ庭園と、伝統的かつ洗練されたデザインの客室が高い評価を得ている。

温泉には、庭園内から湧き出す自家源泉を使用。広大な日本庭園を一望できる露天風呂に加え、家族で利用できる貸切露天風呂や、離れを改装したスパサロンも用意されている。

料理は相模湾と駿河湾から仕入れた海鮮をふんだんに使用した、本格懐石料理。宿泊プランによっては懐石料理に加え、牛炭火焼コース、しゃぶしゃぶ、すき焼き等も楽しむことができる。

強羅花壇の客室は、1泊2日2名で10万円から宿泊できるスタンダードな和室タイプから、1泊2日13万円から宿泊できる離れ「泉心」など、計20種の幅広い選択肢がある。

なかでも注目したいのが、2015年3月にリニューアルオープンした最高級客室、離れ貴賓室「残月」。庭園を間近で眺めることができる露天風呂と、テラスからの景色を満喫できる露天風呂の2種を楽しめる贅沢なつくりになっている。宿泊料金は1泊2日2名で17万円から。貴賓室に宿泊するプランでは、強羅駅からメルセデスベンツでの送迎を行っており、旅館のフロントを通らずともそのまま客室にチェックインできる等、特別感のあるサービスを提供している。ちなみに、いずれの客室に宿泊してもプールやフィットネスジムが無料で利用できる点もうれしい。

箱根の高級旅館の中でもトップクラスの質を誇る客室とサービスで、利用者の心を掴む強羅花壇。箱根で高級旅館を探す際は、まずチェックしておきたい。

仙郷楼は明治3年に創業された、箱根温泉のなかでも老舗の高級旅館。温泉、料理、庭園、客室のいずれも高い評価を得ており、箱根を代表する高級旅館の1つだろう。15,000坪もある広大な庭園を楽しめる散策路も人気が高い。

温泉は大涌谷源泉のにごり湯を使用した露天風呂、大浴場、貸切露天風呂の3種を用意。露天風呂からは、日本三百名山の1つである金時山の四季折々の景色が満喫できる。

さらに、仙郷楼は1品1品運ばれる本格懐石料理も魅力の1つ。駿河湾産桜海老のかき揚げなど、旬の食材を楽しめる。

客室はスタンダードな2種類の和室に加え、露天風呂付き客室、別邸「奥の樹々」等の高級客室を用意。他の客室と比較するとリーズナブルな10畳の和室は、1泊2食付き2名約5万円から、露天風呂と月見台付きの高級客室、別邸「奥の樹々」は限定6部屋で1泊2食付き2名約10万円から宿泊可能。純和風数寄屋造りの部屋からは箱根の山々や季節の花を見ることができ、春は満開の桜を見ながら、秋には紅葉を眺めながら露天風呂を楽しむことができる。

温泉、料理、庭園、客室のすべてが高い評価を得ている仙郷楼は、箱根で贅沢なひと時を過ごしたいと考えている方に、おすすめの高級旅館だといえるだろう。

武蔵野別館は、4種の露天風呂と1種の内風呂が堪能できる「四季の湯座敷」で有名な箱根の高級旅館。旅館全体が竹林の中にあり、貸切露天風呂「薫風」からの眺めは、ロマンスカーのポスターにも採用されるほどの絶景。

旅館の代名詞ともいえる「四季の湯座敷」は蛇骨渓谷に隣しており、4種の露天風呂から見える景色はそれぞれ異なった趣がある。4種の露天風呂のなかでも人気の「薫風」では、夜に篝火が灯され、幻想的な風景を楽しめる。「薫風」の利用は30分交代の予約制だが、24時以降は自由に利用できるため、深夜にゆっくり温泉を楽しむのも良いだろう。

さらに、相模湾の海の幸と箱根の山の幸を使用した懐石料理も評価が高い。なかでも名物の活きあわびの踊り焼きは、ぜひ味わいたい一品。また朝食でこだわりの豆腐懐石料理が楽しめる点も、武蔵野別館の魅力だろう。

客室はベーシックなヒノキ風呂付き和室から、和室とリビングルームに露天風呂が付いたスイートルームまで、計9種類を用意。リーズナブルな約20畳の和室は1泊2食付き2名約4万円から宿泊可能。露天風呂と月見台、パウダールーム付きのスイートルームは、1泊2食付き2名約9万円から宿泊できる。

箱根で贅沢な休日を満喫しようと考えている人は、候補に入れたい高級旅館といえるだろう。

花紋は、源泉かけ流しの10種の湯船が楽しめる「湯めぐり茶屋」と、小田原港から仕入れた海の幸を使用した月替わり創作懐石が有名な箱根の高級旅館。

花紋の名物である「湯めぐり茶屋」は、露天風呂に加え、つぼ風呂、寝湯、洞窟風呂、箱蒸風呂など10種類を用意。その他にも、竹林に囲まれた2種の貸切風呂（別途料金）や、露天の足湯を利用することができる。

料理は小田原かまぼこや湘南の釜揚げしらす等、近隣の旬の食材を使うことにこだわった懐石料理を楽しめる。また、花紋は朝食でも高い評価を獲得しており、楽天トラベル主催の日本全国の宿が朝ごはんのおいしさを競う「朝ごはんフェスティバル2012」でランキング1位に選ばれている。

花紋の客室数は全16室と少なく、1つ1つの部屋の設備が充実。客室タイプは、純和風の部屋から、露天風呂に加え、足湯もついた特別室など計9種。スタンダードな純和風客室は掘りごたつが備え付けられた次の間付きで、1泊2食付き2名約5万円から宿泊できる。竹や和紙などをテーマにデザインされたモダンな造りの露天風呂付き特別室「六花」シリーズは、1泊2食付き2名約8万円から宿泊可能。

多種多様な湯船と客室、そしてこだわりの料理を楽しめる花紋は、温泉好きはもちろんのこと、満足度の高い箱根の高級旅館を探している人にとって有力な選択肢となるだろう。

強羅花扇円かの杜は、2014年12月にオープンした新しい箱根の高級旅館。開業から間もないが、全客室に露天風呂がついた豪華な造りが話題を呼んでおり、多くの宿泊者から高い評価を得ている。

温泉は各客室に設けられた露天風呂に加え、大浴場と屋外の露天風呂を用意。客室の露天風呂とは異なる源泉から湯が引かれているため、同じ旅館にいながら湯めぐりができると評判は上々。

料理は相模湾の海の幸を中心とした京懐石。指定業者から仕入れたこだわりの飛騨牛を使用した名物のしゃぶしゃぶは、強羅花扇円かの杜を訪れたならぜひ味わいたい1品。さらに小田原の食材をふんだんに使った朝食も人気を集めている。

強羅花扇の最も大きな特徴である客室に設けられた露天風呂は、景観にもこだわっており、各部屋の露天風呂からは箱根山の景色が満喫できる。用意された全20部屋それぞれが、趣の異なるモダンなテイストの和室で、スタンダードな和室タイプは1泊2食付き2名約7万円から宿泊可能。和室、ダイニングルームを含む3部屋を広々と使える豪華な客室に宿泊するプランは、1泊2食付き2名約12万円から宿泊できる。

さらに、客室の冷蔵庫にあるフリードリンクや、各部屋に備え付けのエスプレッソマシーン、無料で利用できるマッサージチェア等を提供しており、細かな気配りが感じられる点も、強羅花扇円かの杜の魅力。

露天風呂つき客室で、プライベートな時間を贅沢に過ごすことができる強羅花扇円かの杜は、箱根へ旅行する際、ぜひチェックしておきたい高級旅館の1つだろう。