節約生活のススメ
第4回 水道代の節約
CHECK!おすすめの節約方法
限りある水を大切に使おう
引用:東京都水道局 平成24年度 一般家庭水使用目的別実態調査
家庭で使われる水は、日本で1日に使われる水の量の7割にのぼります。
これは、学校、病院、デパートなどの都市生活用や工場用に比べても、断トツに多い数字です。いかに私たちが毎日の生活で水を使っているかが分かりますよね。
しかも、主な使用目的は「お風呂」「トイレ」「炊事」「洗濯」の順で、トイレやお風呂といった、意外なところで多くの水を使っていることも分かります。
私たちは、蛇口から出てくるのは当然と思いがちですが、水は限りある大切な資源です。家庭では小さな心がけの積み重ねでかなり節約できますので、環境の面からも水は大切に使いたいものです。
節水量の目安
使用目的 | 状態 | おおよその量(L) |
---|---|---|
洗面・手洗い | 1分間流しっぱなし | 12 |
歯みがき | 30秒間流しっぱなし | 6 |
コップにくむ(3杯) | 0.6 | |
炊事 | 食器洗いなどで5分間流しっぱなし | 60 |
洗車 | 20分間流しっぱなし | 240 |
バケツにくむ(3杯) | 30 | |
ふろ | 浴槽の残り湯半分を洗濯・清掃などに利用 | 90 |
シャワー | 3分間流しっぱなし | 36 |
蛇口に節水コマを取り付け、ハンドルを90度回転させた場合(1分間) | 6 |
- 歯みがきの水を流しっぱなしにせず、コップにくむと5リットル節約
- 洗車のとき、ホースを使わず、バケツの水で洗うと210リットル節約
- 蛇口に節水コマを取り付け、水道を使用すると6リットル節約
- お風呂の残り湯の半分を洗濯や掃除に使うと90リットル節約
節水のポイント
洗面所編
- 「節水コマ」を取り付けよう
-
節水コマとは、蛇口の内部に取り付けて水の量を調整する節水グッズの一つです。
洗面所や台所の水道の蛇口に使用すると、1分間に最大約6リットルの水を節約できると言われています。
節水コマの使用は、自治体によって奨励されており、無料配布を行なっている水道局もありますので、お近くの水道局に問い合わせてみると良いでしょう。また、ホームセンターなどでも一個100円程度で入手が可能です。 - 「溜めて使う」のが基本
-
洗顔や歯磨きの際、水を流しっぱなしにしていると、3分間で36リットルの水が無駄になります。洗面器やコップに水を溜めて使いましょう。
- 水漏れに注意
-
水道の蛇口からポタポタと滴が落ちてくる水漏れも、長く続くと大きな水の無駄使いになります。漏水を発見したら、すぐに修繕しましょう。
キッチン編
- 洗い方を工夫しよう
-
洗い物は、洗う前に新聞紙や古布で汚れをふき取って使用する水の量を減らしたり、洗剤を入れた桶にひたして汚れを浮かせてから、まとめて洗うようにしましょう。
お米のとぎ汁や、めん・パスタの茹で汁などを活用するのも良いアイデアです。
また、洗剤を多く使うと洗い流すために多くの水を使うことになりますので、洗剤は適度に使うようにしましょう。
お風呂編
- 「節水型シャワーヘッド」を使おう
-
シャワーを3分間出しっぱなしにすると、36リットルもの水を使います。基本的に、シャワーは出しっぱなしにせず、必要のない時はこまめに止水するようにしましょう。
節水型シャワーヘッドを取り付ければ、通常のシャワーヘッドに比べて30~40%の節水になります。また、止水ボタン付きのシャワーヘッドであれば、手元で簡単に水量を調節することができます。
- 「定量止水栓」を使おう
-
定量止水栓は、お風呂のお湯などを溜める時、あらかじめ設定した量の水が溜まると、自動的に止水させる装置です。止め忘れによる無駄な水を省き、水道代の節約に役立ちます。
洗濯編
- お風呂の残り湯を活用しよう
-
お風呂の残り湯を使える洗濯機であれば残り湯を有効活用しましょう。最近は風呂水用の給水ポンプを内蔵した洗濯機が増えてきています。
さらに、独自開発の穴なし槽を搭載したSHARPのタテ型洗濯乾燥機は、1回あたり約34Lの節水を実現しています。
シャープ 洗濯乾燥機
シャープが開発した縦型洗濯機。独自開発の穴なし槽が清潔、節水、洗浄力の強化に寄与。さらにeco easy機能により、すすぎ回数を減らし、節水能力がさらにアップ。累計販売台数は900万台以上と数ある洗濯機の中でもトップクラスを誇っています。
トイレ編
- 大小レバーを使い分けよう
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意外に使用水量が多いトイレですが、簡単な節約法として大小のレバーを使い分けるという方法があります。大レバーで流すと、小レバーの倍近い水を使いますので、用途によって使い分けましょう。
- 節水機能付きトイレに注目
-
最近、節水機能を搭載した水洗トイレが注目を集めています。
LIXILのECOシリーズは、水の節約と清潔なトイレ環境を両立。従来の陶器ではなく、アクアセラミックを使用することで、汚れがつきにくく、水で落ちやすい構造を実現。わずかな水で汚れをしっかり落としてくれるので、節水になり、水道代をしっかり節約できる省エネトイレです。「TOTO」からも70~75%の節水率が高いトイレが登場して話題になっています。
水の使い方を見直してみよう
私たちは普段なにげなく水を使っていますが、1日の生活を考えると、多くの場面で、たくさんの水を使っていることがわかります。水は生活に不可欠なものですから、極端に使用量を減らすことはできません。
しかし、小さな心がけや節水グッズの設置などで、かなり節約することができますので、家庭での水の使い方をもう一度見直して、出来るところから節水・節約をしていきましょう。
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