ビジネスに使える英語を身に付けるには、会話のパターンとマナーが重要。ビジネス英会話で頻出の表現を学べる書籍の紹介

ビジネス英語:会話とマナー

第3回 ビジネス英語のポイント 〈会話パターンとマナー〉

すべてのビジネスマンに贈る ビジネススキル講座

CONTENTS

英語のビジネスコミュニケーションでは、英文ビジネスレターの作成や文章作成能力・読解力などの他に、当然ながら一人ひとりの職務に応じた会話力も求められてきます。今回の特集では、ビジネス英会話を効率的に学ぶ際のポイントや、電話対応などの文例集を紹介していきます。

会話のパターンを覚える

日本語と同様、ビジネスの英会話には決まった流れがあります。次のような電話対応で、日本語と英語を比較してみると分かりやすいでしょう。

A:おはようございます。A&B社でございます。

B:DEF社の山田と申しますが、鈴木さんはいらっしゃいますか?

A:お世話になっております。少々お待ちください。

A:Good morning, A&B Corporation.

B:Hello. This is Taro Yamada with DEF Corporation.
May I speak to Mr. Suzuki, please?

A:One moment, please.

このように、言語は違っても、会話の流れ自体は、ほとんど変わりません。そのため、ビジネス英会話の初歩段階では、基本となる会話のパターンをいくつか覚え、場面や状況によって応用(単語を変えるなど)するのが簡単です。

会話とともにマナーも覚える

ビジネスマナーは、ビジネスを行なう上で必要不可欠の要素ですが、国や文化によって、それぞれ固有のものが見られます

たとえば、日本で初対面の相手と挨拶をする場合、言葉を交わしながらお辞儀をしますが、英語圏のアメリカでは、挨拶と共に握手をするのが一般的です。

マナー

このようなマナーの違いは、会話にも大きく影響しますので、言語とともにマナーも学んでおくと、円滑なコミュニケーションができるでしょう。こちらが相手側のマナーや文化的価値観を理解していなかったために、相手に不快感を与え、商談の進行に支障をきたすこともあります。

状況に応じて言葉を選ぶ

英語には、日本語の「尊敬語」や「謙譲語」といった敬語にあたるものはありませんが、やはり、くだけた言い方と、ていねいな言い方とがあり、時と場合に応じて、それらを使い分ける必要があります。

たとえば、初対面の相手と挨拶を交わす場合も、私的な場面では「Hi, how's it going?」といったカジュアルな言い方になりますが、ビジネスの場面では「I'm pleased to meet you.」というフォーマルな表現を使います。

これらの英語表現は、ある程度「お決まり」のものですので、暗記して自然に口に出るようにしておけば、相手方に失礼のない対応ができるでしょう。

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決定版やさしいビジネス英語 (Vol.1)

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NHKラジオ「ビジネス英会話」

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